ブラジル代表パウリーニョのプレースタイルは?バルセロナ移籍だが通用する?

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ネイマールを291億円でPSGに放出することとなってしまった2017年のバルセロナ。

その移籍金で誰を補強するのか?と話題なっていますが、まず一人、同じくブラジル代表のパウリーニョを中国の広州恒大から移籍金52億で獲得することが決定しました。

中国からバルセロナという大ステップアップを果たしたパウリーニョですが、ポジションや経歴はどんな選手になっているのでしょうか?またプレースタイルは?

今回はパウリーニョのプロフィールやプレースタイルを見ていきたいと思います。

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ブラジル代表パウリーニョのプロフィール

 

Mais um título, graças a Deus !! 🏆🏆 😉✌🏼✌🏼… #maktubDeusnocomando🙏🙏

Paulinho⚽⚽さん(@paulinhop8)がシェアした投稿 –

名前ージョゼ・パウロ・ベセーラ・マシエル・ジュニオール(José Paulo Bezerra Maciel Júnior)

国籍ーブラジル

出身地ーサンパウロ

生年月日ー1988年7月25日

身長ー182cm

体重ー71kg

ポジションーMF

利き足ー右足

パウリーニョはブラジルのサンパウロ出身で、サッカーキャリアのスタートもサンパウロにあるアウダックスのユースチームでした。

ブラジル人サッカー選手の有望株はスペインやポルトガル、イタリアに渡ることが多いですが、幼いパウリーニョがプロのトップチームでデビューしたのは東欧、バルト三国のリトアニアリーグに所属するヴィリニュスでした。

その後はポーランドリーグのウッチに移籍、さらにユース時代を過ごしたブラジルのアウダックスに戻り、同じくブラジルのブラガンチーノに移籍するなど若い頃は決してトップクラスとは言えないクラブを転々としてサッカーキャリアを送っていました。

やっとパウリーニョが認められ始めたのは2010ー2011シーズンから移籍していたブラジルの名門コリンチャンスでのプレー。

コリンチャンスではスタメンで使われ続け、コパ・リベルタドーレス及びクラブワールドカップの優勝に貢献。パウリーニョはブラジル全国選手権で表彰を受けるなど大活躍を見せます。

2011年からはブラジルA代表にも招集されていますね。

その活躍を引っさげて2013ー2014年シーズンからはイングランドプレミアリーグのトッテナム・ホットスパーに移籍。

しかし僅か2シーズンを過ごしたのちに莫大な資金力を持つ中国スーパーリーグの広州恒大に移籍してしまいます。

もうキャリアを終えるつもりか?と思いましたが、2017年同じブラジル人のネイマールを放出したFCバルセロナに移籍金52億円で移籍。中国リーグからは珍しいステップアップとなりました。

POINT

・若い頃は小さなクラブを転々

・コリンチャンスでブレイク→トッテナムへ

・中国からバルセロナという異例のステップアップ

パウリーニョのプレースタイルは?

インテンシティが高くて運動量も豊富

パウリーニョの主なポジションはセンターハーフやアンカー、インサイドハーフといった中央寄りのミッドフィルダーです。

そのプレースタイルは攻守にインテンシティが高く、運動量豊富にピッチを走り回る「ボックストゥボックス」タイプと言えます。

身長は182cmとそこそこくらいですが非常にパワフルで、一対一でのボールの奪い合いではまず負けません。

スタミナも豊富。試合終了まで絶えず前線にフリーランを掛けられるため、攻撃において前線の選手を楽にし、さらに攻撃に意外性とアイデア、アクセントとスペースを与える事が可能な選手ですね。

さらにもちろんブラジル人らしく基本的なテクニックは完備しており、鋭く前線に当てるダイレクトな縦パスの精度、ミドルシュートの精度、ボールを取られないキープドリブルなどヨーロッパのトップレベルに必要な基礎技術は一通り備えています。

イングランドはこのパウリーニョのように運動量が豊富でしかも基本技術があり、ハードワークを仕掛けられるセンタハーフが好まれる傾向が強いのでパウリーニョ初の欧州トップリーグ挑戦がプレミアリーグのトッテナム・ホットスパーだったのは自然な流れだったと言えるでしょう。(肝心のトッテナムではあまり守備に戻ってこなかったけど)

パウリーニョ本人も元イングランド代表のフランク・ランパードを参考にしていると語っている通り、攻撃時の飛び出しやボックスへ侵入するタイミング、サイドチェンジのセンス、素早く縦に入れるパスの判断なんかはイングランドのセンターハーフ的ダイナミズムを感じます。

POINT

・インテンシティが高くてスタミナも豊富に走り回るタイプ

・基本的な技術は高い

・イングランド人が好きそうなセンターハーフ

パウリーニョのプレースタイルはバルセロナでやれる?

さて、バルセロナに移籍することになったパウリーニョですがバルセロナではやれるのでしょうか?

ポジションはおそらくインサイドハーフかアンカーになると思われます。

アンカーはブスケツという大きな存在があるのでインサイドハーフでの起用が多くなるでしょうか。

正直パウリーニョがバルセロナの戦い方にすぐに順応できる可能性は未知数です。

バルセロナで中盤のポジションをやるのであればある程度バルセロナの哲学に合わせる必要がありますし、パスを絶えず散らすセンスが必要です。

パウリーニョはゴールに直結する縦パスは上手いですが、バランスを取りながらパスを散らしていくプレーは得意とはしていません。いわゆるバルセロナの哲学とは正反対のプレースタイルですからね。

バルセロナの中盤、ブスケツやイニエスタ、ラキティッチらとパスを交換しながらポゼッションを守るサッカーに果たしてパウリーニョが馴染めるかどうか・・・正直現状ではイメージが難しいですね。

もちろん基礎技術は高い選手なので通用する可能性もプレースタイルをガラッと変えてくる可能性もありますがどうなるでしょうか。

バルセロナはカンテラ出身のドリブラー、ジェラール・デウロフェウを再び獲得するなど動きを見せているようにバルベルデ新監督の下でより縦に速いサッカーを推進する可能性もあります。パウリーニョの獲得もその流れの一環かと思いますね。

デウロフェウのプレースタイルはこちらも参考に→スペイン代表デウロフェウのプレースタイルは?バルセロナから放出された理由も

いずれにしてもパウリーニョの運動能力とインテンシティの高さは間違く、かつバルセロナの選手の中では異色のプレースタイルを持っているので、もしかしたら劇薬的にバルセロナに何らかの影響を及ぼす可能性はあります。いい方向かもしれないし、悪い方向かもしれません。

そういう意味で、2017-2018シーズンのパウリーニョとバルセロナには注目ですね。MSNも解体されたことですしね。

POINT

・現状パウリーニョはバルセロナと正反対の哲学を持っている

・パスを散らす戦い方に馴染めるかは微妙

・あらゆる方向でバルセロナに影響を及ぼすかも