スイス代表ジャカのプレースタイルは?パスセンスに長けたアーセナルの司令塔

シェアする

※当サイトは記事内にアフィリエイト・アドセンス広告を含む場合があります。

アーセナルは昔からセンターハーフに優秀な選手を多数抱えている状況が多いですが、2016年シーズンから主に3バックを採用している同チームにおいてプレーメーカーとしてコンスタントに活躍しているのがスイス代表のグラニト・ジャカです。

左足から繰り出される正確なパスでアーセナルの試合を作っていますね。

今回はそんなジャカのプロフィールやプレースタイルを見ていきたいと思います。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

グラニト・ジャカのプロフィール

名前ーグラニト・ジャカ(Granit Xhaka)

国籍ースイス、アルバニア、コソボ(代表はスイス)

出身地ーバーゼル

生年月日ー1992年9月27日

身長ー185cm

体重ー82kg

ポジションーMF

利き足ー左足

グラニト・ジャカは独立問題に起因する紛争地帯コソボで独立運動家をしていたアルバニア人の父が落ち延びた先のスイス・バーゼルで生んだサッカー選手です。

そのためアルバニア国籍とスイス国籍、コソボ国籍という3つの国籍を所有する複雑な環境で生まれたと言えるでしょう。

サッカーキャリアのスタートはバーゼルにある小さなクラブであるコンコルディア・バーゼルでした。

やがてグラニト・ジャカは兄のタウラント・ジャカと共に同都市のスイス最大級のクラブFCバーゼルに移籍することになります。

バーゼルでは18歳になったころからトップチームにデビューし、若くして主力の一部としてプレーしますが、2012年にはその才能に目を付けたドイツ・ブンデスリーガのボルシア・メンヒェングラートバッハに移籍、ステップアップを果たします。

ボルシア・メンヒェングラートバッハではこちらも初年度から主力に定着し、ブンデスリーガでは4シーズンで102試合に出場するなど活躍していましたね。

この活躍を受けてジャカは2016-2017シーズンからイングランドプレミアリーグのアーセナルFCに移籍し、センターハーフとして32試合に出場しました。

上記のように複雑な家庭環境で育ったグラニト・ジャカですが、代表は生まれ育ったスイス代表を選択しており(兄のタウンゼントはアルバニア代表)、10番を背負っています。

POINT

・スイス代表だがアルバニアとコソボにもルーツを持つ

・ブンデスリーガでも力を発揮

・2016-2017シーズンからアーセナルでプレー

グラニト・ジャカのプレースタイルは?

プレミアリーグでも屈指のプレーメーカー

 

📸👈Nobody who ever gave his best regretted it. 💪 ⚓#GX29#IWILL#Gunners #trainingtime🏋️ @arsenal #XhakaBoom

Granit Xhakaさん(@granitxhaka)がシェアした投稿 –

グラニト・ジャカのポジションはセンターハーフです。場合によってはサイドハーフをやることもありましたね。

ジャカのプレースタイルで最大の特徴はそのゲームメイクスキルです。

ジャカはディフェンダーと中盤の間を細かく動き回り、パスを受けて前線の選手に繋ぎまくるプレースタイルが非常に特徴的で、アーセナルの攻撃を活性化させている存在だと言えます。

とにかくショートパスとロングパスの精度が高くそしてキックモーションも美しいです。ジャカの腕の振りや足の振りを見ると微妙な力加減と体重加減で多彩なパスを使い分けている印象ですね。左利きのため左足でキックすることが多いですが、右足も正確。有事には右足のアウトサイドでボールをはたくようなプレーも見られるなど「中盤底付近からのゲームメイク」というカテゴリーではプレミアリーグでも屈指の選手でしょう。

またピッチを上空から見下ろすような視点でプレーできるビジョンの広さ、展開力も魅力でこれもベジェリンのように速い選手が揃っているアーセナルでは重要なアクセントになっています。
ベジェリンのプレースタイルはこちらも参考に→アーセナルDFベジェリンのプレースタイルは?ボルト超えのスピード?

実際に2016-2017シーズン記録ではパス回数2298回とプレミアリーグで2位のパスを繋いでいることからもジャカのパスセンスの高さが伺えますね。(1位はディフェンダーで全試合フル出場のアスピリクエタ)。アーセナルの中盤を掌握しているのはジャカだと言っていいでしょう。

参照:プレミアリーグ公式ページ「Stats Centre」(クッキー要求されます)

下にジャカの攻撃面でのプレースタイル動画をシェアします。パスセンスがやはり抜けていますね。

守備も積極的だが・・・

ジャカは上記のように優れたパスセンスを持つ選手ですが、欠点もあります、それは「守備」ですね。正確に言うと守備自体は積極的にやってくれるタイプなのですが、読みの部分において少し課題があるという印象です。

プレスのタイミングを間違えて深いタックルになってしまいカードを受ける事もしばしばです。実際にブンデスリーガ時代も1シーズンに3回退場したことがありますし、2016-2017シーズンのプレミアでも2枚のレッドカードをもらっています。

どうしようもないこともあるでしょうが、中盤の選手でこのレッドの数はちょっと多いですね。

アーセナルのセンターでコンビを組むことが多いアーロン・ラムジーは積極的にピッチを上下するタイプの選手なので、ラムジーが上がっていった時はジャカがカバーに入る事になるのですが、ちょっと現状の守備では不安が残ります。パサーのジャカとボックス・トゥ・ボックスのラムジーではプレースタイルが異なるので表面上はバランスの取れたコンビに見えるんですけどね。実際はそこまで相性は良くないです。

ラムジーのプレースタイルはこちらも参考に→ウェールズ代表ラムジーのプレースタイルは?アーセナル不動のセンター!

後はポジション上なかなか簡単ではないですが、ジャカがもっと得点を取ってくれればアーセナルも楽になると思うので今後のシーズンではより得点も取れるとなおいいですね。キックが上手くてミドルシュートも強烈ですので取れる機会はあるはずです。

いずれにしてもアーセナルの試合を見る時はジャカのビルドアップパスと展開力に注目すると非常にサッカーが楽しめると思います。

POINT

・プレミア屈指のプレーメイカー

・展開力も高く長短のキックが正確

・守備と得点力には課題