フランス代表アントワーヌ・グリーズマンの評価が留まるところを知りません。
アトレティコ・マドリード、フランス代表で共に結果を残し続け、2016年にはヨーロッパ年間最優秀選手を決めるバロンドール投票ではあのリオネル・メッシとクリスティアーノロナウドに割って入ろうかという所まで評価を高めています。
今回はそのアントワーヌ・グリーズマンのプレースタイルや特徴、移籍の噂などを見ていきましょう。
グリーズマンのプロフィールは?
名前ーアントワーヌ・グリーズマン(Antoine Griezmann)
国籍ーフランス
出身地ーマコン
生年月日ー1991年3月21日
身長ー175cm
体重ー72kg
ポジションーFW
利き足ー左足
グリーズマン(グリエーズマンとも記載される)はワインの名産地であるフランス・ブルゴーニュ地方のマコンという街で生まれました。
幼少の頃は生まれたフランスで過ごしましたが13歳のときにスペインに移住。バスク地方にあるレアル・ソシエダの下部組織でプレーし、2009年にトップチームデビューを果たします。
ソシエダでは主にサイドアタッカーとして活躍し、2012-2013シーズンには公式戦11ゴール、2013-2014シーズンには16ゴールを挙げるなどリーガの得点ランキングに食い込む活躍を見せ、2014年にソシエダからアトレティコ・マドリードに獲得されることになりました。
アトレティコに移籍したグリーズマンはセンターフォワードの一角としてプレーする機会が増え始め、公式戦では25ゴール→32ゴール→26ゴールと本格的にストライカーとしての才能を開花させましたね。
フランス代表でも自国開催だったEURO2016の準優勝に貢献するなど活躍を見せ、2016年のバロンドール投票でCロナウド、メッシに次いで3位に選ばれています。
・フランス生まれだが幼少期にスペインに移住
・ソシエダでサイドアタッカーとして名を挙げる
・アトレティコ移籍後はストライカーとして開花
グリーズマンのプレースタイルは?
ウイングでもセンターでも活きる抜群のスピードとテク
アントワーヌ・グリーズマンの主なポジションはセンターフォワード及びセカンドトップとウイングフォワードです。
グリーズマンのプレースタイルについてですが、基本的になんでもできる万能アタッカーだと言えますね。中でも特筆すべきは「スピード」と「スペイン風なボールコントールの上手さ」、「シュートパターンの豊富さ」です。
現在では2トップの一角としてセンターフォワードでプレーすることが多いグリーズマンですが、元々の主戦場はサイド。スピードとドリブルを活かしたウイングプレーヤーだったのです。
単純な足の速さもさることながらボールを持ってもそれほどスピードが落ちず、裏へ飛び出す速度と勢いもかなりのクオリティを持っています。アトレティコはガッチリ守ってカウンターで得点を取るのがメイン戦術なのでグリーズマンのスピードは戦術に非常にマッチしています。
そしてグリーズマンは幼少の頃にスペインに渡り、スペインでサッカー教育を受けたからかボールタッチもとても柔らかく、相手の逆を取りながらヌルヌルとマークの網をかいくぐってドリブルできる器用さも持っています。
囲まれてもどんどん突破していくことができますし、ワンタッチではたいてコンビネーションで崩すのも上手いですね。本当に器用な選手です。
アトレティコではよりドリブルに特化しているカラスコ、フランス代表ではポストプレーに特化したジルーなど尖ったプレースタイルを持つタイプと組んでも双方にとって持ち味が出せるのもグリーズマンの魅力と言えるでしょう。
カラスコのプレースタイルはこちらも参考に→ベルギー代表カラスコのプレースタイルは?アトレティコが誇る変態ドリブラー
ジルーのプレースタイルはこちら→フランス代表ジルーのプレースタイルは?技術も高いトップクラスのポストプレーヤー
そしてフォワードの本分であるシュートの威力と精度、パターンの豊富さもグリーズマンのプレースタイルでは言及しなければならないでしょう。
グリーズマンは上記のボールタッチと同様に左足から繰り出されるシュートの質が世界トップクラスのクオリティを誇ります。
近距離のコントロールシュートは当然ながらペナルティエリア外35m以内くらいの距離であれば左右どこからでもコースを狙って決められるセンスがありますね。しかもドカンと打つ大砲シュートやふわりと浮かせるフェザータッチシュートまで状況によってシュートのタッチも変えられます。ペナルティボックス付近におけるシュートの精度と威力においてはロナウドやメッシよりも上ではないでしょうか。直接フリーキックも強力ですね。
シメオネ体制下で守備も進歩、総合力では現役NO1クラスか
さらにグリーズマンは守備ブロックを形成してガチガチに守るシメオネのアトレティコにおいて守備にも奔走するシーンが多く見られており非常にプレーエリアが広いです。
小柄でがありますがおそらくこれだけスピード、テクニック、シュートエリアの広さ正確さをトップレベルで兼ね揃え広範囲でプレーができるアタッカーはグリーズマンをおいて他にはいないでしょう。同じフランス人で総合力の高いベンゼマをよりソリッドにした感じとでも言いましょうか。本当にバロンドールを取っても全く不思議はないクオリティの高さを誇ります。
ベンゼマのプレースタイルはこちらも参考に→レアル所属ベンゼマのプレースタイルは?最高とは?事件やエピソードも
グリーズマンとアトレティコマドリードの契約は2022年までとなっていますが、マンチェスター・ユナイテッドなどが獲得を狙っているとも言われています。資金が豊富にあるクラブなら十分獲得できるでしょう。ぜひ違うリーグでもプレーするグリーズマンを見てみたいですね。
・スピードとテクニックに優れる万能アタッカー
・ソフトなシュートもハードなシュートも打てる
・バロンドールを取ってもおかしくないハイクオリティな選手