ドイツ代表ムスタフィのプレースタイルは?アーセナルの守備を支えるアタック系DF

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アーセナルFCは長らくコシェルニーとメルテザッカーの2バックが主力として君臨してきましたが、メルテザッカーは2017-2018シーズン終了後に引退することになっています。

そんな現在のアーセナルの守備をパーフェクトに支えているのが2016年に加入したドイツ代表のシュコドラン・ムスタフィです。すでにアーセナルの守備陣において主力となっていますね。

そしてムスタフィは守備力ももちろんのことアーセナルの攻撃力を支えるような積極的な守備が魅力な選手でもあります。今回はそんなムスタフィのプロフィールやプレースタイルを見ていきたいと思います。

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ムスタフィのプロフィール

名前ーシュコドラン・ムスタフィ(Shkodran Mustafi)

国籍ードイツ、アルバニア(代表はドイツ)

出身地ーバト・ハースフェルト(ドイツ)

生年月日ー1992年4月17日

身長ー184cm

体重ー82kg

ポジションーDF

利き足ー右足

ムスタフィはドイツ生まれですが、両親のルーツをバルカン半島のアルバニアに持つアルバニア系ドイツ人です。

幼い頃はハンブルガーSVの下部組織でプレーしていましたが、2009年にイングランドのエヴァートンFCの下部組織に移籍しています。ユース年代では国内に留まる事が多いドイツ人にしてはわりと珍しい選択だったと言えますね。

しかしムスタフィのエヴァートンにおける挑戦は在籍3シーズンでヨーロッパリーグに1試合出場しただけという難しいものになります。

出場機会を求めたムスタフィは2012年に守備の国イタリアセリエAのサンプドリア移籍することになりました。

サンプドリアでは徐々に出場機会を増やし主力となります。

そして2014-2015シーズンに今度はスペインのヴァレンシアに移籍。ここで本格的に開花したムスタフィは2016年にアーセナルFCに移籍。見事プレミアリーグ帰還となったのです。アーセナルでも衰えを見せ始めたメルテザッカーに代わり、すぐに主力を確保しましたね。

また代表は生まれ育った国であるドイツ代表を選択、U-16世代の頃から招集されるなどエリートコースを歩んでいます。

POINT

・ドイツ人では珍しく若年代からイングランドに渡る

・サンプドリアとヴァレンシアでは主力として活躍

・アーセナルでも加入初年度からスタメンに定着

ムスタフィのプレースタイルは?

積極的に前に出てボールを奪う守備が魅力

 

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ムスタフィのポジションは主にセンターバックで稀にサイドバックをやることもあるという感じです。

守備のプレースタイルで特徴的なのはガンガン前に出てパスをカットしていく積極的な「アタック守備」ですね。

ムスタフィは後ろにどっしりと構えてロングボールを跳ね返し続けるタイプのセンターバックではなく、相手がボールを受けるか受けないかというギリギリのタイミングでスライディングを駆使しながら積極的にボールをもぎ取りに行く守備スタイルを持っています。セルヒオ・ラモスもこんな感じで守備をすることが多いですよね。とても現代的な守備スタイルです。

セルヒオ・ラモスのプレースタイルはこちらも参考に→スペイン代表セルヒオ・ラモスのプレースタイルは?守備の凄さと得点力!

ヴァレンシアに在籍していたころはインターセプトでリーガ2位を記録したこともあるように読みの鋭さ戦術理解といったインテリジェンスのステータスも高く、相手の攻撃を早め早めに潰せるので攻撃的な戦術をアイデンティティとしているアーセナルにドはまりしているディフェンダーだと言えるでしょうね。

ビルドアップも上手いし3バックも合ってる

またムスタフィ本人も断言しているようにビルドアップにもかなりこだわりがある様子です。プレミアのセンターバックはボールを奪ったとしてもリスクを避けるため適当(比較的)に前に出す選手も多いですが、ムスタフィは相手のプレスをギリギリまで見極めて引きつけ、味方のスペースを十分に確保してからビルドアップすることが多く、これもショートパス戦術が主体のアーセナルには大きく貢献しているプレースタイルと言えますね。

U-16世代からコンスタントにドイツ代表でプレーしているように足元の技術も高いです。

ムスタフィはその積極的なプレースタイルから相手に裏を取られたりスピードプレーヤーに突破されてしまうこともありますが、徐々に改善していますしウイングバックの左にコラシナツ、右にベジェリンというタフさやスピードを備えた選手がいるので重大な問題になることは多くないです。

同僚コラシナツのプレースタイルはこちらも参考に→ボスニア代表コラシナツのプレースタイルは?アーセナルのフィジカルお化け!

ベジェリンのプレースタイルはこちら→アーセナルDFベジェリンのプレースタイルは?ボルト超えのスピード?

何より今アーセナルは3バックを採用することも増えておりムスタフィはその中央を任されることが多いのでセンターバックが2人の4バックより積極的に前に出やすくムスタフィの長所がよく発揮されていますね。 

いずれにしても現在のアーセナルの守備を支えているのはムスタフィと言えるでしょう。

セリエA、リーガ、プレミアと全く守備文化の異なる3つのリーグで活躍しているようにムスタフィは25歳にしては豊富な経験を持っています。ずっとアーセナルにいるかは分からないですが、この才能と経験を持ってすればどこのトップリーグでも活躍できるでしょう。

POINT

・ボランチのように前々で積極的にボールをインターセプトしにいく

・ビルドアップも攻撃の効率を考えて行える選手

・3バックの中央にはピッタリ