ドイツ代表ケディラのプレースタイルは?ユベントスの攻守を支えるキーマン

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現在のイタリア・セリエAはミラノ勢が不振なこともあってユベントスが6連覇を達成するなどユベントスのほぼ一強状態となっています。(2017-2018はナポリも頑張っているが)

そんなユベントスにあって攻守ともに高いパフォーマンスを見せているのが2015年にレアル・マドリードからやってきたドイツ代表サミ・ケディラです。

2017-2018シーズン2月現在では6ゴールを記録するなど攻守に渡ってユベントスのクオリティを支える存在となっていますね。

今回はドイツ代表サミ・ケディラのプロフィールやプレースタイルを見ていきたいと思います。

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サミ・ケディラのプロフィール

名前ーサミ・ケディラ(Sami Khedira)

国籍ードイツ、チュニジア(代表はドイツ)

出身地ーシュトゥットガルト

生年月日ー1987年4月4日

身長ー189cm

体重ー85kg

ポジションーMF

利き足ー右足

サミ・ケディラはドイツ南部のシュトゥットガルト出身ですが、父親がチュニジア人であるためチュニジア国籍も所有するチュニジア系ドイツ人選手です。

本格的なサッカーキャリアのスタートは地元であり、ブンデスリーガの古豪であるシュトゥットガルトから。

2006年19歳でトップチームに昇格すると、昇格初年度から公式戦26試合出場で4ゴールを決めるなど若手としては突出したプレーを見せていました。

その後もシュトゥットガルトとブンデスリーガで結果を残し続けたケディラには複数のビッグクラブから熱視線を送られ、2010年南アフリカワールドカップでの大活躍をもって2010年7月にリーガ・エスパニョーラのレアル・マドリードへの移籍が決定しました。

レアル・マドリードでも初年度から公式戦40試合以上出場を続けるなど主力としてプレーしていましたが、レアル特有の選手入れ替えサイクルの速さや怪我などもあって徐々に出場機会が減少、2015年に退団が決まりセリエAのユベントスFCに移籍することになります。

ユベントスでは怪我などもあり序盤は出遅れましたが現在ではすっかり主力に定着し、レアル時代を上回るプレーのクオリティを見せています。

POINT

・シュトゥットガルトでデビュー直後から活躍

・南アW杯の活躍でレアルマドリードへ

・2015年からはユベントスでプレー

サミ・ケディラのプレースタイル

ハイレベルなボックストゥボックス!

ケディラの主なポジションはセンターハーフ及び守備的ミッドフィルダーの位置です。最近はインサイドハーフに入る事も多いですね。

ケディラのプレースタイルで特徴的なのは「ピッチを広くカバーする運動量」、「攻撃時の中盤からの飛び出し」です。

ケディラはいわゆる「ボックストゥボックス」タイプのミッドフィルダーで自陣のペナルティボックスから敵陣のペナルティボックスまで縦横無尽に走り回ってチームに貢献する選手だと言えるでしょう。

一口にセンターハーフと言ってもゲームメイカーから間受け系の選手まで様々なプレースタイルがありますが、現代サッカーではフィジカルコンタクトの重要性が高まり、ユルゲン・クロップのゲーゲンプレス戦術に代表されるようにハイインテンシティの守備から素早くショートカウンターにつなげる戦術が各リーグで流行していますよね。

こういったショートカウンター戦術に対応するには守備でも攻撃でもどこかで「枚数」を増やして数的優位を作り、中盤陣地の押し合いを安定させる必要があります。そのため運動量豊富なセンターハーフはどこのクラブにも一人はいますよね。

事実2016-2017シーズンの欧州リーグ優勝チームにはチェルシーにエンゴロ・カンテ、レアル・マドリードにカゼミロ、バイエルン・ミュンヘンにハビ・マルティネスといった中盤のスペースを掌握できるアンカーが揃っていましたよね。

ユベントスにはそれらのチームと同じようにこの記事で紹介しているサミ・ケディラがいます。豊富な運動量でピッチを走り回り、守備の際には足りないスペースを埋め、攻撃の際にはペナルティエリアまで飛び出して数的優位を作ってくれますね。もちろん身体能力も高く、対人守備では体の強さも発揮します。

ボールコントロールやパスの精度は決してエレガントではありませんが、ケディラのこのプレースタイルは現代サッカーにおいて非常に重要だと言えます。

センターハーフにしては得点数も多い

そしてケディラはセンターハーフとしては得点数の多いタイプで、2017年にはセンターハーフの選手としては非常に珍しいハットトリックも決めています。

運動量の豊富さはすでに紹介した通りですし、ケディラは前に上がっていく頻度も多く、フォワードについて行って下がった相手ディフェンスラインとボランチの隙間に入り込んで決定的なチャンスを迎える事も少なくないです。

運動量があること前提の芸当ですが、流石にケディラはビッグクラブでプレーし続けているだけあってスペースを読むセンス、勝負所を見極めるセンスも備わっていると言えるでしょう。

レアル時代はここまでの攻撃力は見せていませんでしたがユベントスにはウイングにディバラやマンジュキッチなど比較的流動的にスペースを作ってくれるプレーヤーが多いのでケディラが入るためのスペースが空きやすいことも起因していると思われます。

パウロ・ディバラのプレースタイルはこちらも参考に→パウロ・ディバラのプレースタイルとゴールパフォーマンスの意味!

マンジュキッチのプレースタイルはこちらも参考に→クロアチア代表マンジュキッチのプレースタイルは?少年院エピソードも

2017年のユベントスには同じようにボックストゥボックスタイプのフランス代表ブレーズ・マテュイディが加入しましたが、マテュイディはサイドにも流れてプレーできるタイプで、中央で力を発揮するケディラとは微妙にプレーエリアが異なっています。

マテュイディのプレースタイルはこちらも参考に→ユヴェントス移籍!フランス代表マテュイディのプレースタイルは?

この2人をセンターハーフで併用するには多少時間が必要だとは思います。しかし機能すれば非常に攻撃的なチームが完成すると思いますね。

いずれにしてもケディラは30歳を迎えて元々のフィジカルセンスに加え、攻守に渡ってタイミングを読むセンスも成熟してきました。

ケディラは順調にいけばロシアワールドカップで連覇に挑むドイツ代表にも召集されそうですね。キャプテンシーもありますし出場できた時は注目の選手だと言えます。

POINT

・ピッチを90分間走り回るタイプ

・よく前方に飛び出し、縦にチームを推進

・ユベントスでもドイツでも攻守に渡って重要

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