チチャリートやカカなど南米のサッカー選手が本名じゃない理由とは?

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南米やスペイン、ポルトガルのサッカー選手の名前を詳しく調べてみると実はユニフォームに書かれている名前は本名ではなく、愛称であることが多かったりして驚かされます。

メキシコのチチャリートやカカ、フッキ、ロナウジーニョなどなど・・・一般的に知られているこれらの選手の登録名は実は本名ではありません。

これらの選手はなぜ本名で登録していないのでしょうか?その理由を見ていきたいと思います。

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本名じゃないサッカー選手

登録名が本名じゃないサッカー選手はたくさんいます。

例えば

ロナウジーニョ(本名:ロナウド・デ・アシス・モレイラ)

カカ(本名リカルド・イゼクソン・ドス・サントス・レイチ)

フッキ(本名ジバニウド・ヴィエイラ・デ・ソウザ)

チチャリート(本名ハビエル・エルナンデス・バルカサール)

イスコ(本名フランシスコ・ロマン・アラルコン・スアレス)

ペレ(本名エドソン・アランテス・ド・ナシメント)

ジーコ(本名アルトゥール・アントネス・コインブラ)

などなど本名と違う名前で有名になったサッカー選手は南米、スペイン、ポルトガル辺りではたくさん存在します。

これらは愛称で、チチャリートは「小さなサヤエンドウ」という意味で緑色の目と体が小さかったころから名付けられたあだ名。カカは弟が小さい頃、本名のリカルドを上手く発音できず「カカ、カカ」と言っていたことからつけられたあだ名です。

なぜ本名で登録しないの?

スペイン・ポルトガル語圏は名前が長くなりがち

なぜ本名で登録していないのかというと単純に名前が長いという事とカトリック系の人名はレパートリーがそんなに多くないため被ってしまう事が多いから。

例えばポルトガルの人名は「名前+キリスト教洗礼名やミドルネーム+母方の苗字+父方の苗字」で構成されることが多く(父方と母方は逆になることもある)、入っている要素が多いため名前がとっても長いのです。

例えばブラジル代表のネイマールは本名「ネイマール(名前)・ダシウバ(父方の苗字)・サントス(母方の苗字)・ジュニオール(息子の意、父親も同じ名前のため)」となっています。

しかも名前の決め方にそこまで厳密な決まりがあるわけではなく、苗字をどっちかしか入れない人もいたり、逆に祖父母の苗字まで入れたり、上記ネイマールのように「ジュニア(息子)」の意味合いで名前の最後にジュニオールを入れたりする人もいるなど比較的自由度も高いためその言語圏以外の人からしたら訳が分からなくなります。

POINT

・スペインやポルトガル語圏は名前が長い

・両親の苗字や洗礼名が含まれるから

・一応規則性はあるが比較的自由なので他言語圏の人はわけわからなくなる

名前のレパートリーも多くない

これらのフルネームを全部選手名に登録してしまうとえらいことになりますよね。一般的には「名前+父方の苗字」のみで登録する選手も多いですが、特にブラジルだとその苗字名前共にレパートリーが多くなく、サントスとかダシウバとかカルロスとかルイスだらけになってしまい、こちらも区別がつきにくくなってしまいます。

なのでブラジルの選手は子供の頃呼ばれていたニックネームなどを選手登録名として使用することが多いのです。

スペイン人でも愛称で登録することがあり、レアル・マドリードのイスコは比較的ありがちな名前である「フランシスコ」の最後の部分を取って「イスコ」と称していますね。

ちなみにブラジルのヴァスコダガマには「ヤーゴ・ピカチュウ」という選手がいて、子供の頃から素早かったことからポケモンの名前を愛称にしてプレーしています。

まあフッキとかもアメコミ「超人ハルク」からつけられた名前ですし、そう考えるとキャラモノもありかもしれません。

いずれにしても東欧の「ビッチ」系もそうですが名前が似てると選手の区別がつかなくなる時がサッカーにはありますよね。ピカチュウとまではいかなくてもその場合ブラジル人のように愛称で選手名を登録するのは悪くないアイデアだと思いますね。

POINT

・ブラジルは名前の比較的名前のレパートリーが少ない

・区別するためにニックネームを使用

・登録名ピカチュウという選手も