ベルギー代表ヤヌザイのプレースタイルは?ソシエダで成長して再ブレイクなるか?

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マンチェスター・ユナイテッドに所属していた頃からその将来を嘱望されていたベルギー代表のアドナン・ヤヌザイ。

ユナイテッドの未来だと言われていた事もありますが、期待よりは伸びず結局スペインのレアル・ソシエダに放出されてしまいましたね。

しかしヤヌザイはソシエダではゴールも決め、再びトッププレーヤーとしての道を歩みなおしている印象を受けます。

今回はそんなアドナン・ヤヌザイのプロフィールやプレースタイルを見ていきたいと思います。

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アドナン・ヤヌザイのプロフィール

 

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名前ーアドナン・ヤヌザイ(Adnan Januzaj)

国籍ーベルギー、コソボ、アルバニア(代表はベルギー)

出身地ーブリュッセル

生年月日ー1995年2月5日

身長ー182cm

体重ー75kg

ポジションーMF、FW

利き足ー左足

アドナン・ヤヌザイはベルギーの首都ブリュッセル生まれですが父親は戦火の多いユーゴスラビア出身でルーツをバルカン半島のコソボとアルバニアにも持つというという割と複雑な過程で生まれました。

サッカーキャリアのスタートは財政難により今は解散してしまったブリュッセルFCの下部組織から始まります。その後10歳の頃にベルギー内でより地位の高いクラブ・アンデルレヒトに移籍。

ここで若くして才能を見せたヤヌザイは16歳で若手マニアのアレックス・ファーガソンに目を付けられイングランドのマンチェスター・ユナイテッドの下部組織に移籍します。

マンチェスター・ユナイテッドでは18歳でプレミアリーグデビュー、新監督に就任したデヴィッド・モイーズの信頼も厚く試合にもかなり出場していましたがユナイテッドの層の厚さとヤヌザイ自身の練習態度の悪さなどから伸び悩み、徐々に出場機会を減らしていきます。

2015-2016年にはドイツ・ブンデスリーガのドルトムントへレンタル移籍させられます。しかしヤヌザイはドルトムントでも球離れの悪さや練習態度の悪さから監督トーマス・トゥヘルに好まれずリーグ戦わずか6試合、カップ戦5試合出場に止まりました。

2016-2017シーズンには恩師モイーズ率いるサンダーランドにレンタル移籍しましたが期待にはそれほど応えられず、2017-2018シーズンにはスペインのレアル・ソシエダに完全移籍という形でマンチェスター・ユナイテッドを離れる形となってしまいましたね。

ソシエダでは出場機会も与えられ、少し復調の気配を見せています。

上記の通りヤヌザイは比較的複雑な家庭環境で、ベルギー、コソボ、アルバニア、セルビア、トルコ、イングランドなどいくつもの国で代表としてプレーできる権利がありましたが、結局生まれ育ったベルギー代表を選択しています。

POINT

・ギグスの後継者とまで言われた才能

・ユナイテッドでは伸び悩みドルトムントでもいまいち

・ソシエダで再起を図る

アドナン・ヤヌザイのプレースタイルは?

10代ですでにプレミアでも通用していたドリブル技術

 

Just wanted to say thank you to everyone for all the birthday messages yesterday

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ヤヌザイの主なポジションは左右のウイングとサイドハーフです。サイドアタッカータイプですね。

ヤヌザイのプレースタイルで最も特徴的なのはやはり「ドリブル技術」でしょう。

ヤヌザイはボールコントールやトラップといった基礎技術が非常に高いレベルで備わっており、得意の左足でボールに細かくタッチしながら相手守備ラインをヌルヌルと切り裂いていけるテクニックが非常に特徴的です。

単純にドリブルの技術だけで見たらワールドクラスともいえるテクニックを持っており、ユナイテッドに在籍していた頃から一人でボールを相手ボックス内に持ち込むシーンも多かったですね。当時ヤヌザイは10代でしたが、それでもプレミアのディフェンダー達をきりきり舞いにしていたのですからその技術の高さは折り紙付きです。

ソシエダでもドリブルは通用しているように見えますね。リーガはプレミアより俊敏でタクティカルなディフェンダーが多いですが、それでもヤヌザイのドリブル技術と敏捷性の高さは通用しています。

カラスコやアザールなどもそうですが、ベルギー代表の選手は非常にドリブル技術の高い選手が多いですよね。

カラスコのプレースタイルはこちらも参考に→ベルギー代表カラスコのプレースタイルは?アトレティコが誇る変態ドリブラー

アザールのプレースタイルはこちら→ヌルヌルドリブル!エデン・アザールのプレースタイルと性格

またヤヌザイはパス(出そうと思えば)やシュートも上手く、サイドからカットインして強引にシュートを決める「ロッベンスタイル」も得意としています。そのため元ベルギー代表の監督だったヴィルモッツは「ヤヌザイはトップ下で使うべき」とアタッカーとしては非常に高い評価を与えています。

球離れが悪いのが致命的だがスペインで成長できるかも?

しかしそんな才能あふれるヤヌザイがマンチェスター・ユナイテッドを放出され、ドルトムントでも出場機会が少なかったことにはもちろん理由もあります。

それは「球離れの悪さ」です。幼い頃から卓越したドリブルスキルを披露してきた選手にはありがちですが、ヤヌザイも残念ながら球離れの悪さという問題を抱えています。バルセロナに復帰したデウロフェウなんかもこの系統ですね。

デウロフェウのプレースタイルはこちらも参考に→スペイン代表デウロフェウのプレースタイルは?バルセロナから放出された理由も

上記の通りヤヌザイはパス技術自体は高いのですが、ドリブルに集中するあまり周囲と連携を取れないことが多くポゼッションで攻める事が多いビッグクラブでは活躍できる状況が少ないのです。

これだけの技術を持ちながら球離れが悪いのは非常にもったいないですね。

ただそういう意味では決して大きなクラブではないレアル・ソシエダに移籍したのはいい方向に向くかと思います。ソシエダではヤヌザイにボールを預けてカウンターという戦術が有効ですし、何よりリーガ・エスパニョーラは主要リーグで最も戦術的なリーグなのでオフザボールの動きやパスコンビネーションなどを学べます。

ヤヌザイはまだ22歳という若さなのでこれからでも十分に伸びる可能性はありますね。

球離れの悪ささえ改善できればトップクラスのアタッカーに成長してもおかしくないのでこれからのヤヌザイにも期待しています。

POINT

・ドリブル技術だけ見ればすでにトップクラス

・カットインからのシュートも強烈

・球離れは悪いがリーガで学べばワールドクラスのアタッカーに