バルセロナ移籍!チリ代表ビダルのプレースタイルは?最高峰のボックストゥボックス

シェアする

※当サイトは記事内にアフィリエイト・アドセンス広告を含む場合があります。

現代サッカーにおいて攻守両面でピッチを走り回り、自陣のペナルティボックスから敵陣のペナルティボックスまで動き回る「ボックストゥボックス」の選手はどこのチームでも重宝される存在になっています。

かつてはスティーブン・ジェラード、フランク・ランパードなど名選手もこのカテゴリーに属する選手でしたね。

では現代で「ボックストゥボックス」の最高峰は誰になるのでしょうか?

何人か名前を挙げる事ができますが、まず真っ先に頭に浮かぶのはバイエルン・ミュンヘン所属のチリ代表アルトゥーロ・ビダルでしょう。

※2018年8月追記 バルセロナに移籍が決定しました。

今回はビダルのプロフィールやプレースタイルを見ていきたいと思います。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

アルトゥーロ・ビダルのプロフィールとエピソード

アルトゥーロ・ビダルのプロフィール

 

Listo para la batalla!!! Vamos por más equipo 💪🏽💪🏽💪🏽!!!MiaSaMia!!!!🇨🇱🇩🇪😉🏆

Arturo Vidalさん(@kingarturo23oficial)がシェアした投稿 –

名前ーアルトゥーロ・エラスモ・ビダル・パルド(Arturo Erasmo Vidal Pardo)

国籍ーチリ

出身地ーサンティアゴ

生年月日ー1987年5月22日

身長ー180cm

体重75kg

ポジションーDF、MF

利き足ー右足

ビダルは幼い頃に両親が離婚し、食べ物すらないような非常に貧しい環境で育った選手です。

ただサッカーセンスと強靭なフィジカルは小さい時から抜群。13歳の時には「サッカーで食っていく」と強く決意するほどの能力を誇っていました。

キャリアスタートはチリの名門・CSDコロコロから。

コロコロでチリリーグ3連覇の原動力となったビダルには当然ヨーロッパのクラブから強い興味を抱かれ、争奪戦が始まります。

この争奪戦を制したのはドイツブンデスリーガのバイヤー・レヴァークーゼン

1年目から結果を出して主力に定着するとチリA代表にも呼ばれ始め、2010年南アフリカワールドカップにも全試合出場しました。

これらの活躍によって2011年からはイタリア・セリエAの王者ユヴェントスに移籍します。ユヴェントスではそれまでの守備的ポジションだけでなく、トップ下など攻撃的なポジションでも起用され、公式戦通算48ゴールを決めるなど大活躍。

2015年にはドイツに戻り、バイエルン・ミュンヘンで絶対的な主力として存在感を発揮しています。

※2018年8月追記 バルセロナに移籍が決定

お騒がせタイプ?

見た目が北斗の拳に出て来そうなビダルですが、その見た目そのまんまに素行はあまり良いとは言えません。

夜遊びとお酒が大好きで、ユベントス時代には練習に遅刻してスタメンから外されたこともあります。

極め付けは2015年に起こした交通事故。コパ・アメリカの大会中にも関わらず飲酒運転をしてフェラーリを大破させるなど重大な事故を起こしてしまいました。幸い大ケガはなかったもののビダルには2年間の免許停止処分が与えられ、謝罪会見では涙を流していました。

後述するようにピッチではとても勤勉なんですけどね~。

POINT

・幼少時は貧しい生活だった

・レヴァークーゼン→ユヴェントス→バイエルンという経歴

・酒好きでけっこう問題児

アルトゥーロ・ビダルのプレースタイルは?

世界最高峰の「ボックストゥボックス」

ビダルのプレースタイルは自陣から敵陣まで90分間休むことなく走り回る「ボックストゥボックス」というスタイルです。

「ボックストゥボックス」の「ボックス」とはペナルティエリアが箱のように見える事から名づけられたプレースタイルで、「箱から箱へ」つまり自陣のペナルティエリアから敵陣のペナルティエリアまでダイナミックに動き続ける選手のことです。

ポジションはデビュー時はDF。センターバックやサイドバックをやっていました。ユベントスではトップ下、センターハーフなど色々。バイエルン・ミュンヘンでは主にボランチやインサイドハーフを務めるなど基本的にゴールキーパー以外どこでもプレーが可能という「マルチロール」でもあります。

特徴としては運動量と闘争心そしてフィジカルパワーにあふれるボール奪取やヘディングの強さが挙げられます。

見た目通り?とにかく球際が強く、フィジカルコンタクトで相手を威圧していけるプレーヤーと言えるでしょう。

泥臭く走り回ってボールを無理やり奪う事にかけては世界トップクラスの選手だと思いますね。幼少時に貧しい生活をしていた選手はこういう所でパワフルさを見せつける選手が多いです。

チリ代表で同じく貧しい幼少時代を送ったアレクシス・サンチェスの記事もよければ→アレクシス・サンチェスのプレースタイルと貧乏エピソード

レヴァークーゼン、ユベントス、バイエルン・ミュンヘンで獲得した通算イエローカード数は100枚近くにも上るという事実からしてもそのプレースタイルは推して知るべしといったところでしょう。

攻撃センスも高いマルチロール

また守備だけでなく攻撃センスも上位クラスの能力を持っており、ユベントスの時はトップ下で起用されていました。PKキッカーも務めていましたね。いわゆるファンタジスタ系の選手ではないですがパスの精度、ミドルシュートの迫力はかなりのもの。

こちらはブンデスリーガ公式チャンネルによるビダルのゴール集。

なんともパワフルなゴールが多いですね。

またどんな時でも大声を張り上げて味方を鼓舞(相手を威圧)できるリーダーシップも持ち合わせています。

ユーティリティ性が高く、90分間攻守に渡ってチームをサポートできる万能選手としては現役最高峰の選手だという印象ですね。

※2018年8月追記 バルセロナへの移籍が決定しましたね。プレースタイル的にバルセロナの哲学にどう合わせるかが問題になるかと思いますが、ボールがあってもなくてもある程度の活躍が見込める選手なので面白そうではあります。

POINT

・ピッチ内を走り回る「ボックストゥボックス」の選手

・GK以外どこでもこなせるユーティリテリィ性

・ユベントス時代はトップ下で攻撃も上手い