優秀な若手を輩出し続けることで有名なガンバ大阪のユース。
過去には宮本恒靖、稲本潤一、大黒将司、家長昭博ら日本代表の主軸を担った選手や現在でも宇佐美貴史や井手口陽介や優秀な選手がガンバのユース出身です。
そしてそのガンバ大阪ユース出身で、2017年現在ガンバ大阪トップチーム、U-20日本代表でも活躍する若手の堂安律選手もその一人。
今回は将来の日本代表を担うであろう期待の若手、堂安律選手のプロフィールやプレースタイルを紹介したいと思います。
堂安律のプロフィールとプレースタイル
堂安律のプロフィール
出身地 兵庫県尼崎市
生年月日 1998年6月16日
身長 172cm
体重 70kg
利き足 左足
名前は少し読みにくいですが堂安 律(どうあん りつ)と読みます。
兵庫県西宮市にあるサッカースクールで幼少期を過ごした後、ガンバ大阪の下部組織に入団。
すぐに頭角を現して高校2年時にトップチーム登録、わずか16歳でアジアチャンピオンズリーグ(ACL)FCソウル戦にてデビューを果たします。
これは高木彰人選手に次ぐクラブ史上2番目の早さでした。
そしてリーグ戦ではガンバ史上最年少デビューを果たし、2017年4月の大宮アルディージャ戦で初ゴールを含む2ゴールを記録します。
年代別代表でも常連で、いずれA代表にも呼ばれる可能性が高いです。
堂安律のプレースタイル!家長や宇佐美とは違う?
堂安選手のプレースタイルは利き足の左足を活かした攻撃です。
パス、シュート、ドリブルと一通りの技術は標準以上の物がありますが、一番の特徴はドリブルでしょう。
右サイドでカットインしながら左でシュートを打つのは一つのパターンでスピードも非常に速いです。
また利き足サイドの左で使われている時のクロスボールの質も素晴らしく、サイドを問わずに活躍が出来ます。
以前はプレーがワンパターンだったりボールが供給されない時は空気になるなど欠点も目立ちましたが、ガンバや日本代表でサイドバックやボランチ、2トップの一角として使われるうち改善されるようになりましたね。
まだその欠点が完全に改善されたわけではないですが、経験を積んでもっと良くなると思います。
そして堂安選手がよく比較されるのが、同じレフティでガンバユースの最高傑作とも言われた家長昭博選手や同じく若くしてガンバ大阪トップチームデビューを果たした宇佐美貴史選手です。
これらの選手に比べれば堂安選手はまだ少し足りない所がありますが、上回っている所もあります。
それは運動量。
家長選手や宇佐美選手は高いテクニックとセンスを持ちながら海外では結果が出ていません。これらの選手に共通するのは運動量の少なさと守備時の動きの質の低さです。
堂安選手はテクニックに優れたアタッカーにしてはかなり運動量が豊富なタイプです。アンダー世代の日本代表ではサイドバックで使われた事からも守備力にも一定のクオリティがあると言えるでしょう。
現代サッカーではフォーワードからセンターバックまで豊富な運動量が求められます。守備をしない、動かない選手を使ってくれるチームは多くありません。
ガンバの長谷川健太監督も堂安選手にオフザボール時の動きを徹底的に教えているみたいなので、家長選手や宇佐美選手より近代サッカーに適した選手になれる可能性を秘めていますね。
堂安律は海外志向が強い?PSVからオファー!?
実は堂安選手は2016年の夏にオランダの名門クラブPSVから獲得オファーを受けています。本人はかなり迷ったそうなのですが、10代でバイエルン・ミュンヘンに移籍したガンバの先輩宇佐美貴史選手や長谷川健太監督の説得もあって断念したという経緯があります。
これは噂レベルですがプレミアリーグのチェルシーからも興味を示されたという報道もありましたね。
早いうちに海外移籍をするのもいいですが、今堂安選手が実践しているようにオフザボールの質をもう少し高めてから移籍した方が無駄な時間を過ごさないと思うのでガンバに残ったのは正解と言えるでしょう。
しかし近い将来まず間違いなく海外からのオファーが再び舞い込むはずで、その時は今よりもずっと成長しているでしょうから期待ができますね。本人も海外でプレーしたいという思いが強いようです。
※追記2017年オフ、オランダのフローニンゲンへの移籍が決定しました。頑張って欲しいですね。