ドラフト1位の苦労人!ヤクルト雄平の凄さと復活までのエピソード

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2017年好調のシーズンを送り、ウラディミール・バレンティンが不在時には4番を任される事も多くなった東京ヤクルトスワローズの雄平。

この雄平は高校時代にはメジャーリーグのスカウトが注目するほどの能力を誇り、現在では大谷翔平選手で有名になった「二刀流」も出来ると目されていた才能あふれる選手です。

しかしプロ入り後は投手として通用せず、キャリアの途中で野手に転向、そして大ケガ・・・など大変な苦労人でもあります。

今回はそんなヤクルトの雄平選手のプロフィールや復活までのエピソード、選手としての凄さなどを見ていきたいと思います。

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ヤクルト雄平のプロフィール・経歴とエピソード

東北高校出身・雄平のプロフィール

名前ー高井雄平(たかい ゆうへい)

出身地ー神奈川県川崎市

生年月日ー1984年6月25日

出身校ー東北高校

身長ー174cm

体重ー83kg

ポジションー外野手

スタイルー左投げ左打ち

雄平の本名は高井雄平といい、後述する2010年の「とあるきっかけ」まではフルネームの高井雄平で選手登録をしていました。

出身は神奈川県ですが県外から有力な選手を多数集める事で有名なスポーツの強豪、東北高校を卒業しています。2つ下の学年にはあのダルビッシュ有もいて、雄平が打者転向する際にはtwitterでエールを送るなどしています。

東北高校時代は打っては高校通算36本塁打、投げては最高球速154kmとメジャーリーグのスカウトが注目するほどの逸材で、2002年のドラフト会議でヤクルトスワローズと近鉄バファローズに1位指名。ヤクルトが抽選権を引き当てプロ入りを果たします。

POINT

・神奈川県生まれだが東北高校出身

・2つ下にはダルビッシュ有も

・高校通算36本塁打、投手としては154kmをマーク

プロ入り即登板も・・・コントロールが悪すぎた

プロ入り直後の2003年4月から1軍で先発投手として出場機会を得た雄平選手。

しかし2009年までの7年間で挙げたシーズンの最多勝ち星はわずかに「5」。

途中で中継ぎに転向したり苦悩を重ねましたが2008年、2009年の1軍登板機会はわずか1試合に終わるなどドラフト1の期待には応えられない日々が続きます。

投手として成功できなかったその原因は「コントロールの悪さ」にあります。

球速自体は150km近く出ていましたし、球威もありました。しかしあまりにも投球のコントロールが悪く、暴投や与四球が多かったため思うような結果が出なかったのです。

野手に転向!しかし今度は大ケガ

2010年頃になると本人も首脳陣も「投手としては厳しい」と確信。

プロに入って何年も経つ選手としては比較的珍しい投手→野手にコンバートされることになりました。

元々高校通算36本塁打を打っていて打撃にも定評があった選手ですから、最後の望みを打撃に賭ける事にしたのです。野手転向ということで2011年には心機一転、登録名を「雄平」に変えて再出発を図ります。

もちろん最初は上手くいきませんでしたが2軍で結果を出すと2012年には1軍に復帰。1番で起用されるなど復調の気配を見せます。

しかし2013年、雄平選手は守備時に転倒して右ひざを負傷。前十字靭帯を断裂するという選手生命を左右しかねない大ケガを負ってしまうのです。

怪我は4月に負いましたが重症であったため再建手術を決断、結局そのシーズンは丸々棒に振る事になってしまいました。

POINT

・コントロールが悪くて投手では大成せず

・投手から野手にコンバートされるも大怪我

リハビリと努力で2014年に復活

リハビリ期間中は本当に辛い状況だったでしょうが、生来の真面目な性格とチームメイトも尊敬してやまない努力で2014年に復帰。

序盤から靭帯を断裂した人間とは思えないパフォーマンスを発揮し結局シーズンで出場141試合23本塁打90打点10盗塁打率.316とキャリアハイの成績を残してベストナインに選ばれる活躍を見せます。

2014年ほど・・・とはいきませんが2015年と2016年もコンスタントに活躍し、現在では技術的にも精神的な支柱としてもヤクルトに欠かせない存在となっています。

ドラフト1位投手→野手のコンバート→大怪我→打者として復活・・・と現役のプロ野球選手の中でもトップクラスに波乱万丈な野球人生を送っている選手と言えるでしょう。

POINT

・2014年にキャリアハイの成績をマーク

・波乱万丈すぎる野球人生

雄平の選手としての凄さは?

小柄ながら身体能力が高く、技術も高い

そんな壮絶な野球人生を送っている雄平選手ですが、野球選手としての才能は歴代でもトップクラス。時折「二刀流」でもやれるのでは?と話題によく挙がるほどでした。

身長174cmと小柄ながら高校時代はMAX154km、36本塁打を記録した身体能力はもちろん、上記したように真面目で研究熱心な努力家でもありトレーニングマニア。その腕は丸太のように太く、愛情を込めて「ゴリラ」と揶揄されるほど素晴らしい筋肉を持っています。

比較的珍しい「左投げの左打者」でもあり利き手で打球を押し込むパワーに長けています。利き手打席のメリットはこちらも参考に→野球で左利きは有利か不利か?守備ポジションごとにメリットとデメリットあり!

打撃ではパワーだけでなく、センスもあって左右に鋭い打球を振り分けることも可能。チャンスに強く、バレンティンがいない時は4番を任される裏にはこういった技術の高さがあります。

下の動画はくさいコースのボールにバットを軽ーく当てただけに見えますが、なんとスタンドイン。天性のスイングスピードとパワーとミート技術のなせる業だと言えるでしょう。

野球選手に必要な要素を併せ持つ「5ツールプレーヤー」

また靭帯を断裂したにも関わらず2014年には10個の盗塁を決めるなど俊足

現在は外野手を務めていますがもともと投手だったようにも異次元の強さを誇っています。まさに5ツールプレーヤーだと言えますね。

調子の波が大きい事が欠点と言えば欠点ですが、まだ復活してから3年目。32歳を越えて安定感はより増していくだろうと思われます。

こういう若い頃期待されながらも苦労して復活した「ドラ1」選手を見れるのは本当に嬉しいです。

POINT

・身体能力が高く、かつ真面目な努力家

・パワーだけでなく技術も高い

・俊足、強肩と5ツールプレーヤー

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