スイス代表シャキリのプレースタイルは?リバプール移籍のカットイン系豆タンク

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地味ながら2010年南アフリカワールドカップでスペイン代表を破って大金星を挙げたり2014年ブラジルワールドカップでベスト16に進出したりと大舞台で安定した成績を残しているスイス代表。

2018年ロシアワールドカップでも活躍が期待されますが、そのスイス代表において攻撃の中心となっているのがプレミアリーグのストークシティに在籍するジェルダン・シャキリです。

※2018年7月追記 リバプールに移籍決定。

バイエルン・ミュンヘンやインテルなどビッグクラブでもプレー経験があるのでそこそこ有名だと思います。

今回は小柄ながら強烈な攻撃力を持つアタッカー、シャキリのプロフィールやプレースタイルを見ていきたいと思います。

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ジェルダン・シャキリのプロフィール

 

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名前ージェルダン・シャキリ(Xherdan Shaqiri)

国籍ースイス、アルバニア、コソボ(代表はスイス)

出身地ージラン(ユーゴスラビア)

生年月日ー1991年10月10日

身長ー169cm

体重ー72kg

ポジションーMF、FW

利き足ー左足

ジェルダン・シャキリ(シャチリ表記も多い)は東欧アルバニア人の両親の元で紛争が絶えないコソボ(旧ユーゴスラビア)のジランという街で生まれたサッカー選手です。

紛争から逃れるため幼い頃にスイスに移住し、スイスリーグの名門クラブであるFCバーゼルの下部組織からサッカーキャリアをスタートさせます。

2009年にトップチームデビューを果たすと瞬く間に主力の座に上り詰め、あっという間にビッグクラブが注目する存在となりましたね。

その結果2012年にドイツ・ブンデスリーガのバイエルン・ミュンヘンがシャキリの獲得を表明。初年度こそそこそこ試合に出ていましたが、バイエルンの層の厚さに阻まれ徐々に出場機会が減少、2015年にセリエAのインテル・ミラノにレンタル移籍、後に完全移籍する事になります。

しかしインテルでも本領発揮とまではいかずわずか半年で退団が決定し、プレミアリーグのストーク・シティにクラブ史上最高額となる23億円で移籍が決定しました。

プレミアリーグは水に合ったのかすっかりストークの主力としてプレーしておりチームに欠かせない存在となっています。

代表チームではアンダー世代からスイス代表でプレーしており、2014年ブラジルワールドカップのホンジュラス戦でハットトリックを記録するなど大舞台での活躍が目覚ましいですね。

これらの成績とストークシティがチャンピオンシップに降格してしまったことにより2018-2019シーズンからはリバプールでプレーすることになりました。

POINT

・コソボ出身だが幼い頃スイスに移住

・バイエルンとインテルでは出場機会が少なった

・ストークでは本領を発揮中

ジェルダン・シャキリのプレースタイルは?

小柄だが重量級、かつキレのあるアタッカー

 

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シャキリのポジションについてですが、ストーク・シティでは主に右サイドのウイング及びサイドハーフを務めることが多いです。他にもトップ下や左サイドもこなすことができ、2列目のポジションはほぼすべてプレーできると言っていいでしょう。

シャキリのプレースタイルで特徴的なのは「小柄ながら強靭なフィジカル」と「繊細なドリブル技術からのカットインシュート」、「キック精度の高さ」といった特徴が挙げられます。

シャキリは身長169cmとサッカー選手の中ではかなり小柄な体格ですが、体重が72kgと身長比で見るとかなり重量級の選手です。通常170cm以下のサッカー選手で体重が70kgを超えることってあまりありませんよね。

その数値が示す通りシャキリは全身が筋肉の鎧に覆われたような体つきをしており、プレミアリーグの激しいフィジカルコンタクトに適応を見せています。その姿からついたあだ名は「リトル・シャック(元NBA選手シャキール・オニールと自身の名前の語呂)」、日本では「豆タンク」とも呼ばれますね。

しかもシャキリはフィジカル一辺倒の選手ではありません。ドリブルのコントロールにも優れた選手で、小柄な体格を活かした重心の低いドリブルから相手の逆を取るタッチでスルスルとボックス付近に切り込んでいけるプレースタイルも特徴的です。

小柄な選手はドリブルの切り返しにおいて優位がありますが、シャキリもその例に漏れずキレのあるドリブルを披露できますね。もちろんスピードと瞬発力のステータスも高いです。それに加えて上記のフィジカルもあり、体をぶつけられても態勢を崩すことなくドリブルを続行できます。

プレミアリーグのディフェンダーは上記の通り大男だらけですが、こういう細かなドリブルをしてくる選手は苦手としているディフェンダーも多いのでシャキリみたいな選手は効果的ですよね。

ストーク・シティと言えば以前話題になったロングスロワー、ロリー・デラップの「デラップ砲」からベテランの巨塔ピーター・クラウチがヘッドで決めるというシーンに代表されるように、伝統的にプレミアらしいパワフルな攻撃が特徴的でしたが2列目で小器用にプレーできるシャキリの加入によって少しチームカラーが変わりつつあるように思えます。

キック精度も精密でカットインプレーが強力

さらにシャキリはセットプレーのキッカーを務め、直接フリーキックを決めるなどロングキックの精度にも長けた選手です。プレミアリーグの2列目の選手として欠かせない能力を全て備えている選手と言っていいでしょう。

これらシャキリのプレースタイルを総合すると、やはり最も強力なプレーが右サイドからの「カットインシュート」になりますね。元同僚の先輩でカットインの大御所ロッベンにも劣らない鋭いドライブを見せることが可能です。

ロッベンのプレースタイルはこちらも参考に→元オランダ代表ロッベンのプレースタイルは?依然強力過ぎるカットインドリブルシュート

シャキリ本人はトップ下がやりたいようですけど(実際スイス代表など中央でプレーする機会は多い)これだけドリブルでエリアに切り込むことが可能で、左足で強烈なシュートを打てるとなれば現状は右サイドがベストかなと思います。

スイス代表はアーセナルのジャカやシャルケのエンボロ、ユベントスのリヒトシュタイナーなど比較的地味ながら有力な選手が揃っているのでワールドカップが楽しみですね。

ジャカのプレースタイルはこちらも参考に→スイス代表ジャカのプレースタイルは?パスセンスに長けたアーセナルの司令塔

ワールドカップでの活躍次第ではシャキリに再びビッグクラブから声が掛かる事も十分に考えられますし、それだけの能力を持った選手です。2018年ロシアワールドカップではスイス代表に注目すると面白いかもしれませんね。

※ ロシアワールドカップでも大活躍、そして2018-2019からはリバプールに移籍が決定しています。

POINT

・身長の割に筋肉質でパワフルな豆タンク

・ドリブル技術も繊細でキレのあるドライブが可能

・右サイドからのカットインでチャンスを演出