バイエルン・ミュンヘンで稼働率の高くないリベリー、ロッベンの穴を埋めている選手がブラジル代表のドウグラス・コスタ。
とっても技術の高い選手なのですが、ブラジルでもバイエルンでも同ポジションにビッグネームが多すぎて能力ほど知名度がない選手でもあります。
このドウグラス・コスタの獲得にはユヴェントス、マンチェスター・ユナイテッド、リヴァプール、中国など複数のクラブが関心を示しており、2017年オフには移籍するのでは?と言われていますね。
※追記ユベントス移籍が決定
今回はそんなドウグラス・コスタのプロフィールやプレースタイルを見ていきたいと思います。
ドウグラス・コスタのプロフィール
名前ードウグラス・コスタ・デ・ソウザ(Douglas Costa de Souza)
国籍ーブラジル、ポルトガル(代表はブラジル)
出身地ーサプカイア・ド・スー
生年月日ー1990年9月14日
身長ー172cm
体重ー65kg
ポジションーMF、FW
利き足ー左足
ドウグラス・コスタの名前は一般的に「ドウグラス」、「ダグラス」、「デ・ソウザ」とか色々呼び名がありますがこの記事では「ドウグラス」に統一させて頂きます。
出身地はブラジルの東側、砂州で囲まれたパトス湖のほとりにあるサプカイア・ド・スーという街で、州の有名チームでもあるグレミオの下部組織でサッカーを始めました。
U-20世代の頃から有名で、マンチェスター・ユナイテッドのレジェンド監督アレックス・ファーガソンも早くから目を付けていた逸材でした。
しかし最初のヨーロッパへの挑戦はブラジル人選手転売が上手いことで有名なウクライナのシャフタール・ドネツクになります。
給料高いしブラジル人がたくさんいるクラブなので最初のステップとしてはいい選択肢だったと思いますね。
シャフタールではリーグ4連覇の中心選手として活躍。
2015年に移籍金3000万ユーロを超えると言われる大金でドイツブンデスリーガの王者バイエルン・ミュンヘンに移籍。
稼働率の低いリベリーやロッベンのポジションに入って活躍を見せています。
・アレックスファーガソンに見つかる
・「ブラジル化」しつつあるシャフタール・ドネツクが初欧州挑戦
・2015年からバイエルンでプレー
ドウグラス・コスタのプレースタイルは?
テクニックとスピードを兼備するドリブラー
アレックス・ファーガソンが目を付けた、というエピソードが存在するときはいわゆるウインガータイプの選手である事が多いです。
実際にドウグラス・コスタの特徴はサイドを切り裂くドリブル。
南米選手らしい独特で柔らかいタッチから相手の逆を突いてガンガン縦にボールを推進、そこからチャンスメイクするタイプの選手です。
ドリブル技術で言うと相手の前にボールを晒す位置取りが本当に上手く、「相手が足を出さないと届かない場所」「相手が足を出して来たら交わせる場所」を見極めて絶妙かつコントロールしやすい位置にボールを晒すのが特徴ですね。
南米のドリブラーは基本的にそういう選手が多いですが、相手の骨盤がどちらに動くかを常に見ているため逆を取りやすいドリブルができるタイプと言えるでしょう。
利き足の左を活かしてクロスを挙げまくる左サイドも良いですし、カットインシュートが活かせる右サイドでも力を発揮します。
そしてドリブル技術も素晴らしいですがより印象に残るのはそのスピード。
加速力に優れており、DFの想定より少しでもずれたところにボールが置かれると一瞬で交わされてしまいます。
そのドリブルからよくネイマールと比較されますが、ドウグラス・コスタの方がパワフルさでは勝っていると思いますね。
クロスも上手い、フィードも正確
そしてもう一つの特徴として「ロングキックの精度」が挙げられます。
クロスボール、フィードが非常に正確でミドルシュートも威力エリアの広さ共にブンデスではトップクラス。そのキックの正確さからサイドだけでなくセンターハーフで使われることもあるほどです。
こういったスピード豊かなドリブラーは局所的なプレーに終始してしまう選手も多いですがドウグラス・コスタは上記のような「飛び道具」も持っているのでドリブルのみに頼らなくてもいい選手だと言えるでしょう。
ロングボールという選択肢を見せておけばドリブルもまた活きてきますしね。
バイエルンとの契約は2020年まで。しかし2017年のオフに移籍する可能性もあります。名前が挙がっているのはユヴェントスや中国のクラブなどですが・・・さてどうなるでしょうか。技術が高いのでどこでもやれるとは思いますけどね。
※追記2017年夏ユベントス移籍が決定
・ドリブル時のボールの晒し方が上手い
・スピードと加速力が異常
・ロングパス、クロスボールも正確