2016ー2017シーズン、セリエAでもチャンピオンズリーグでも絶好調を誇るユベントス。
昨季は主軸だったポール・ポグバが移籍するなど若干の戦力ダウンがささやかれましたが、全く影響なしと言えるほどの成績を残しています。
そしてそのチームのけん引役の一人としてブレイクを果たしているのがアルゼンチン代表のパウロ・ディバラ。
今回は母国では「宝石」と呼ばれ、他のメガクラブも獲得を狙うディバラ選手のプレースタイルやゴールパフォーマンスの秘密などを見ていきましょう。
パウロ・ディバラのプロフィール
国籍 アルゼンチン、ポーランド、イタリア(代表はアルゼンチン)
出身地 ラグナラルガ
生年月日 1993年11月15日
身長 177cm
体重 69kg
利き足 左足
めっちゃイケメン。
パウロ・ディバラは祖父がポーランド出身の人で、さらに家系自体はイタリアがルーツ、そして生を受けたのはアルゼンチンという事情のため「3重国籍」を持つ選手です。
代表選択権はこの3つの国全てにありますが、本人は生まれ育ったアルゼンチン人としての気持ちが強いためアルゼンチン代表を選択しました。
キャリアの始まりは17歳の時。地元のクラブであるインスティトゥート・デ・コルドバでデビューを迎えます。
そして2012年、18歳になったディバラは自身がルーツを持つイタリア・セリエA所属パレルモのスカウトの目に留まり、イタリアに渡る事になるのです。
最初は若干の苦戦が見られましたが、数か月毎にみるみる成長していき2014-2015シーズンには13得点を記録するなど才能を本格的に発揮。
2015年に同じイタリアのビッグクラブ、ユベントスに移籍する事となりました。
パウロ・ディバラのプレースタイル
まずディバラが得意とするポジションはセカンドトップとトップ下です。場合によってはウイングもこなす事ができますね。
パウロ・ディバラはそのプレースタイルから様々な選手と比較されています。
「アグエロ2世」、「メッシ2世」、などなど・・・
確かにディバラはこれらの選手の特徴を併せ持っていると思います。
武器はシュートセンス、素早いドリブルと視野の広さ、テクニックの高さです。
混雑するエリア内で確実にボールの芯を叩いて強烈なシュートを放つ様は確かにアグエロのよう。狭いスペースを細かいターンと相手の逆を付く読みでスルスル突破していく様はメッシのようです。
特にシュートコントロールに関しては元チームメイトのポール・ポグバがディバラの事を「R2」と呼んでいるそうです。由来はプレイステーションのサッカーゲーム(ウイイレかな?)でコントロールしたシュートを打つ時に押すボタンだからだそう。
相性の良かったポグバの性格やプレースタイルはこちらもご参考下さい→フランス代表ポグバの性格が陽気すぎる!プレースタイルも紹介!
このようにシュートやドリブルも掛け値なしに素晴らしいものを持っていますが、ディバラにはアグエロやメッシとも違う「10番」の素質を感じます。
ゲームメイク能力に長け、自ら前線から降りてきてパスを捌くようなプレーも頻繁にみられますね。顔を上げながらドリブルをするので視野も広く精度の高いサイドチェンジも魅力の一つです。
メッシやアグエロのように「完全なるアタッカー」というよりはクラシカルな「10番」、「トップ下」の仕事もこなせる選手だと思いますね。
もちろん運動量も素晴らしく突破力も備えているため近代型10番の動きもできます。
課題としては若干フィジカルごり押しマークに弱い所くらいでしょうか。
ディバラのゴールパフォーマンスの意味は?
Para el carnaval me puse la #dybalamask dos veces 😝🎭🎭⚽⚽ pic.twitter.com/xIc3eEvDgP
— Paulo Dybala (@PauDybala_JR) 2017年2月28日
プレー以外でディバラが最も話題になるのはゴールパフォーマンス。
人差し指と親指を開いて顔を覆うような仕草を見せます。
このパフォーマンスの意味は「グラディエーターのマスク」だそうです。グラディエーターとはローマの剣闘士の事ですね。
常に戦う気持ちを忘れないようにこういったパフォーマンスを続けているそうです。
さすがイタリアにルーツを持つだけあってキザなセンスにもあふれている選手と言えるでしょう。イケメンじゃないと成立が難しいパフォーマンスですよね。
本人はユベントスに残るというような話をしていますがメガクラブは間違いなく放っておかないでしょう。バルセロナやレアル・マドリードが狙っているとされますが・・・どうなるでしょうか。顔はレアルの選手っぽいですけどね笑