日本代表・杉本健勇のプレースタイルは?高身長かつ万能でマルチなFW

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2017年8月のワールドカップ予選において日本代表初招集を受けたのはセレッソ大阪の杉本健勇です。

元々ロンドンオリンピックに挑むU-23日本代表に選ばれたりと将来が期待されていましたが中々結果が出せない時期が続いていましたね。

しかし2016年から2017年にかけてようやくその得点能力が開花するとあっという間にセレッソ大阪に欠かせない選手となりました。

今回は日本代表でも活躍が期待され、ハリルホジッチも「日本人では珍しいタイプ」と称する杉本健勇のプロフィールやプレースタイルを見ていきたいと思います。

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セレッソ大阪・杉本健勇のプロフィール

 

久々だなBrother!

杉本健勇 kenyu sugimotoさん(@kenyusugimoto_official)がシェアした投稿 –

名前ー杉本健勇(すぎもと けんゆう)

出身地ー大阪府

生年月日ー1992年11月18日

身長ー187cm

体重ー79kg

ポジションーFW

利き足ー右足

杉本健勇は大阪府大阪市生野区出身で、中学生のころからセレッソ大阪のユースチームでプレーしていました。

この頃から非常に体格に恵まれており、アンダーカテゴリーでも期待の存在で18歳のころからプロ契約を締結していましたが、トップチーム昇格後は足元の技術が足りず出場機会はそれほど多くありませんでした。

杉本健勇はU-17日本代表に選ばれるなどしていましたが、同期には宮市亮や柴崎岳、宇佐美貴史といった技術の高い選手が揃っていたため(プラチナ世代)最初は「このレベルでやれるのか・・・」とショックを受けていたそうですね。

2012年にはロンドンオリンピックに臨む日本代表に選ばれるため東京ヴェルディにレンタル移籍します。

結果、ロンドンオリンピック日本代表には選ばれますが、杉本自身は苦戦が続きます。

2015年には生まれ育ったセレッソ大阪を離れ、川崎フロンターレに移籍。川崎では公式戦32試合出場で8得点を記録するなどそこそこの記録を残し、2016年からセレッソ大阪に戻ってプレーしています。

戻ってきたセレッソではその才能が開花。J2に沈むチームを昇格に導く原動力となります。2017年はJ1での挑戦になりますが、非常に好調ですね。

その好調ぶりが目を引いたのか2017年8月にはA代表にも初招集を受けています。

POINT

・アンダーカテゴリーで期待されるも苦戦

・2016年のセレッソ大阪復帰後から開花

・2017年8月には初のA代表招集

セレッソ大阪・杉本健勇のプレースタイル

体格に似合わない技術とスピードが武器

杉本健勇の主なポジションはセンターフォワードです。セレッソ大阪では9番を背負っていますね。

身長が187cmと日本人フォワードの中では大きな体格を持っており、その数値が示す通り空中戦に強く、クロスボールをヘディングでゴールに叩き込むことが可能な選手です。

しかし杉本健勇のプレースタイルにおける長所はそれだけではありません。杉本は身長が大きいわりにスピード足元の技術を持ち合わせる万能フォワードでもあるのです。

裏のスペース目がけて走るときのスピードはとても187cmもあるようには見えない素軽さを持っていますし、後ろからボールを引き出す有機的な動きにもセンスがあります。

また前線でボールを受けてキープし、2列目の選手のはたきなおすポストプレーも非常に巧み。中央を固められているときにはサイドに流れてそこから起点を作るなど身長のわりに中央にずっと構えているタイプではなく、器用な技術があるのです。1対1で仕掛ける時のドリブルもなかなかの切れ味ですね。

タッチもトリッキーで上手い

タッチも独特で左足でまたいで右足の裏で前方に流すようにトラップしたり、アウトサイドでコースを狙って蹴るなど見かけによらずトリッキーなテクニックとアイデアも持っています。

この体格とそこからは予想がつきにくい器用さ、動きの豊富さからプレミアリーグ得点王のハリー・ケインを思い出すときもあります。スピードだけなら杉本の方が上ですね。

ハリー・ケインのプレースタイルはこちらも参考に→プレミア2年連続得点王ハリー・ケインのプレースタイルは?トッテナムのエース!

ロンドンオリンピック代表では同じようなポストプレーを得意とする大迫勇也が落選し、杉本健勇がメンバー入りしましたが、その理由は杉本の裏に抜けるスピードと流動的に起点を作れるセンス、アイデアと器用さが上回っていたからでしょう。(当時の話。今では大迫もかなり器用)

大迫勇也のプレースタイルはこちらも参考に→大迫勇也のプレースタイルは?特徴は半端ないポストプレー!

これはJリーグ公式による2017年ガンバ大阪戦の杉本のゴールです。

シュートの角度、振りの速さが素晴らしいのは言うまでもなくシュートに至るまでのボディフェイントやタッチは一介の大型プレーヤーとは違ったスケールを感じさせます。

こちらも2017年のJリーグサンフレッチェ広島戦でのゴールです。

カウンターになりハーフライン手前から一人でドリブルで持ち出し、あっという間にスペースに抜け出してゴール隅にミドルシュートを突き刺しています。

このスピードとダイナミックさは近年の日本代表のフォワードにはあまりないですよね。

実際に日本代表のハリルホジッチ監督も「日本人ではあまり見ないタイプ」だと称賛しています。

しかもこれでさらに高身長、空中戦にも強いというのですから万能と表現する他ないでしょう。

センターバック経験もあるマルチな才能

そして杉本健勇は若年代においてセンターバックやサイドバックでプレーしたこともあり、ディフェンダーの気持ちも分かっているタイプです。高さが必要な時には杉本が自ら引いてロングボールを跳ね返したりすることも珍しくないですよね。

同じセレッソのディフェンダー出身で現在トップ下を務める山村和也などもこういったプレーを見せる事がありますが、高身長で技術が高い選手は本当にプレーの幅が広いなと感じます。

山村和也のプレースタイルはこちらも参考に→セレッソ山村和也のプレースタイル!トップ下で才能が開花した理由は?

このままの活躍を続けていけば日本代表に継続的に選出されるのはもちろんのこと、海外クラブでのプレーも夢ではないと思いますのでロシアワールドカップに向けてアピールを続けて欲しいですね。

POINT

・高さがありクロスボールに強い

・足元が上手く裏に抜けるスピードも兼備している万能FW

・ハリルも日本にはいないタイプと絶賛!