今年20歳という若手でありながらすでにマンチェスター・ユナイテッドの主力として活躍を続けているイングランド代表のマーカス・ラッシュフォード。
18歳時のプレミアリーグデビュー戦でアーセナル相手に2ゴール1アシストを記録したのは記憶にも新しいですよね。
マンチェスター・ユナイテッドとイングランド代表でシンボルになるのはそう遠い話ではないでしょう。
今回はモウリーニョも大きな信頼を寄せるラッシュフォードのプロフィールやプレースタイルを見ていきたいと思います。
マーカス・ラッシュフォードのプロフィール
名前ーマーカス・ラッシュフォード(Marcus Rashford)
国籍ーイングランド
出身地ーウィゼンショー
生年月日ー1997年10月31日
身長ー185cm
体重ー70kg
ポジションーFW
利き足ー右足
マーカス・ラッシュフォードはマンチェスター近郊のウィゼンショーという街に生まれ、ウェルベックやリンガードなど数多くの選手を輩出しているフレッチャー・モス・レンジャーズという少年団のようなクラブでプレーをしていました。
7歳のときにマンチェスター・ユナイテッドの下部組織に移籍するとすぐに頭角を現し将来を嘱望されます。
ラッシュフォードのマンチェスター・ユナイテッドにおけるトップチームデビューは2015ー2016シーズン。まだ18歳という若年でしたがヨーロッパリーグのミッティラン戦でデビューし2ゴールを記録。
さらにアーセナル戦でプレミアリーグデビューを果たしこれも2ゴール1アシストを記録するなど新世代のワンダーボーイとして期待を集めています。
2016ー2017シーズンには公式戦52試合に出場するなどすでにマンチェスター・ユナイテッドの主力といっていい活躍を見せていますね。
またラッシュフォードはイングランドA代表にもすでに招集され、ゴールも記録済みです。EURO2016に出場するなどイングランドにとっても逸材と言えるでしょう。
・マンUで18歳にして衝撃的なデビュー
・すでにユナイテッドでも主力の一角
・イングランド代表でも将来を嘱望されている
マーカス・ラッシュフォードのプレースタイル
細かなドリブルとスピードが武器のイングランドっぽくないFW
ラッシュフォードの主なポジションはセンターフォワードとウイングという攻撃的なポジションです。
プレースタイルの特徴としてはドリブル技術の高さと一瞬の加速力が挙げられるでしょう。
比較的足元で受けたがるタイプではあるのですが、その分ドリブル技術が高く狭いエリアを細かくタッチしながら抜けていくこともできますし、大雑把に大きくボールを蹴り出して裏のスペースでスピード勝負をすることも可能なタイプです。
イングランドは一昔前はフィジカルごり押しの選手が多い印象でしたが、近年はトッテナムのデル・アリなど小手先のテクニックに優れた選手が多数登場しています。ラッシュフォードもその系譜で非常に技術が高いタイプと言えますね。
デル・アリのプレースタイルはこちらも参考に→イングランド代表デル・アリのプレースタイルは?トッテナムの若き大天才
ラッシュフォードはドリブルでのタッチを行う際右足ばかりでタッチするのは少し気になりますが、足の裏を使ったりアウトサイドを使ったりとアイデア自体は豊富なので囲まれて右足の使用を読まれてもそんなに問題にはなっていないですね。
そしてラッシュフォードの魅力はこういったドリブル技術だけではありません。デビュー戦で2ゴール、その後のアーセナル戦でも2ゴールを記録しているようにシュート精度が非常に高いタイプです。
何でも監督のジョゼ・モウリーニョによると練習が終わったあともずっとフリーキックの練習をしているそうで・・・これが好影響をもたらしているのでしょう。実際試合でフリーキックも蹴っていますしね。シュートに関しては左足でも右足でも打つことができて得意エリア、角度ともに広くボックスの中であればどこからでも狙う事ができます。
上にドリブル技術が高いと書きましたが、シュートコースを作るために相手を外すようなドリブルが巧く、相手マークとボールと自分の間にスペースを作るドリブルが効果的ですね。
イングランド代表不動のセンターフォワードであるハリー・ケインもこういった技術は高いですが、ラッシュフォードはより直線的でドリブル突破でチャンスメイクができるという点でケインとは少しプレースタイルが異なっています。
ハリー・ケインのプレースタイルはこちらも参考に→プレミア2年連続得点王ハリー・ケインのプレースタイルは?トッテナムのエース!
ラッシュフォードは2016-2017シーズンこそプレミア5ゴールと期待されたほどの数字は残せませんでしたが、ドリブルとそこからのラストパスでチャンスは作っていましたね。チームへの貢献度は結構高いのではないでしょうか?
技術を駆使しながら狭いエリアを突破でき、カウンターにも対応が可能でシュートエリアも広いと意外とイングランドにはいなかったタイプのフォワードだという印象です。
判断力は改善の余地があるが・・・
ラッシュフォードの現状の欠点として判断力が挙げられるでしょうか。ドリブルが得意なタイプでかつまだ若いですから多少仕方ない面もありますが、ボールを持ちすぎて視野が狭まってしまっていることが度々あります。
ただしこれはプレー経験を積むことで改善されていく(たぶん)問題だと思うので時間が解決してくれるでしょう。
2017ー2018シーズンからはフィジカルお化けでターゲットマンタイプのロメル・ルカクが加入するのでどうやってラッシュフォードがルカクを活かし、また活かされるのか楽しみですね。新境地が開かれる可能性もあります。
ルカクのプレースタイルはこちらも参考に→ドログバ2世?ベルギー代表ルカクのプレースタイルは?マンU移籍決定!
いずれにしてもラッシュフォードは将来のマンチェスター・ユナイテッドとイングランド代表を背負って立つ存在なのは間違いなので注目していきたいですね。
・ドリブルの技術が高くスピードもある突破系FW
・シュートも上手いしセットプレーも蹴る
・判断力は直さなきゃいけないが時間が解決するだろう