現在ドイツブンデスリーガ一部のケルンでもはやチームに無くてはならない存在となっている大迫勇也選手。
しばらく日本代表には呼ばれていませんでしたが、久しぶりに招集されたW杯予選でもゴールも決めるわボールを収めまくるわで大活躍。日本代表でも1トップのファーストチョイスは大迫選手になってくるでしょう。
では大迫選手が海外、そして代表でここまで活躍する理由はどこにあるのでしょうか?
大迫勇也の最大の特徴は後ろ向きのボールめっちゃトラップするポストプレー
大迫最大の武器ポストプレー
😃勝った次の日は特に調子が良いです! #FCケルン pic.twitter.com/Zboz4Gx02u
— 1. FC ケルン (@fckoeln_jp) 2017年3月19日
大迫勇也選手の最大の特徴はやはり「ポストプレー」です。
ポストプレーとは前線で後ろから来た味方のパスを受け、サイドに展開したり、他の選手にラストパスを出す仕事のことです。攻撃の起点になるプレーですね。
1トップ気味のフォーメーションを採用しているチームのセンターフォワードにはほぼ必須で求められる仕事で、基本的なトラップの技術はもちろん相手のDFに競り負けない体の強さが必要になります。
大迫選手は日本でトップと言ってもいいくらいこの「ポストプレー」が上手い選手です。
所属するケルンでも後方の選手がボールを持った時にはまず大迫選手を見るほどドイツでも信頼されていますね。屈強で大柄な男たちが揃うブンデスリーガでポストプレーが認められる日本人は初めてだと思います。
日本代表でももちろん有効で、日本は2列目の選手に技術があって素早い選手が多いのでそういった選手を生かすには最高のフォワードと言えるでしょう。現状ポストプレーができるフォワードは本田圭佑くらいですからね。
本田圭佑のプレースタイルはこちらも参考に→本田圭佑のプレースタイルと凄さは?フィジカル技術頭脳を兼ね備えているが・・・
シュートもパスも上手い
大迫選手は味方を生かすポストプレーだけではなくシュート、ドリブル、パスも素晴らしい技術を持っています。
まあポストプレーという言葉自体味方に散らすパスの上手さも含まれた意味なので当然と言えば当然ですよね。
ポジションはフォワードながら非常に献身的に守備もこなしますし、サイドに流れたり積極的にプレスをかけたりと運動量も豊富です。
しかし本人はそれらの仕事をやりつつも「もっとゴールを決めたい」と公言していて、フォーワードとしての気の強さも兼ね備えています。日本にはこういった万能フォワードが少ないので大迫選手の存在はとても大きいと思いますね。
大迫半端ないって何?
ちなみに大迫勇也選手に関してよく言われる話題の一つが「大迫半端ない」という言葉。よく大迫選手が活躍したときにネットなどで言われる機会が多い言葉です。
この起源は何なのかというと大迫選手が高校生のころ、鹿児島城西高校のサッカー部でプレーしていたときの話です。全国高校選手権大会で対戦した兵庫県の滝川第二高校戦で大迫選手は後ろから出された難しい味方のパスを難なくトラップし、ゴールにつなげました。
その対戦相手滝川第二高校の中西隆裕選手が大会が終わってしまった悲しさから号泣し、「大迫半端ないって!後ろ向きのボールめっちゃトラップするもん!そんなんできひんやん普通!」と発言する姿が放送され、大反響を呼んだという一件です。
高校スポーツらしい若さ、爽やかさを感じると共に、大迫選手の後ろから来るボールの処理技術は高校生の頃から凄かったんだなと思わされますね。