2017年外国人投手としては3人目となる読売ジャイアンツの開幕投手を務めたマイルズ・マイコラス。
メジャー仕込みの強烈なピッチングと共に少しでも上手くいかない事があると人や物に当たったりする激烈な性格を持っている事や嫁が日本でタレント活動していることでも有名です。
ではこのマイコラス投手は一体どのようなピッチングスタイルを持った選手なのでしょうか?
今回はマイコラスのプロフィールや経歴、性格や得意球種などを見ていきたいと思います。
マイコラスのプロフィールと経歴、性格は?
マイコラスのプロフィールと経歴
名前ーマイルズ・タイス・マイコラス(Miles Tice Mikolas)
国籍ーアメリカ合衆国
出身地ーフロリダ州ジュピター
生年月日ー1988年8月23日
身長ー196cm
体重ー100kg
ポジションー投手
スタイルー右投げ右打ち
マイルズ・マイコラス選手はアメリカのフロリダ州生まれ。
地元でそこそこ有名な大学であるノバ・サウスイースタン大学を卒業して2009年のMLBドラフトでサンディエゴ・パドレスに7巡名指名で獲得され、プロ入りします。
しかし数年はメジャーリーグの舞台で中々投げられず、マイナー暮らしが続きます。ちなみにこの時は主に中継ぎ投手として投球をしていました。
2012年にメジャー昇格し、初勝利も挙げていますがメジャー契約は続かず、2013年にはトレードでテキサス・レンジャーズへ移籍。
レンジャーズでは先発投手に転向、10試合に登板して2勝を挙げています。
2015年にはウエーバー公示によって日本プロ野球の読売ジャイアンツに移籍。外国人投手としては歴代タイ記録となる11連勝を挙げるなど活躍。
2017年にはWBCに出場した菅野智之に代わって開幕投手を務めています。
マイコラスの嫁がキレイ。日本でタレント活動
マイコラスは本人だけでなく嫁さんも有名です。
マイコラスの嫁はローレン・マイコラスという名前で夫について日本にやってきました。
一躍有名になったのは夫の試合を観戦していたときのこと。
中継カメラに抜かれ、その美しさから観衆からどよめきが起こるほど話題になりました。
その話題性と本人も昔演劇などをやっていた事から日本でタレントとして活動するなどしています。ちなみに選手ではないにも関わらずなんと野球カードにもなるなど幅広く活躍している外国人タレントです。
ちなみに2017年には第一子を出産するため一時的に帰国しています。
・パドレス→レンジャーズという経歴
・2015年から巨人でプレー、2017年には開幕投手
・嫁ローレン・マイコラスは日本でタレント活動
マイルズ・マイコラスの投球スタイル・得意球種は?
ストレートの球威
マイコラスの投球スタイルとしてはフォーシーム、ツーシームを主体とした速球で押していくタイプの投手だと言えるでしょう。
ストレートの球速はMAX155kmまで到達し、長身を活かした投げ下ろし系の球で球威があって重く、バットに当たっても前に飛ばすのは困難なタイプのストレートを放りますね。
分かってても打てないドロップカーブ
そしてもう一つの大きな武器が大きく縦に割れる「ドロップカーブ」。
打者の胸元の位置からひざ下まで急激に曲がるような軌道を描き、変化量が多いので分かっていても打てない種類のカーブだと言えるでしょう。しかも腕を思い切り振りぬいて球を「抜く」ように投げるのでメインウェポンであるストレートとの落差が大きくキレが凄いです。
本人もこのカーブにはかなり自信を持っているようで・・・ロッテのパラデスに4球連続カーブを続けて「舐めてるのか?」とキレられかけたこともあります。(結果は三振)
打たせて取れる変化球もあり
他にもスライダー、チェンジアップ、シュートを持っていて、コントロールも上々。四球も少ないので打たせて取るピッチングができる投手です。2015年には完投も4回達成しているようにスタミナも十分です。
こちらはレンジャーズ時代のマイコラスの投球動画。ストレートの球威が凄いです。イチローうやジーターも押されていますね。
・ストレート系のパワーで押していく投手
・ドロップカーブもキレがあって強力
・チェンジアップ、スライダー、シュートもある
マイコラスは性格に難ありか?イライラしがち
イライラすると捕手やベンチなどに当たる
そんなセ・リーグでもトップクラスの性能を持つマイコラスですが、弱点もあります。弱点と言うか性格なのですが、非常に「イライラ」しやすい性格であり、投球が少しでも上手くいかないと捕手である小林誠司選手や球審に向かって激昂したりベンチを殴りまくってイライラを発散するような姿が見受けられます。
またそもそもあまり打つことを期待されていない投手というポジションですが、マイコラスは自分が打てないとバットを膝で叩き折って悔しがるなど本当に負けず嫌いの選手と言えるでしょう。
最近は少し控え気味にはしているそうですが・・・不調時にベンチ裏で暴れたりするのは相変わらずだそうです。まあテニス選手がラケットを壊すのと同じようにそういった行為で発散することによってメンタルをコントロールしているのでしょう。
最近少ないキレ系外国人
ただマイコラスがイライラしてくると武器の一つであるコントロールが乱れだすのが欠点の一つではありますね。
巨人の他の選手も分かっているのかマイコラスが打たれてベンチに戻ってくるとなるべくマイコラスを見ないようにしています。
昔はガルベスなど巨人には激情家の選手が結構いる印象ですが、最近こういうキレ系外国人は少なくなってきていますので一人くらいはいてもいいかな?とは思いますね。
・欠点はイライラしがちな性格
・捕手を怒鳴ったり、ベンチを殴りまくってコントロール
・マイコラスがキレ始めたときの巨人ベンチ注目