5月20日から韓国でU-20ワールドカップが開催されます!
以前は「ワールドユース」と呼ばれ1999年ナイジェリア大会では遠藤保仁選手や小野伸二選手、小笠原満男選手、中田浩二選手、高原直泰選手らを擁して準優勝という成績を残しました。
その他にも2003年にベスト8、2005年にベスト16、2007年にもベスト16に食い込むなどA代表より比較的結果が出やすい年代の大会です。
ここ4大会はアジア予選で敗退しているため、久しぶりの本大会出場となりますがさて若き日本代表達はどのようなプレーを見せてくれるでしょうか?
U-20日本代表の注目選手を数人紹介したいと思います。
U-20日本代表の注目選手!
板倉滉
川崎フロンターレ所属で、186cmと大型のセンターバック。
川崎ではボランチも務めるなどフィジカルの強さを活かしたボール奪取力が強みの選手です。またセットプレーも強いのでパワープレー時には非常に活躍が期待できます。
中山雄太
所属の柏レイソルで背番号「5」を与えられている期待のセンターバック中山雄太。柏ではすでに中心選手となりつつあります。
利き足は左足で、元々前目の選手だったこともあってか非常に器用でゲームメイクセンスも備えています。
ポジションもセンターバックだけでなくサイドバック、ボランチなど様々なポジションをこなせるユーティリティ性も高評価の要因と言えるでしょう。
中山雄太選手の詳しいプレースタイルはこちらもご参考下さい→現代型DF柏レイソル・中山雄太のプレースタイルと性格は?
冨安健洋
アビスパ福岡と17歳高校生にしてプロ契約を結んだ冨安健洋。
188cmと高身長かつ運動量が豊富な選手で、ビルドアップにも参加できるテクニックがあります。アビスパではセンターバック、ボランチとしてすでに主軸の存在。
このU-20世代でも中山雄太選手と共にDFラインから実質ゲームメイクを行っている選手です。
初瀬亮
2017年ここまでガンバ大阪トップチームで5試合先発出場を果たしているサイドバックの初瀬亮。
売りは両足から繰り出されるキックの正確性です。
元々右利きの選手ですが、中村俊輔選手に憧れて左足を練習しているうちにほぼ「両利き」となった珍しい選手。
セットプレーのキッカーとして期待がもてる選手です。
原輝綺
高卒新人ながらJ1アルビレックス新潟で開幕から9試合連続スタメン出場を果たしている原輝綺も主軸を担う選手の一人。
市立船橋高校時代はセンターバックとしてDFラインを統率していましたが、U-20日本代表やアルビレックスではボランチとして出場しています。
持ち味は最初から最後まで走り回る運動量とカバーリングセンスの良さ。チームにできた穴を埋められるプレーが得意な選手です。
三好康児
川崎フロンターレで昨シーズンプチブレイクを果たした三好康児。
素早く動けるテクニカル寄りな2列目のレフティです。
技術だけで言うならこのメンバーでもトップクラスで、ミドルシュート、パス、トラップとバランス良く備わっている選手ですね。
出来ればゴールに近い位置でプレーして欲しい選手の一人です。
三好選手のプレースタイルはこちらも参考に→川崎Fのテクニック系MF!左利きの三好康児のプレースタイルは?
堂安律
ガンバ大阪で今季3試合連続ゴールを決めている堂安律。
仕掛ける攻撃の要と言ってもいい存在で、三好選手同じく左利きの選手です。
高いテクニックと一瞬のスピードを使ったドリブル突破が一番の長所ですが、ガンバ大阪の監督である長谷川健太にオフザボールの動きを叩き込まれており運動量も豊富なタイプ。
実際U-20の試合では左サイドバックを務める事もありましたね。
できるだけ攻撃に専念させてあげたいですが、有事には守備でも走り回ってくれるでしょう。
堂安選手のプレースタイルはこちらもご参考下さい→ガンバ大阪堂安律のプレースタイル!テクニックの割に運動量豊富!?
坂井大将
チームの10番でありキャプテンも務める坂井大将。
2014年のブラジルW杯ではバックアップメンバーも務めるなど協会の期待の高さも伺えますね。
プレースタイルの特徴は「シンプルなプレー」が挙げられます。
特に難しい事はせず、パスをシンプルにはたく事によってボールの流れを円滑にするタイプだと言えますね。
ポジションは主にボランチですが、サイドバックやサイドハーフ、トップ下など様々なポジションをこなせるユーティリティ性も魅力です。
小川航基
このチームのエースストライカーはジュビロ磐田に所属する小川航基でしょう。
線はまだ若干細いですが身長183cmとそこそこ大きい身長で、クロスのターゲットとしては最適のストライカーだと思いますね。
しかし得点シーンを見ると高さではなくポジション取りの上手さや相手DFラインとの駆け引きで得点を挙げている場面もよく見られるので、引いた相手を自らの動き出しで崩すプレーも上手い選手です。
代表ではあまりやっていませんが、ジュビロでは中盤やサイドからボールを引き出すような動きも多数見られるので、フォワードのファーストチョイスはまずこの小川選手ではないでしょうか。
小川選手のプレーはこちらも参考に→ジュビロ磐田・小川航基のプレースタイルは?大柄だが俊敏!
岩崎悠人
その小川選手と2トップを組むのが京都パープルサンガに所属する岩崎悠人選手。
最大の長所はとにかく足が速い所。そして中学3年時には駅伝部に所属していた事もあるなど90分間止むことなくプレッシングをかけられる体力も魅力。現代サッカーで大事な走力が優れている選手と言えるでしょう。
シュートも非常に正確で、一つ一つのシュートコースもGKの裏を突いていて非常に上手いですね。
小川選手と比べると自らボールを持ってエリアに運び込めるタイプの選手と言えるでしょう。サイドでドリブルさせても面白いです。
岩崎選手のプレーはこちらも参考に→元駅伝部の快速FW京都サンガ・岩崎悠人のプレースタイルは?
久保建英
今回最も話題になっているのはバルセロナのカンテラ出身という事ですっかり有名になった久保建英選手の選出でしょう。
まだ15歳ですが「飛び級」での選出となりましたね。
すでにJ3では出場を重ね、得点も記録しています。
さすがにバルセロナ仕込みだけあって技術と状況判断はすでにJ3ではトップクラスの物があるという印象を受けます。
90分を通して使う事はまだできないかもしれませんが、アクセントとして使うなら小川、岩崎の一角を崩してもおかしくない技術はあるでしょう。
しかしそうはいっても15歳。フィジカル面ではまだまだで、力で対抗してくるDFには苦戦しがちな事も多いですね。
相手のスタミナに限界が見え始めた所で使えばとても効果的だと思いますが・・・さて監督はどこでこの久保選手を使ってくるでしょうか?
久保建英選手のプレースタイルについてはこちらも参考に→久保建英のプレースタイルは?インテリジェンスがズバ抜けてる?課題も
久しぶりの出場になる日本ですが、結果はどうなるでしょうか。U-20W杯は5月20日に韓国で開幕します。