ベルギー代表コンパニのプレースタイルは?統率力の高いシティのDFリーダー

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テクニックに優れた選手を多数抱え、2016年に監督に就任したグアルディオラの元で華麗かつタフなサッカーを展開するマンチェスター・シティ。

そのシティにおいて最古参であり精神的な支柱となっているのがベルギー代表のヴァンサン・コンパニです。

怪我が多いのがネックですが能力をフルに発揮できるコンディションならば現在でも世界トップクラスのディフェンダーでもありますよね。

今回はそんなコンパニのプロフィールやプレースタイルを見ていきたいと思います。

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ヴァンサン・コンパニのプロフィール

 

Thanks for the love #Houston #Texas. 🇺🇸

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名前ーヴァンサン・ジャン・ムポイ・コンパニ(Vincent Jean Mpoy Kompany)

国籍ーベルギー、コンゴ民主共和国

出身地ーブリュッセル(ユクル)

生年月日ー1986年4月10日

身長ー193cm

体重ー85kg

ポジションーDF、MF

利き足ー右足

ヴァンサン(フランス語読み、英語読みでヴィンセントと表記する事もあり)・コンパニはベルギーの首都ブリュッセルのユクル地区で生まれた選手です。

ベルギー生まれですが父親がコンゴ民主共和国の人間であるためベルギーとコンゴ二つの国籍を所有しています。

コンパニのサッカーキャリアスタートは名門であるアンデルレヒトから始まります。アンデルレヒトでは2003年にトップチーム昇格を果たし、10代にも関わらず初年度からスタメンに定着すると2014年には最優秀選手に選ばれるなど活躍を見せます。

そして2006年にコンパニはドイツ・ブンデスリーガのハンブルガーSVにステップアップ移籍。ハンブルガーでは後々まで悩まされることになる怪我でフル出場はなりませんでしたが出場した時は違いを見せていましたね。

2008年には変革の時を迎えつつあり後にビッグクラブの一角となるイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティに移籍。

シティでは怪我で離脱する期間は多いものの出場した時にはしっかりと仕事をし、2年連続プレミアリーグベストイレブン、2011-2012年にはプレミアMVPを獲得するなど活躍を見せ現在ではキャプテンを努めています。

また代表チームは生まれ育ったベルギーを選択、北京オリンピックでチームをベスト4に導くなどこちらも活躍を見せていますね。

POINT

・ベルギーリーグでは10代でデビュー

・ハンブルガー経由でマンCに移籍

・シティではプレミアシーズンMVPを獲得する活躍でキャプテンも務める

ヴァンサン・コンパニのプレースタイルは?

フィジカルを活かして強引に奪い切る守備が最高峰

 

Can’t wait to share my cool new experience with these guys! Video coming soon @bx_brussels @pepsimaxuk

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コンパニのポジションはセンターバックです。若い頃はボランチで起用されることもありましたね。

コンパニのプレースタイルを一つだけ挙げるというのは非常に難しい難題と言えます。なぜならコンパニに守備に関するありとあらゆるステータスが高い選手であり、デイフェンス面では万能であるからですね。

身長が193cmと大柄でその身長の数字と見た目の迫力が示す通り非常にフィジカルがタフでどんな相手であろうと威勢よく突っ込んでいってボールをもぎ取ってしまいます。後述するようにラインのコントロールも上手いタイプではありますが、やはりコンパニの守備プレースタイルにおける魅力はこの積極的に相手にアタックできる強度と勢いでしょう。読みも鋭いです。

特に空中戦は無類の強さを誇りハイボールの競り合いでコンパニが負ける事はまずありません。パワーも豊富で一時期コンパニがチームスタッフをプロレスラーのように軽々と持ち上げて運ぶ動画が話題になったほどです。このようにコンパニは非常にタフでボールを相手から奪い切る能力に長けているため世界でもトップクラスのディフェンダーと評されています。ボールを前から取りに行く積極的な守備ではセルヒオ・ラモスとトップを争うでしょうね。

ラモスのプレースタイルはこちらも参考に→スペイン代表セルヒオ・ラモスのプレースタイルは?守備の凄さと得点力!

またコンパニは幼い頃から各チームでキャプテンを務める機会が多かったため他の選手を統率する役割もよくこなしてくれます。ラインコントロールも適切で冷静に相手のアタッカーの位置とパスが出そうな選手の位置を把握しておき時にはオフサイドを取り、時には自分が前に出て迎撃と冷静な守備判断ができる選手です。一つ前のポジションにいることが多いフェルナンジーニョも気の利くタイプですので相性がいいですね。

フェルナンジーニョのプレースタイルはこちらも参考に→ブラジル代表フェルナンジーニョのプレースタイルは?世界トップクラスのバランサー

スピードはちょっと足りませんがこの判断力がコンパニのプレースタイルにおいて非常に重要な役割を果たしていると言えるでしょう。

キックアンドラッシュの文化である(シティはペップ就任で変わりつつあるけど)プレミアリーグでは重要なロングボール、ロングフィードの精度も高く自陣ディフェンスラインから一発で効果的なパスを前線に通すことができます。

このようにコンパニはディフェンダーとして理想的な能力を持っている選手で、最高コンディション時の守備能力だけで言えば今でも世界トップクラスです。

怪我は多いがチームにいてくれるとありがたい選手

ただコンパニは練習にも熱心過ぎて本当に怪我の多い選手です。足首、ふくらはぎ、アキレス腱、膝、臀部とサッカー選手の怪我として考えられる個所のほとんどに負傷経験があります。ここ数年シーズンをフルに過ごせたコンパニは見ていませんよね。これだけ真面目かつハードに練習も試合もこなす選手がなぜ・・・と思いますがコンパニは若い頃から割と怪我がちだったので体質などもあるでしょう。

すでに年齢も30歳を超え、これからより怪我しやすくなる年齢を迎えます。シティにも有力なディフェンダーが多数いることですしずっとシティに留まれるかは分かりませんが、コンパニのメンタリティとリーダーシップを考えればシティとベルギー代表には欠かせない存在であることは間違いと思うので完全復活を期待したいですね。

POINT

・ボールホルダーに強烈にアタックできる守備

・比較的冷静でラインコントロール力や統率力も高い

・あまりにも怪我が多すぎるのがネックだが精神的支柱