レアル所属ベンゼマのプレースタイルは?最高とは?事件やエピソードも

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何かとゴシップを賑わせがちなレアル・マドリード所属で元フランス代表のカリム・ベンゼマ。

その素行が問題視される事もありますが、サッカー選手としての実力は世界最高クラスで、サー・アレックスファーガソンやヴェンゲル、アンチェロッティら名将たちからもその技術は絶賛を受けるほど。

今回はそんなカリム・ベンゼマのプロフィールやエピソード、プレースタイルなどを見ていきましょう。

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カリム・ベンゼマのプロフィールとエピソード

カリム・ベンゼマのプロフィール

 

Tjrs Frais 😜 #kbnueve

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名前ーカリム・ムスタファ・ベンゼマ(Karim Mostafa Benzema)

国籍ーアルジェリア、フランス(代表はフランス)

出身地ーリヨン

生年月日ー1987年12月19日

身長ー187cm

体重ー79kg

ポジションーFW

利き足ー右足

カリム・ベンゼマはフランス代表の先輩で現在レアル・マドリードの監督を務めるジネディーヌ・ジダンと同じアルジェリア系移民の子です。

生まれ育ったリヨン近郊のブロンという街でサッカーを始め、2004年からフランスの強豪オリンピック・リヨンのBチームに移籍して活躍を始めます。

2007-2008シーズンにはフランスリーグ得点王となる20ゴールを記録、さらに7試合に出場したチャンピオンズリーグでは4得点を記録するなどヨーロッパのビッグクラブが獲得に動くには十分な活躍を見せます。

そして2009年、スペインリーグのレアル・マドリードに移籍する事になるのです。

憧れはロナウド!?

2010年に背番号が「9番」に変更されているベンゼマですが、実は彼にとって本当に大きな出来事だったそうです。

得点のみを狙うストライカーというイメージより周囲を活かすプレーが上手い印象のあるベンゼマですが、彼の憧れはレアルにも在籍した元ブラジル代表のロナウド(クリロナではなく)。

そのロナウドの着けていた9番を継承できたのはベンゼマにとって最高の体験となったでしょう。実際ベンゼマはこの「9番」をとても気に入っており、フォーメーションでワントップから外されると若干不機嫌になる事もあるそうですね。

最高のベンゼマって何?

ネットなどでベンゼマに関して何か話題になるとき必ずと言っていいほど「最高の~」という言葉がついて回る事が多いです。

この元ネタは何かと言うと・・・2010-2011シーズンで序盤戦いまいち活躍できなかったものの後半にゴールラッシュを見せて来シーズンへの期待を持たせるプレーを見せたベンゼマ。

その後のインタビューで「来シーズンは最高のベンゼマを披露することになるよ」と言い放ったのです。ベンゼマはそれ以前から何となくネタにされがちなキャラクターだったため、「ワインか何か?」と前半戦の絶不調と妙な言い回しも相まってネット界隈のツボにハマってネタ化されてしまったという訳です。

けっこう問題児なベンゼマ。フランス代表からは追放状態

上記のようにベンゼマは表現が適切かどうかは分かりませんが見た目非常に愛嬌のある人です。

しかし結構な問題児でして・・・

モウリーニョがレアルの監督を努めていた頃には遅刻でしょっちゅう怒られていましたし、愛車「ブガッティ・ヴェイロン」で規定より100km超のスピード違反やカーチェイス事件を何度も起こしたりしています。

またフランス代表の同僚であるヴァルブエナが恐喝された一件に関わっているとされ、現在フランス代表からは追放状態にあります。実際はヴァルブエナに問題解決のアドバイスをしただけだそうで無実を主張していますが・・・ベンゼマの復帰を巡ってフランス首相や大統領もコメントを出すなどかなり波紋が広がってしまっています。

グリーズマンやムバッペなど新鋭が続々登場する中でベンゼマの復帰はいつになるのか気になりますね。

マンU移籍の噂も出ているグリーズマンに関してはこちらも参考に→「憧れはベッカム」フランス代表グリーズマンのプレースタイルとエピソード

またフランスサッカー協会とベンゼマの仲の悪さを象徴する件としてはこのような事件もありました。

これはフランス代表の公式twitterになりますがレアル・マドリードの2017CL決勝進出と共に祝福されているのはラファエル・ヴァランのみ。ベンゼマは・・・?

どうやらフランスサッカー協会とベンゼマの溝はまだ深いようです。

カリム・ベンゼマのプレースタイル

とまあフランス代表ではしばらくプレーできなさそうなカリム・ベンゼマですがレアル・マドリードでは引き続きチームに無くてはならない選手としてプレーしています。

ポジションはセンターフォワードですがジエゴ・コスタとかイブラヒモビッチみたいなゴリゴリのワントップストライカーという訳ではなく、フォワードとトップ下の中間選手のように振る舞う事が多いです。フォワードである「9番」とトップ下である「10番」の間を取って「9・5番」と称される事もあります。

ベンゼマのプレーを見ていると分かりますが基本的にワントップの位置に張り続けている事はまずありません。

スペースメイキングが抜群に上手くて共に「BBC」を形成するガレス・ベイルやC・ロナウドを活かすためにサイドに流れたり、フォワードにも関わらずエリアの外でラストパスを出したり中盤選手の後ろから飛び込んでくる事も珍しくないです。

いかにもフランス人選手というような華麗なボールタッチを持っている選手で、キープ力も高いためポストも容易にこなせます。

ジネディーヌ・ジダンをより「近代的なFW寄りにした」選手という印象を受けますね。

また非常に落ち着いて状況判断ができるヴィジョン系選手で、トラップする前から周囲を見渡し2手3手先を読んだプレーができるので非常にシンプルかつ効率的にパスを回すことが可能です。レアル・マドリードの前線でのパス回しは主にこのベンゼマが中心となってボールを動かしていると言えるでしょう。

普段の素行は良くないですが、ピッチの上では非常にエゴの少ないタイプのフォワードで周囲を活かすプレーができる素晴らしい選手です。