フランス代表パバールのプレースタイルは?センターもサイドもできる現代型DF

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2018年ロシアワールドカップベスト16、フランス対アルゼンチンの試合はワールドカップ史上に残る大激戦となりましたね。

いくつものスーパーゴールが生まれた試合ですが中でもフランス代表のライトバック、シュトゥットガルト所属のベンジャマン・パバールが決めたミドルシュートは大会ベストゴールクラスの素晴らしいゴールでした。

以前から移籍の噂がありましたが、この活躍によりバイエルン・ミュンヘンなどビッグクラブからも注目を集める存在になりましたね。

この記事ではそんなパバールのプロフィールやプレースタイルを見ていきたいと思います。

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ベンジャマン・パバールのプロフィール

名前ーベンジャマン・パバール(Benjamin Pavard)

国籍ーフランス

出身地ーモブージュ

生年月日ー1996年3月28日

身長ー186cm

体重ー76kg

ポジションーDF、MF

利き足ー右足

パバール(パヴァールとも)はフランス北部、ベルギーとの国境付近にあるモブージュという街の出身で、本格的なサッカーキャリアはフランスの名門リール・メトロポールの下部組織からスタートさせています。

2014-2015シーズンにはトップチームデビューも果たしていますが、出場機会の関係からか2016-2017シーズンに当時ドイツブンデスリーガ2部だったシュトゥットガルトに移籍。

初年度から出場機会を貰って1部昇格に貢献すると2017-2018シーズンにはシュトゥットガルトのフィールドプレーヤーでは唯一全試合にフル出場を果たしてチームの7位キープに貢献しました。

シュトゥットガルトでは欠かせない主力に成長しましたね。

またフランス代表ではU-19の頃から招集されていますが、A代表は2017年に初招集。しかしそのままロシアワールドカップメンバー入りを果たし、先発出場とゴールも記録しています。

パバール本人は「選出ははかなりのサプライズだった」と語っていますね。

POINT

・名門リール出身

・ドイツで研鑽を積む

・ロシアワールドカップで鮮烈弾

ベンジャマン・パバールのプレースタイルは?

堅実な守備がウリ

パバールのフランス代表における主なポジションは右サイドバックです。しかしシュトゥットガルトではセンターバックとして多くプレーしていますし、中盤の底(アンカー)としてもプレーすることがあります。

パバールのプレースタイルにおける特徴は「堅実な守備」、「インターセプトの上手さ」、「比較的高い足元の技術」が挙げられます。

パバールはロシアワールドカップのアルゼンチン戦で鮮烈なボレーミドルシュートを決めましたが、本来はガンガン攻撃するタイプのディフェンダーではなく、しっかり守備から入って堅実に相手の攻撃をストップするタイプの選手です。

上記の通りクラブではセンターバックとして出場していますから当然と言えば当然ですけどね。

特にパスインターセプトのセンスは抜群で長い足を活かしてボールを掠め取るプレーが非常に上手です。2017-2018シーズンのブンデスリーガでは1試合ごと平均のインターセプト数が2.1回を記録しており、ブンデスリーガ全体で9位というハイスコアになっていますね。

データ引用元:「who scored

このことからもパバールは基本的に高い身長とインターセプトセンスを活かす守備的なプレースタイルだと言っていいでしょう。

足元の技術は〇。後はダイナミズム

しかし攻撃面でダメかというとそういうわけではありません。足元のボールスキルはディフェンダーにしては非常に正確で散らすパス、ロングフィードなどで攻撃に絡むようなプレーも可能。

パバールはクラブにて時折中盤の底でホールディングミッドフィルダーの役割を担うことがありますが、本職ディフェンダーで足元の技術もあるパバールにとってはピッタリの役割ですね。

センターバック、サイドバック、中盤でプレーができて足元の技術もある・・・そういう意味でパバールは現代的なディフェンダーだと言えるでしょう。

現状フランス代表の右サイドバックにおいては、モナコのジブリル・シディベの方が有機的に攻撃に絡むプレーは上手いです。

シディベのプレースタイルはこちらも参考に→フランス代表シディベのプレースタイルは?運動量とスピードに優れたサイドバック

しかしそのシディベが怪我明けでコンディションが整わなかったこともあってロシアワールドカップでは多くの試合でパバールがスタメンに名を連ねていますよね。

パバールは比較的守備的なプレースタイルとはいえ元々運動量自体はかなり豊富ですし、アルゼンチン戦のゴールをきっかけにより攻撃的な意識を身に付けることができればワンワンク上のプレーヤーになることができるでしょう。

パバールのプレースタイルにタフなインテンシティ(基本的に堅実だけど高いレベルでゴリ押されると厳しい時もある)、そしてTPOをわきまえたダイナミズムが加われば将来的にワールドクラスのディフェンダーになっても何ら不思議ではありません。

さてパバールは将来的にビッグクラブでプレーすることになるでしょう。シュトゥットガルトのマネージャーも「パバールをキープすることは挑戦の一つ」と移籍阻止が困難であることを示唆していますし、パバール本人もチャンピオンズリーグでプレーしたいと明言しています。

移籍先としてはバイエルン・ミュンヘンやアーセナルなどが挙がっていますね。どこに行くにしてもパバールのポテンシャルを考えれば問題なくプレーできるでしょう。

ロシアワールドカップをきっかけに飛躍していくのが楽しみです。

POINT

・読みのインターセプトが上手い

・身長も高く技術もある

・タフさと加わるとワールドクラスに