2016-2017シーズンフランスリーグで優勝し、欧州チャンピオンズリーグもベスト4まで躍進したASモナコ。
若い選手が多いのでビッグクラブがモナコの各選手に熱視線を送るオフシーズンとなりそうです。
新星キリアン・ムバッペやファビーニョにも移籍の噂がありますし、ベルナルド・シウバはマンチェスター・シティへの移籍が決定しています。
その中でもう一人今季オフにチェルシーやマンチェスター・ユナイテッドが獲得を計画しているといわれているのがフランス代表のティエムエ・バカヨコ。
※2017年7月チェルシーへの移籍が決定しました。
今回はそんなバカヨコのプロフィールやプレースタイルを紹介したいと思います。
ティエムエ・バカヨコのプロフィール
名前ーティエムエ・バカヨコ(Tiemoué Bakayoko)
国籍ーコートジボワール、フランス(代表はフランス)
出身地ーパリ
生年月日ー1994年8月17日
身長ー184cm
体重ー72kg
ポジションーMF
利き足ー右足
バカヨコはパリ出身ですが、両親のルーツはアフリカのコートジボワールにあるためコートジボワールとの「二重国籍」選手となっています。
幼い頃、フランスで有力なユース選手育成機関「クレールフォンテーヌ」の試験を受けますが落選。
レンヌの下部組織に入団してサッカーをすることになりました。
トップチーム昇格は2013年、バカヨコ18歳の夏。
レンヌではトップチームに昇格するや否やリーグ24試合に出場するなど活躍を見せ、わずか1年後の2014年にはASモナコに引き抜かれることに。
モナコでは2016-2017シーズンから主力に定着。PSGを破ってフランスリーグ優勝、CLベスト4など快進撃のキーマンとして活躍しましたね。
この活躍を受けてチェルシーなどビッグクラブが獲得を狙っています。
※2017年7月チェルシーへの移籍が決定しました。
※2018年8月追記 ACミランへローン移籍が決定。
代表はコートジボワールとフランスで選べましたが2017年3月にフランスA代表に初招集。フランス代表を選択することになりました。
・クレールフォンテーヌに落ちる
・レンヌ→ASモナコという経歴
・コートジボワール代表も選べたが、フランス代表を選択
ティエムエ・バカヨコのプレースタイル
大柄なセンターミッドフィルダー
バカヨコのポジションは基本的にセンターハーフ、ボランチを務める事が多いです。状況によっては一列上げてトップ下をやることもありますね。
身体的特徴としては184cmという高身長と手足の長さが挙げられるでしょう。
手足が長いので守備時には通常考えられない所から足が伸びてきてボールを奪取。そしてキープドリブル時には懐が深くてボールをとても奪いにくい、という特徴を持っています。
瞬発力はいまいちですがドリブルは大迫力でパワフル、「なんか無理やり持って行った」系のドリブルを披露します。
近年サッカーで流行になっているマティッチ、ポグバ、ヤヤ・トゥーレのような大型センターミッドフィルダーの系譜と言えますね。
テクニック、パスセンスにも優れる
大型選手の弱点として、ビルドアップのパスセンスがあまり感じられなかったり細かいテクニックに欠けるといった欠点が挙げられることが多いです。
しかしこのバカヨコはテクニックにも優れ、細かいボールタッチで相手をいなし、かつパスでゲームメイクにもセンスを発揮できるというフランス人っぽい長所も持っています。
周囲の選手と連携を取るのも上手く、ダイレクトプレーも得意で中盤から試合を支配できるタイプの選手でもあります。
また視野も広く、遠い所まで見えているので3列目付近からゴールに直結するロングパス、逆サイドに展開するサイドチェンジも上手いですね。
・高身長で手足が長い
・テクニックもあってボールタッチも細かい
・パスセンスも高く、大柄ながら司令塔的プレーも可能
いずれにしても大柄な身長を活かしただけのフィジカルプレーヤーではなく、ゲームメイクにも一定の才能を発揮できる近代センターミッドフィルダーの最先端をいく選手になれる可能性を秘めています。
チェルシーが獲得レースで一歩リードしていると言われていますが・・・確かにプレミアにはポール・ポグバやヤヤ・トゥーレなど目標とするべき選手がたくさんいますから、成長のためにはプレミアという選択肢はアリだと思いますがどうなるでしょうか。
※2018年8月追記 チェルシーは中盤が余剰気味かつ監督が交代したためACミランにロン移籍でプレーすることになりました。