フランス代表ジルーのプレースタイルは?技術も高いトップクラスのポストプレーヤー

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2017-2018のアーセナルにはアレクサンドル・ラカゼットという新しいストライカーが加入しました。

これによって同じフランス代表のストライカー、オリヴィエ・ジルーが退団するのではないか?と噂されましたがジルーは結果残留し、アーセナルのスカッドを引き続き支える事になりましたね。

ジルーは他のアーセナルのアタッカーとは違い絶対的なフィジカルとポストプレーの巧さを兼ね備えている選手ですので攻撃の幅を広げるために重要な存在と言えるでしょう。

※2018年2月追記 移籍期間最終日にチェルシーへの移籍が決定しました。

今回はそんなオリヴィエ・ジルーのプロフィールやプレースタイルを見ていきたいと思います。

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オリヴィエ・ジルーのプロフィール

 

#Giroud #Arsenal #Gunners #photocall

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名前ーオリヴィエ・ジルー(Olivier Giroud)

国籍ーフランス

出身地ーシャンベリー

生年月日ー1986年9月30日

身長ー192cm

体重ー88kg

ポジションーFW

利き足ー左足

ジルーはスイスのジュネーブやイタリアのトリノにも近いフランスのシャンベリーという土地で生まれました。

サッカーキャリアのスタートはシャンベリーにほど近いフランスのグルノーブルの下部組織から始まります。

キャリアを積むためにイストルへのレンタル移籍を挟み2008年に当時フランス2部リーグに在籍していたトゥールに移籍。ここでジルーはシーズン21ゴールを挙げて2部得点王に輝くなど活躍を見せます。

2010年にはモンペリエに移籍。ここでもリーグ戦12ゴール、21ゴールと2シーズンで大きな結果を出し2012-2013シーズンからイングランドプレミアリーグのアーセナルFCにステップアップ移籍を果たします。

アーセナルでは度々サブに降格しながらも毎シーズン二桁得点を挙げる活躍を見せています。

2017-2018シーズンには新しい選手の加入もあり、移籍が噂されましたが本人が残留を希望したため残留し、開幕戦で逆転となるゴールを決めるなど依然存在感を放っています。

※2018年2月追記 長年所属したアーセナルを去り、チェルシーに移籍することになりました。

またフランス代表では2011年から招集されており、2016年の自国開催EUROにて開幕ゴールを決めるなどこちらも活躍しています。

POINT

・フランスリーグで大活躍

・アーセナルでもエースストライカーに

・2017年移籍が噂されるもアーセナルに残留

オリヴィエ・ジルーのプレースタイル

192cmと高身長なストライカー

 

He’s done it! 👏 #100livier #COYG #AFC #Arsenal

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ジルーのメインポジションはセンターフォワードです。しかし若い頃からウイングでも起用されることが稀にありましたね。

ジルーのプレースタイルで特徴的なのはその恵まれた体躯由来の「絶対的なフィジカル」と「ポストプレー」、「体格からは想像できない技術の高さ」です。

ジルーは身長が192cmと非常に大柄な選手でその数値が示すように空中戦では絶対的な打点の高さを誇りヘディングでの競り合いにとても強いです。

また体をぶつけて相手とのボールの取り合いになる局面でも非常に強いですね。アーセナルは前線に高さとフィジカルのある選手があまりいないのでジルーのこの競り合いの強さは非常に重宝されています。

左足のシュートも非常に強烈で正確です。加えてジルーは足が長いのでディフェンダーからすると考えられないような位置から足を伸ばして、崩れた体勢からでも強引にゴールに叩き込むことが可能になっています。年間ベストゴール候補に挙がるようなトリッキーなシュートをいくつも決めていますよね。

またポストプレーもジルーのプレースタイルを評価する際によく話題に出されます。ジルーはその身長により後方の選手から出されたハイボールを簡単に収めることができるため前線で起点を作るのに持ってこいの選手なのです。

アーセナルは基本的にショートパスを繋いで崩す戦術ですが、そうはいってもアクセントとして前線に「タメ」を作れる選手は戦術の幅という意味でも大切ですよね。

体格のわりに足元のテクニックが柔らかい

そしてジルーのポストプレーの上手さには足元の技術も関係しています。通常こういう大型のターゲットマン系の選手は高さとフィジカルのみで足元のテクニックが不器用な選手も多いですが、ジルーは若い頃フランスでウイングをやっていたこともあって非常に足元の技術が高いタイプの選手でもあるのです。

細かいドリブルで相手を外すようなシーンもよく見ますよね。上記の通りハイボールの競り合いに強いジルーですが、タッチも柔らかくショートパスを左右と後方に捌くといういわゆるアーセナルっぽい戦術でも生きる選手と言えます。

アーセナルはウェルベック、エジル、サンチェスなどテクニックとスピードに長けたアタッカーが多いのでキープ力の高いジルーに一旦預けて走りこむというシンプルなプレーでも大きなチャンスを作れるということですね。

エジルのプレースタイルはこちらも参考に→ドイツ代表エジルのプレースタイルは?個性的なファッションエピソードも

サンチェスのプレースタイルはこちら→アレクシス・サンチェスのプレースタイルと貧乏エピソード

元イングランド代表のジェイミー・キャラガーもテレビの解説でジルーのプレースタイルについて「こんなに高さがあって足元も上手い選手が他にいるか?」と高い評価をしています。

スピードはあまりない!

ただしジルーには欠点もあります。それは「敏捷性」です。

ジルーはスピード能力が高い選手ではなく裏に抜け出すような動きも苦手です。上記の通り相手を背負ってポストするのは抜群に上手いのですが・・・速いスルーパスに反応よく抜け出すことができないためシュート時にディフェンダーを真正面に据えて無理なポジショニングを強いられているシーンは良く見ます。

反転も遅く、全体的に敏捷性の数値が高くないのが明確なジルーの欠点と言えるでしょう。ただもしジルーに敏捷性があったらとんでもないパーフェクトフォワードになってしまうので多少目をつぶる必要はあるかもしれないですけどね。

いずれにしてもジルーはスピードという欠点はあれど高さとポストプレーという長所も大きい選手なので使う状況をしっかり監督が見極めれば引き続きアーセナルでも重要な立ち位置を占めると思います。上記したようにアーセナルにはジルーほどタフかつ柔らかくポストプレーができる選手がいないからです。

2017年にアーセナルに加入したラカゼットはバランス型ですがどちらかというとスピードに長けた選手なので2トップを組んでみてもジルーの良さが引き出されて面白いと思うんですけどね。

ラカゼットのプレースタイルはこちらも参考に→フランス代表ラカゼットのプレースタイルは?アーセナル移籍決定!

もしアーセナルの試合でジルーがピッチに立っていた場合は「あ、今日はアーセナルそういう戦術か」と考えてみるとより面白いと思いますね。

※2018年2月追記 チェルシーへの移籍が決定しました。チェルシーは絶対的なポストプレーヤーが不在なので良いオプションになるでしょう。

POINT

・身長が高く抜群のフィジカルを誇る

・テクニックもありポストプレーが世界トップクラスの上手さ

・スピードはないので使い方次第