ナイジェリア代表モーゼスのプレースタイルは?チェルシーの右サイドを牽引!

シェアする

※当サイトは記事内にアフィリエイト・アドセンス広告を含む場合があります。

2016-2017シーズンのプレミアリーグで優勝を果たしたチェルシー。

シーズン途中から3バックを採用したイタリアの名将アントニオ・コンテの戦術はプレミアリーグ全体に3バックを流行らせるほどの影響力を持ちました。

そのチェルシーの戦術において欠かせない存在となっているのがナイジェリア代表のビクター・モーゼスです。

コンテの戦術において非常に重要となる右ウイングバックを務めていますね。

今回はそんなモーゼスのプロフィールやプレースタイルを見ていきたいと思います。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

ビクター・モーゼスのプロフィール

 

Hi everyone welcome to my new official Instagram account 💯 thought would start with one of my favourite pictures! #CFC

Victor Mosesさん(@victormoses)がシェアした投稿 –

名前ービクター・モーゼス(Victor Moses)

国籍ーイングランド、ナイジェリア(代表はナイジェリア)

出身地ーカドゥナ(ナイジェリア)

生年月日ー1990年12月12日

身長ー178cm

体重ー73kg

ポジションーMF、FW

利き足ー右足

ビクター・モーゼスはナイジェリアのカドゥナという街で生まれたナイジェリア人ですが、11歳頃にナイジェリアで起きた暴動によって両親を失い、養子となってイングランドに移住した過去を持っています。

サッカーキャリアのスタートはロンドンの本拠地を置くクラブであるクリスタル・パレスの下部組織から始まります。

2007年に当時チャンピオンシップ(2部相当)に所属していたパレスのトップチームでデビューし、その後3シーズンを過ごしています。

2009年からは当時プレミアリーグに所属していたウィガン・アスレティックに移籍。2011-2012シーズンにリーグ戦38試合出場6ゴールを決めてブレイク。

2012-2013年シーズンからビッグクラブの一角であるチェルシーFCに移籍しています。

そんなモーゼスですが、チェルシーでは当初層の厚さを破れずにリヴァプールストークウェストハムと3シーズンもレンタル移籍でたらいまわしにされ、2016ー2017年シーズンには放出濃厚とされていましたが、このシーズンから新しく監督に就任したアントニオ・コンテに気に入られ、シーズン途中からウイングバックのスタメンとして定着、優勝の原動力となりました。

代表歴はかなり長く、イングランド代表としてU-16世代の頃から招集されていました。しかしA代表は生まれた国であるナイジェリア代表を選択、アフリカネイションズカップ優勝などに貢献しています。

またモーゼスは幼い頃にイングランドに移住しているためプレミアの規定で一チームに数人入れなければいけない「ホームグロウン」の選手に該当するため需要は大きいですね。

POINT

・ナイジェリア生まれだが幼少の頃にイングランドに移住

・チェルシーに移籍も当初はレンタルたらいまわし

・2016-2017コンテの元でブレーク

ビクター・モーゼスのプレースタイルは?

フィジカルとスピードを活かしたカウンターに凄み

 

Good training session today 👊🏿

Victor Mosesさん(@victormoses)がシェアした投稿 –

モーゼスは元々快速ウインガーとして鳴らしていたタイプの選手ですが、上記の通り2016-2017シーズンのチェルシーでは3-4-1-2(もしくは3-4-3と3-5-2)の右ウイングバックとして開花した選手です。

プレースタイルの特徴はそのスピードとフィジカル推進力の高いドリブルが挙げられるでしょう。

元々ウイングだったようにモーゼスはアフリカ系の選手らしく非常に豊かなスピードを持っており、カウンターの際には前に走らせるだけで大きなチャンスを作れるプレースタイルの選手なのです。

コンテチェルシーは自陣からのロングカウンターと敵陣半ばからボールを奪ってのショートカウンターによってプレミアを制したチームであり、このモーゼスのスピードはとても大きな戦術パーツの一つでしたね。

またモーゼスはスピードだけでなく運動量とスタミナも豊富なものを持っています。コンテの戦術は両サイドのウイングバックが映像で見ていても吐き気がするくらい走らなければいけない戦術です。

チェルシーには技術に優れた優秀な選手が多数在籍していますが、右サイドにおいてモーゼスより上下動の量とインテンシティ、ドリブル技術を持ち合わせている選手はいません。左サイドのマルコス・アロンソ(これもスタミナお化け)やオールラウンダーのペドロと共にチェルシーの戦術において不可欠な存在になっていると言えるでしょう。

マルコス・アロンソのプレースタイルはこちらも参考に→マルコス・アロンソのプレースタイルは?地味だがチェルシー優勝の立役者

ペドロのプレースタイルはこちら→スペイン代表ペドロ・ロドリゲスのプレースタイルは?チェルシーに欠かせない選手

そしてモーゼスは見た目通りフィジカルが非常に強いため一対一の守備においてとてもタフなプレーを見せつけます。ドリブルでも体をぶつけて無理やり抜いていくことがありますね。レンタルでたらいまわしにされていた頃のモーゼスは正直守備は全然アレでしたが、今ではずいぶん改善されています。ウイングバックは守備もできないと起用されないですから当然の成長とも言えますけどね。

課題をクリアすればもうワンランク上の選手に

現状のモーゼスの課題はアイデアでしょうか。完璧なスピード、フィジカルごり押しドリブルによる抜け出しからシュート→キーパーにあっさりセーブされる、簡単にディフェンダーに跳ね返される、というシーンが散見されます。

これだけスピードがあってタフなフィジカルコンタクトをする選手にさらに創造性を期待するのは酷かもしれませんが、モーゼスがもうワンランク上のステージに行くにはもう少し崩しのアイデアやコンビネーションのセンスが欲しい所です。

また上記の通り一体一の守備におけるインテンシティは高いですが、ポジショニングにはまだ改善の余地があります。後ろにいるアスピリクエタにヘルプされている場面も多いですね。

アスピリクエタのプレースタイルはこちらも参考に→スペイン代表アスピリクエタのプレースタイルは?ポジショニングセンスが世界最高峰

今より味方を上手く使えるようになればより上のクラスでプレーする事も不可能ではない選手だけにそういった所も期待したいですね。

いずれにしてもコンテの薫陶を受けた選手はその後も継続して活躍する傾向にありますので、モーゼスにも引き続き注目していきたいです。

POINT

・抜群のフィジカルとスピード由来のドリブルが魅力

・守備もサボらず運動量が豊富で右サイドを牽引

・もう少しアイデアがあれば素晴らしい