5月20日に韓国で開催されるU-20ワールドカップに挑むU-20日本代表。
注目選手は何人か存在しますがその中でも存在感が際立っているのが柏レイソルに所属する中山雄太選手です。
レイソルではすでに中心になりつつあり、日を追うごとに成長が見て取れる選手です。
今回はそんな日本代表の将来を担うであろう中山雄太選手のプレースタイルやエピソードなどを紹介したいと思います。
柏レイソル・中山雄太のプロフィールとプレースタイル
いい肉の日ということで。
(キャラじゃないですが笑)#アシックス2020 #いい肉の日 #背番号29🍖 pic.twitter.com/fPn4xpa2Or— 中山雄太 (@Nkymyt) 2016年11月29日
出身地 茨城県龍ヶ崎市
生年月日 1997年2月16日
身長 181cm
体重 76kg
利き足 左足
中山雄太選手は中学生の時から柏レイソルのユースチームに所属し、2015年頃からトップチームに昇格、2016年頃からスタメンに顔を出すようになりました。
U-16の頃から年代別代表にも呼ばれており、キャプテンマークを巻くなど同世代のまとめ役、中心となってプレーしてきた選手です。
現在はセンターバックを主なポジションとしてプレーしていますが元々前線の選手で、今でもボランチ、トップ下、サイドハーフ、サイドバックなど多数のポジションをこなすことができるポリバレントな選手と言えるでしょう。
中山選手のセンターバックとしての特徴は「ビルドアップの上手さ」。元々中盤の選手という特徴を活かした広い視野と正確なキック、2手3手先を読むゲームメイクセンスが光ります。
U-20日本代表でも中山選手のパスから攻撃がスタートする事が多いですね。通常こういった役割はボランチの選手が担うものですが、現代サッカーではDFの位置からゲームメイクする事が求められますので非常に重要な選手になってくるでしょう。
海外でもバイエルンのマッツ・フンメルス、ユベントスのレオナルド・ボヌッチ、マンチェスター・シティのジョン・ストーンズ、バルセロナのジェラール・ピケなどに代表されるように現代のセンターバックは足元の技術とパスセンスが必須です。中山選手もこういった選手たちのような方向性を歩むと思います。
また中山選手の珍しいポイントとしては「左利き」であるという事。左利きの選手はサイドバックか前線で使われることが多いためセンターバックで左利きというのは貴重な存在です。
「左のセンターバックが左利き」というメリットは攻撃時に特に有効です。ボールを持った時におろそかになりがちな利き足と逆、右サイド側の視野を広く取れますし、右サイドにフィードも出しやすくなりますよね。
DFラインからゲームを作る事が求められる現代サッカーでは「利き足」は非常に重要な能力で、才能と言っても過言ではないと思います。
中山雄太の経験不足の補い方!?性格もキャプテン向き
経験は足りないがゲームで補おうと努力
上記したように中山雄太選手は非常に将来が期待できる選手ですが、唯一足りないものがあります。
それは「経験」。
これはどうしようもない事ですが、やはりDFは経験がモノをいうポジションです。中山選手にはこの経験不足で判断を誤る事がたまに見られますね。
しかし中山選手はその経験不足を補うため、試合に出ていない時や休日は有名サッカーゲームの「FIFA」シリーズをプレーしながら各選手の位置などをチェックしてイメージを膨らませ、経験不足を補おうと努力しています。
最近のサッカーゲームはシミュレーションとしてかなり優秀になってきていますから有効な努力と言えるでしょう。
意識も高く、キャプテン向き
さらに中山選手は年代別の日本代表で度々キャプテンを任せられてきたように意識が高く、チームをまとめられる才能も持っています。
中田英寿氏の行動を参考にチームのランニング練習では常に先頭で引っ張る、他人よりも距離を走るために集団の大外を走るなどといった行動を実践しています。
こういった意識の高い選手がいるとチームは引き締まりますよね。そのポリバレントで器用なプレースタイルから将来はA代表キャプテンの長谷部誠選手ような存在になっていくのではないでしょうか。
日本サッカーの将来を担う中山雄太選手には今後も注目していきたいですね。