セレッソ山村和也のプレースタイル!トップ下で才能が開花した理由は?

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2017年のJリーグで好調のセレッソ大阪。

今季の好調にはいくつか理由があるとは思いますが、その中で大きいのが本職センターバックやボランチという守備的なポジションでプレーしていた山村和也をトップ下にコンバートし、これがハマっている事でしょう。

元々ロンドンオリンピック日本代表にも選ばれていた逸材ですが・・・山村和也は一体どんなプレースタイル、特徴なのでしょうか?プロフィールやトップ下にコンバートされた理由と共に見ていきたいと思います。

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山村和也のプロフィール

名前ー山村和也(やまむらかずや)

出身地ー長崎県

生年月日ー1989年12月2日

身長ー186cm

体重ー80kg

ポジションーDF、MF

利き足ー右足

山村和也選手は長崎県の出身で地元の強豪である国見高校でプレーしていた選手です。

卒業後はJFLにも参加している強豪の大学、流通経済大学に進学。

いくつかのJリーグクラブから誘いがありましたが、結局2012年に鹿島アントラーズに入団してプロ入りします。

U-18世代から各年代の日本代表にも選出されており、2012年に行われたロンドンオリンピックにもメンバーとして選ばれています。

大型DFということで鹿島アントラーズでは「4番」を与えられるなど期待されていましたが・・・期待ほど結果を残せず、年々出場機会が減っていったので移籍を決断。2016年からセレッソ大阪でプレーしています。

山村和也のプレースタイル!トップ下でハマった理由とは?

運動量豊富で身長が高く、ジャンプ力が凄い

まず山村選手最大の特徴としては186cmという日本人ではレアな身長の高さと驚異的なジャンプ力が挙げられます。

そのジャンプ力は腰が相手の頭の位置にある程で、ロングボールの競り合いにおいてはJリーグの選手で屈指の強さを発揮する選手ですね。

また運動量も豊富で90分間走り回れるスタミナも兼備しています。

パス、フィードも上手い

また大柄な選手のわりに足元の技術もしっかりしており、DFラインから前線に出すロングフィードやパスの散らし、FWに入れる縦パスはシンプルかつ的確で試合の流れを作るのに一役買っています。

また「大阪のジダン」と評されるほどキープ力が高く、フィジカルの強さと相まってボールを奪うのが非常に困難な選手となっていますね。

こういった特徴があるから学生時代から基本的にセンターバック、ボランチという守備的なポジションを担当してきたのですね。

鹿島で挫折も・・・セレッソでトップ下として大活躍!

ただこれだけ大型で足元の技術もあるのに鹿島ではセンターバックとしての出場機会は多くありませんでした。

理由として考えられるのは「スピード不足」です。トップスピードは決して遅くないのですが瞬発力に欠けるため、相手FWに簡単に裏を取られるシーンが目立ちました。また非常に大人しい性格であるためコーチングなど声掛けにも難があったようです。

それに競う相手も昌子源や植田直道などA代表クラスの選手で競争レベルも高かったと言えるでしょう。

セレッソに来た当初もボランチをメインにプレーしていましたが日本代表山口蛍選手の加入などもあって出場機会は次第に減少。そして2017年から学生時代以来となる2列目のトップ下でプレーすることになるのです。

するとこの起用が大当たり。

持ち前の高さとフィジカル、技術を活かして後方からのボールを楽々キープし、清武弘嗣選手や柿谷曜一朗選手らアタッカーがプレーするスペースと時間を作り出し、ゴール前では圧倒的な高さからヘディングでチャンスメイクするなどセレッソに欠かせない選手となっています。

ボランチにいた時と大きくプレーが変わっているわけではありませんが、セレッソの戦術に非常にマッチしていますね。

エヴァートン時代のフェライニっぽい感じに近いかもしれません。

また上記の通り瞬発力はありませんがポジショニングが良く、マークを外す動きも上手いのでDFの間にできたスペースに飛び込むのも得意。足の遅さはこのセンスでカバーしていると言ってもいいでしょう。Jリーグ第13節までに5ゴールを決めています。

動き出しも上手いしシュートも上手いですね。

ポストしてボールを散らす事もできるので「困ったときはとりあえず山村に入れる」という非常に頼りがいのある選手に変貌しています。他クラブからのマークも徐々にきつくなってはいますが、高さがあってフィジカルが強いのであまり苦にしていません。

センターバック、ボランチ、トップ下とセンターラインをほとんどこなせるユーティリティ性も魅力の一つと言えるでしょう。今季の活躍を見るとポスト系センターフォワードでもやれそうです。

現在セレッソで「開花した」と言ってもいいくらいの活躍をしていますが、ポテンシャルを考えるとこれくらいは元々やれていい選手です。

前線でポストできる選手は日本代表では大迫勇也選手と本田圭佑選手くらいしかいないので、このままの活躍が続けばA代表に呼ばれる事もあるかなと思いますね。そのキープ力で2列目の動きをサポートできる山本選手は日本代表の戦術にピッタリではないかと思います。