フランス代表マルシャルのプレースタイルは?ユナイテッドで覚醒の気配を見せる逸材

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2015年当時10代としては最高額となる移籍金でマンチェスター・ユナイテッドに加入したフランス代表のアントニー・マルシャル。

一時期はモウリーニョの戦術に中々適応できない時期もありましたが、2017ー2018シーズンは非常に好調でプレーがキレまくっていますよね。

このマルシャルにはおよそ120億円(金額は飛ばしだと思うけど)でレアル・マドリードなどが獲得を狙っているとも言われています。

今回はそんなマルシャルのプロフィールやプレースタイルを見ていきましょう。

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アントニー・マルシャルのプロフィール

名前ーアントニー・マルシャル(Anthony Martial)

国籍ーフランス、グアドループ(代表はフランス)

出身地ーマシー

生年月日ー1995年12月5日

身長ー181cm

体重ー76kg

ポジションーMF、FW

利き足ー右足

マルシャル(マルシアルとも)はフランスのマシーという街に生まれたフランス人ですが、両親のルーツを中南米に浮かぶフランスの海外県グアドループにも持っています。

サッカーキャリアの本格的なスタートはフランスリーグ・アンの名門オリンピック・リヨンの下部組織からスタート。

2012年に若干17歳にてトップチームデビューを飾ると2013ー2014シーズンからは若手を買い集めて大金で売るチームであるASモナコに青田買いされます。

モナコでは2年目に公式戦12ゴールを挙げてブレイク、当時マンチェスター・ユナイテッドの監督だったルイス・ファン・ハールに見初められ2015-2016シーズンにユナイテッドに移籍することになります。

移籍金は約68億円でオプションを含めれば最大100億にも到達するという当時10代の選手としては史上最高額での移籍となりました。背番号はユナイテッド伝統の「9」番でしたね。

ユナイテッドでのマルシャルは当初順風満帆で、初年度にも関わらず公式戦49試合で17ゴールを記録するなど若手としては出色のプレーをしていましたが、新たにジョゼ・モウリーニョが監督に就任した2016ー2017シーズンはゴールが激減し苦戦を強いられます。

しかし2017-2018シーズンは非常に好調で出場機会を多く与えられていますね。

フランス代表ではU-16世代の事から年代別代表の中心ですでにA代表でも主力となっています。

POINT

・10代の選手としては最高金額でマンUに移籍

・初年度から大活躍を見せる

・少し苦しむも2017年はキレキレで絶好調

アントニー・マルシャルのプレースタイルは?

個人で仕事ができる天才アタッカー

マルシャルの主なポジションは左右のウイングとサイドハーフ、またはセンターフォワードという完全なる「アタッカー」です。

マルシャルのプレースタイルで特徴的なのは「フィジカルと簡単にギアチェンジできるスピード」、「ドリブルスキル」、「決定力」です、

マルシャルは派手なスキルを披露するわけではありませんが、スピードと絶えず相手の逆に運びながらボールをコントロールするドリブル技術に定評があり、一人で並んだディフェンスラインを突破していける選手ですね。

マンチェスター・ユナイテッドが相手とあれば当然多くのチームが引いて守備を固めてきます。そこでマルシャルのような鋭いドリブルを仕掛けられる選手を投入することで固まったディフェンスラインを無理やり動かし、ルカクやイブラヒモビッチなど強力なストライカー達のためにスペースを作る事が可能になります。

ルカクのプレースタイルはこちらも参考に→ドログバ2世?ベルギー代表ルカクのプレースタイルは?マンU移籍決定!

もちろんディフェンスの壁に突っ込むわけですから並の選手ならボールをロストしてしまいます。しかしマルシャルはそこら辺のキープテクニックをきちんと心得ており、比較的ロストも少ないですし(あくまで並の選手との比較)ドリブルの上手いアタッカーにしては球離れも悪くありません。

しかもマルシャルのプレースタイルではギアの上げ方も特徴的で、ディフェンダーの足がボールの方向に向かっていないと見るや一瞬でスピードを上げて抜いていく事ができます。このギアチェンジの妙は他の選手ではなかなか見られません。スキル・・・というか持って生まれたセンスでしょう。

さらにマルシャルは自身のシュート決定力も高く、2017年11月末時点でプレミアリーグ出場68試合で20ゴール12アシストという結果を残しています。

マルシャルは現状途中出場で起用される試合も多いですが、途中から出てこの決定力は素晴らしい数字だと思いますね。実際相手が疲れてきてタイトな守備ができなくなった後にマルシャルが投入されると考えると非常に脅威ですね。

上記したようにドリブルで突っかけることによってマークの注意をそらし、他の選手のスペースを作る事もできるためアシスト数も多いです。

徐々に戦術理解も高まって覚醒間近

2017-2018シーズンは2年目となるモウリーニョの戦術にも適応し、徐々に守備意識やカバーリングの感覚も掴んできているように感じますね。元々スタミナは悪くないステータスの選手だと思うので運動量が増えてくれば絶対的なスタメンに君臨することも可能でしょう。

また最近は似たようなプレースタイルでポジションが左で被りやすいラッシュフォードと同時に起用されることも増えています。

ラッシュフォードのプレースタイルはこちらも参考に→イングランド代表ラッシュフォードのプレースタイルは?将来的なマンUの柱か

その場合マルシャルが左ハーフやウイングに開くことが多いですが、ここの連携がもっと強力になると重心を低くキープして攻めるユナイテッドの戦術にスピードと自由さが加わると思いますね。2017-2018シーズン前半はムヒタリアンの調子があまり良くないので攻撃はマルシャルらの出来に掛かっていると言えます。

ムヒタリアンのプレースタイルはこちらも参考に→マンUムヒタリアンのプレースタイルは?香川真司との仲などエピソードも

レアル・マドリードが約120億という狂った金額でマルシャルを獲得しようとする報道もされていましたがどうなるでしょうか。ユナイテッドに残った方がいいとは思いますが・・・。

いずれにしてもマルシャルは現在のパフォーマンスを維持できれば高確率でロシアワールドカップメンバーにも選ばれるでしょうから今から楽しみな存在だと思いますね。今でも加速度的に成長しているので2018年6月にはより覚醒状態となったマルシャルを見れると思います。

POINT

・ドリブルとワンタッチで突破していけるアタッカー

・出場時間の割に決定力は抜群

・徐々に守備意識や戦術理解も良くなっている