フランス代表トリッソのプレースタイルは?複数ポジションをこなせるバイエルンの新星

シェアする

※当サイトは記事内にアフィリエイト・アドセンス広告を含む場合があります。

2017年末現在ブンデスリーガで最大の移籍金にて移籍した選手をご存知でしょうか?

その選手は名をコランタン・トリッソといい23歳ながらフランス代表でも中核を担う逸材で、ユップ・ハインケスが監督に復帰したバイエルン・ミュンヘンで躍動しています。

2018年ロシアワールドカップでも注目の選手で一躍ブレイクする可能性もありますね。

今回はそんなトリッソのプロフィールやプレースタイルを見ていきたいと思います。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

コランタン・トリッソのプロフィール

名前ーコランタン・トリッソ(Corentin Tolisso)

国籍ーフランス

出身地ータラール

生年月日ー1994年8月3日

身長ー181cm

体重ー78kg

ポジションーDF、MF

利き足ー右足

トリッソはフランスのリヨン近郊にあるタラールという街の出身ですが、両親のルーツをアフリカのトーゴにも持っています。

サッカーキャリアのスタートは近年ビッグクラブに優秀な選手を多数送り込むフランスリーグアンのオリンピック・リヨンから始まります。

トップチームはデビューは2013-2014シーズンの終盤、トリッソが19歳になるころでした。

翌2014-2015シーズンからリヨンにおいて主力となり公式戦43試合で7ゴールを記録2015-2016シーズンにも7ゴール、2016-2017シーズンには13ゴールを決めビッグクラブからも目を付けられる存在に。

アーセナルやチェルシー、ユベントスなど多くのビッグクラブが関心を寄せますが、トリッソが選択したのはドイツブンデスリーガ王者のバイエルン・ミュンヘン。背番号は24に決まりました。

移籍金はおよそ50億とも言われバイエルン・ミュンヘン、及びブンデスリーガ史上最高額の移籍金となりました。

加入当初はアンチェロッティの戦術にあまりフィットせず苦戦を強いられていましたが、監督にユップ・ハインケスが復帰すると徐々にパフォーマンスを上げていますね。

またトリッソはフランス代表で、U-19世代の頃から招集されておりA代表でもすでにスタメン出場を果たしています。

POINT

・リヨンであっという間に主力の座へ

・ブンデス史上最高額の移籍金でバイエルンへ

・フランス代表でも期待の存在

コランタン・トリッソのプレースタイルは?

中盤から決定的なパスが出せるセンターハーフ

トリッソの主なポジションはインサイドハーフやアンカーといった中央のミッドフィルダーです。しかしデビュー時は右サイドバックでしたし、サイドハーフ、トップ下もこなせる万能型の選手です。

トリッソのプレースタイルで特徴的なのは「パスセンス」と「インテンシティの高いディフェンス」、「ミッドフィルダーとしてはかなりハイレベルな得点能力」です。

トリッソはディフェンダーの前に陣取り、ロングレンジで得点に直結するパスを出せるプレースタイルを持っており、ポゼッションでもカウンターでも攻撃の起点となるパスを出せる選手です。

バイエルン加入当初はパスが周囲と合わないこともありましたがそれは単純に戦術に馴染めていなかっただけでしょう。本格的にトリッソのパスが合い始めるにはもうちょっと時間が掛かりそうですがハインケスに代わってからはリヨン時代のようにダイレクトなロングパスで徐々にチャンスを演出できるようになってきています。

バイエルンで後方から精度の高いパスを出す選手としてはフンメルス、キミッヒ、チアゴ・アルカンタラなどが挙げられますが、そこにトリッソも加わる事ができればより安定性が増すでしょう。

フンメルスのプレースタイルはこちらも参考に→ドイツ代表フンメルスのプレースタイルは?CBでは世界最高峰の攻撃の「起点」

キミッヒのプレースタイルはこちら→ラーム2世!キミッヒのプレースタイルは?戦術理解度が高いドイツ代表

またパスだけでなくボールタッチにもアイデアがあふれており、ワンタッチツータッチで相手のマークを剥がせるタイプでもあります。トリッソ本人は中盤のセンターが好きなようですがトップ下でも活躍が期待できるでしょう。

そしてバイエルン・ミュンヘンのセンターハーフにおいては当然守備も重要になりますよね。トリッソは決してポジショニングが良いタイプではありませんが、身長も181cmと高さがそれなりにあり、運動量も豊富でフィジカルコンタクトにも強いので相手の攻撃を早め早めに潰せる守備ができます。

もうちょっと守備意識自体は高めた方がいいとは思いますが、バイエルンで試合をこなしていくうちにフィットしてくるでしょう。

ミッドフィルダーだけど得点能力が高い!

さらにトリッソのプレースタイルでは得点能力の高さも魅力的です。ボックスの中に積極的に侵入していきますし、左右両足でシュートを打つことができます。

そして何より素晴らしいのがミドルシュートですね。トリッソのミドルシュートはレンジも広く35m付近から精度の高いシュートをゴールにぶち込むことができます。バイエルン・ミュンヘンを相手にすると他のチームは基本的に引いて守備をしてくるのでそのディフェンスラインを無理やり前に引き出せるトリッソのミドルシュートは有効な武器になるでしょう。

こういった中盤で発揮されるインテンシティの高さと得点能力の高さからトリッソをバイエルン・ミュンヘンの同僚ビダルと比べる声もありますね。確かにもっと守備面での動きで成長すればビダルを超えられる可能性もあります。

ビダルのプレースタイルはこちらも参考に→バイエルン・チリ代表ビダルのプレースタイルは?最高峰のボックストゥボックス

さらにトリッソにはパススキルという武器もあるので順調にいけば世界でもトップクラスのセンターハーフになるかもしれません。

2017-2018シーズンが進めばトリッソはもっと戦術にフィットしてくるでしょう。2018ロシアワールドカップでも注目株となりそうな逸材なので今後の活躍も期待ですね。

POINT

・ロングパスが非常に正確でチャンスを作れる

・対人守備のインテンシティは高い

・ミドルシュートが特に強烈