スペイン代表コケのプレースタイルは?アトレティコの中盤を支えるプレーメイカー

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スペイン代表と言えばイニエスタやブスケツ、一昔前ならシャビといったようなバルセロナ勢がクオリティの高いプレーを披露し、スペインらしいポゼッションサッカーを形作っていますよね。

しかしスペインの中盤で優秀なのはバルセロナの選手だけではありません。中でも注目なのがアトレティコ・マドリードに所属するコケですね。

アトレティコは4-4の守備ブロックで後ろを固め、カウンターで得点を奪うスペインっぽくないサッカーが有名ですが、コケはその中でひときわ目立つテクニックとセンスを披露しています。

今回はそんなコケのプロフィールやプレースタイルを見ていきたいと思います。

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コケのプロフィール

 

Focus #CopaDelRey 🏆👀

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名前ーホルヘ・レスレクシオン・メロディオ(Jorge Resurrección Merodio)

国籍ースペイン

出身地ーマドリード

生年月日ー1992年1月8日

身長ー176cm

体重ー73kg

ポジションーDF、MF

利き足ー右足

コケの本名はホルヘ・レスレクシオン・メロディオというスペイン系の選手にありがちな長い名前ですが、「ホルヘ」と発音が似ていることから(おそらく幼少時のあだ名)「コケ」という登録名になっています。

ラテン系サッカー選手があだ名を使う理由についてはこちらも参考に→チチャリートやカカなど南米のサッカー選手が本名じゃない理由とは?

名前はともかくとしてコケのサッカーキャリアのスタートは地元であるマドリードのクラブ、アトレティコ・マドリードの下部組織から始まります。8歳の頃から在籍しているのでいわゆる「生え抜き」の選手ですね。

順調にユースカテゴリーをパスしていき、2009-2010シーズンに若干17歳ながらトップチームデビューを果たすとディエゴ・シメオネが指揮を執るアトレティコにおいて2012-2013シーズンくらいから主力に定着します。現在の背番号は「6」ですね。

この頃はU-21スペイン代表と共にA代表にも名を連ねるなどスペイン代表としても如何にコケの期待値が高かったか伺えますね。

アトレティコではその後も継続して試合に出場、特にアシストの面で非常に優秀な成績を残しています。欠かせない主力だと言えるでしょう。

POINT

・アトレティコ下部組織生え抜き

・アトレティコでは若手の頃から主力

・スペイン代表も常連

コケのプレースタイルは?

パスで試合を作れるプレーメイカー

 

Ganas de volver pronto para ayudar al equipo! 🔜🏧 #AupaAtleti 🔴⚪🔴

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コケの主なポジションは下がり目のセンターハーフ、スペイン語で「ピボーテ」と呼ばれるポジションです。しかしコケは非常にユーティリティ性の高いポリバレントな選手で、左右サイドハーフでの起用も多いですし、サイドバックもこなすことができます。センター、アウトサイド問わずに活躍できる選手です。

コケのプレースタイルで特徴的なのは「スペイン人らしいプレーメイクとプレービジョン」、「正確なボールコントロール」、「アトレティコの戦術には必須な運動量」が挙げられます。

代表クラスのスペイン人選手というのは例外なく全員ボールテクニックが高く、パスセンスに優れているというのはすでに常識になっているかと思います。コケも当然ながらそういったスペイン人選手の特徴を持っており、中盤から正確なパスで試合を作っていくプレースタイルが特徴的ですね。

来たボールを止めて蹴るという基本動作が完璧なのはもちろんのこと見ている場所もよく、素早くパスコンビネーションで相手のブロックを崩したり、プレスをいなしたりできます。相手の陣容を見てロングパスやサイドチェンジを織り交ぜるなど組み立てのチョイスにもセンスを感じますね。なお、コケはセットプレーのキッカーも務めています。

もちろんアトレティコ戦術には欠かせないスキルも

さらにコケのプレースタイルでもう一つ特徴的なのが「運動量」です。

コケの所属しているアトレティコ・マドリードはポゼッションを何よりも優先するバルセロナとは違い4-4の守備ブロックを作って2トップがプレスを掛け、ボールを奪ってカウンターで攻撃する堅守速攻タイプの戦術で結果を残しているチームですよね。

したがって真ん中の「4」であるサイドハーフ及びセンターハーフのポジションには攻撃の度、そして守備の度に絶対的な運動量で90分間ピッチを上下する意識が求められます。

コケはこの上下動を絶えず行うことができるスタミナを持っており、守備の意識も高い選手でアトレティコの戦術において非常に重要な役割を担っていますね。

通常テクニックとパスセンスに優れた選手はセンターハーフかインサイドハーフで起用されることがほとんどですが、コケはこの運動量があるためサイドハーフで使わる事も多いのです。

アトレティコの右サイドハーフは比較的他のチームの4-4-2ほどウイング然としたプレーは少なく、どちらかというと中央に寄って内から崩すコンビネーションを多用するのもコケには合っていますね。(サイド攻撃の幅と深みはサイドバックがオーバーラップして取る)

コケは上記のような運動量とパスセンスを持ってピッチの上を細かく走り回り、時には守備を、時には奪ったボールをグリーズマンなどのストライカーにデリバリーできる選手です。

近年のアトレティコはCLの決勝にも進出しているようにカウンター系チームの中でも群を抜いて鋭く、相手にとっては重いカウンターを食らわせることができますが、同じくスペイン代表のサウール・ニゲスと共にコケという運動量とパスセンスを兼ね備えた選手の存在が一介のカウンターチームとの違いを作っていると言えるでしょう。

エースのグリーズマンのプレースタイルはこちらも参考に→フランス代表グリーズマンのプレースタイルは?バロンドールでもおかしくない!

サウールのプレースタイルはこちら→サウール・ニゲス(スペイン)のプレースタイル!レアルではいじめも?

コケがいる限りアトレティコ・マドリードはスペイントップ3の座をキープできると思います。

スペイン代表は層が厚く、コケほどの選手といえども出場機会は保証されていません。しかし出場した際にはタフな守備と華麗なパス、ゲームメイクを披露してくれるのでその時はコケに注目するとよりサッカーを楽しく観戦できるでしょう。

POINT

・ボールを止めて蹴るを繰り返してゲームメイク

・パスの選択肢と種類も豊富

・運動量も兼ね備える万能タイプ