楽天・岸孝之の凄さや球種は?糸を引くような美しいストレートが魅力!

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2017年シーズンに序盤に好調であり、CS圏内である3位以内に入っている東北楽天ゴールデンイーグルス。

2013年に優勝して以来、6位6位5位と低迷していましたが復活のムードがあります。

その楽天の好調の要因としては2017年に西武ライオンズからチームに加入した岸孝之の存在が大きいでしょう。

今回は楽天イーグルスで強い存在感を誇る岸孝之のプロフィールやピッチングの凄さ、球種などを見ていきたいと思います。

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楽天・岸孝之のプロフィール

 

ファンの皆様へ、感謝の挨拶。#岸投手 #岸孝之 #LIONSTHANKSFESTA #ファン感 #seibulions #埼玉西武

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名前ー岸孝之(きし たかゆき)

出身地ー宮城県仙台市

生年月日ー1984年12月4日

身長ー180cm

体重ー77kg

ポジションー投手

スタイルー右投げ右打ち

岸孝之は仙台市の出身で、公立高校である名取北高校の出身です。

高校の頃は2年時からエースピッチャーとして活躍しますが、甲子園に出場する事はなく、また一つ上の年代に東北高校の怪物・高井雄平がいたためプロからの注目度はあまり高くありませんでした。

お時間があれば高井雄平についての記事も読んでみてね→ドラフト1位の苦労人!ヤクルト雄平の凄さと復活までのエピソード

しかしその能力を評価していた大学からは多くの声が掛かり、岸は東北学院大学に進学することになります。

東北学院大学ではリーグ優勝に貢献したり、最優秀選手賞を受賞するなど活躍を見せ、日米野球や世界大学野球選手権でエースを張るなど能力を見せつけプロ入りを決意。

読売ジャイアンツや東北楽天ゴールデンイーグルスなどが獲得の意思を見せますが、結局岸は希望入団枠で最も熱心に誘ってくれた埼玉西武ライオンズに入団することになります。

西武では毎年のように二桁勝利を挙げますが、2015年にFA権を取得していた岸と西武の間で契約延長交渉が難航。結局岸は2017年シーズンから生まれ育ち、またプロ入りの時に声を掛けてくれた仙台の東北楽天ゴールデンイーグルスにFA移籍することになりました。

2016年にはNPB通算100勝を記録しており、もちろん現在も記録は伸び続けています。

POINT

・高校時代からエースだったが甲子園出場はなし

・日米野球などで活躍し西武ライオンズ入り

・2017年に生まれ故郷の球団楽天イーグルスに移籍

楽天・岸孝之のピッチングの凄さと球種は?

イチローも称賛するノビのいいストレート

岸孝之のピッチングにおける凄さはやはり「ストレート」に集約されるでしょう。

MAXスピードは152kmを誇り、平均でも142kmを記録するストレートは抜群に「ノビ」があり、相手バッターを三振に打ち取れる絶品のストレートです。

岸のストレートは西武時代の後輩である菊池雄星が「岸さんのストレートは回転数が多すぎてキャッチボールしていても怖い」と称するほどだそうですね。

ストレートの回転数が多いとリリースポイントからキャッチャーミットに収まるまでの落差が小さく、打者からすれば伸び上がってくるように見えるため、空振りを取りやすいのです。

確かに、岸のストレートは軌道が非常に美しくまるで糸を引くかのようにミットに収まり、球速以上にボールが速く見えます。(実際球速も速いけど)

ストレートのノビについての考察はこちらも参考に→野球におけるストレートのノビとキレとは?大谷のストレートはノビないが・・・

ちなみに岸のストレートはあのイチローにも2008年当時テレビのインタビューで「岸みたいにまっすぐでカウント取れるやつはなかないない。(打者からすれば)リリースのポイントと手元に来た時で球のイメージが変わってしまっているんだと思う」と言われています。

このイチローの言葉も岸のストレートのノビの凄さを物語っていますよね。

キレのいいチェンジアップとドロップカーブも武器

そして岸がストレートでカウントをガンガン取れるのはストレートのノビだけが要因ではありません。

岸の変化球の球種はスライダー、カーブ、チェンジアップ、フォークですが、この中でも特にチェンジアップとカーブが非常に強力です。

チェンジアップは文字通り球の速度を落としてストレートとタイミングを外して空振り、もしくは打ち損じを狙う変化球ですが、岸のチェンジアップはリリース地点だけで見ればストレートと見分けがつきにくく、キレ良くバットの手前で落ちるような軌道を描くので打者はどうしてもバットを振らされてしまいます。前述したストレートの残像も強いですからね。

そして岸孝之と言えばドロップカーブ。岸のカーブはリリースされると同時に上に跳ね上がるような軌道を見せ、そこから急激に大きな弧を描いてキャッチャーミットに収まります。落差が非常に大きく、軌道も珍しいため目視が難しくこれもバットを振らされていますね。

岸のカーブは人差し指にほとんど力を入れず、中指と親指のみで投げるのでこのような独特な変化をするのだと思います。

2008年の日本シリーズ、岸が先発として臨んだ西武対巨人戦では当時「古い」とされて使い手が減少していたカーブで巨人打線をクルクルに打ち取り脚光を浴びたのは記憶に新しいです。

岸はこれらキレのいいチェンジアップと落差の大きいカーブを持っているから自慢のノビるストレートでカウントを取っていくことができるのです。おそらくこの緩急による揺さぶりは楽天の同僚でこちらもストレートが強烈な則本昂大と並び日本球界でも屈指でしょうね。

則本についてはこちらも参考に→パリーグ奪三振王!楽天・則本昂大の凄さは?奪三振が多い秘訣とは

こちらはパ・リーグ公式チャンネルによる岸孝之のストレートとチェンジアップを集めた特集動画になります。自分がバッターボックスに立ったように気持ちで見てみると・・・その緩急の凄さが分かります。

岸孝之は2017年から楽天と4年契約を結んでいます。年齢は32歳でエースとしての期限はそんなに長くはないでしょうが、まだまだ衰えは全く見せていないので今後の活躍にも期待しています。

POINT

・急速以上に速く感じる美しいストレート

・ストレートの回転数が多くて打者が目測を誤りやすい

・チェンジアップとカーブも強力でストレートを支援

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