日本代表・長澤和輝のプレースタイルは?素早くボールの位置を押し上げられるMF

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2017年10月にブラジル、ベルギーという強豪に挑む日本代表が発表されました。本田や香川、岡崎の落選が話題を呼びましたがその陰に隠れて日本代表初招集となったのが浦和レッズに所属する長澤和輝です。

元々大学でもナンバー1と言われていた逸材で惜しくも怪我をしてしまいましたが、ブンデスリーガのFCケルンでプレーしてたことでも有名な選手ですね。

今回はそんな長澤和輝のプロフィールやプレースタイルを見ていきたいと思います。

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長澤和輝のプロフィールは?

 

Thank you to the fans and everybody at @fckoeln! Danke für die tolle zwei Jahren! #Danke #Köln #effzeh

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名前ー長澤和輝(ながさわ かずき)

出身地ー千葉県

生年月日ー1991年12月16日

身長ー173cm

体重ー68kg

ポジションーMF

利き足ー右足

長澤和輝は千葉県市原市の出身で、地元のサッカークラブを経て数多くのJリーガーを輩出している千葉県の八千代高校で名前を上げた選手です。

八千代高校時代は冬の選手権に出場し優秀選手賞を受賞するなど早くからその才能は注目されていましたね。

高校卒業後はすぐにJリーグのクラブに所属する事はなく、東京にある専修大学に進学、ここで長澤は1年生からレギュラーとしてプレーし、専修大学の大学選手権制覇やリーグ優勝などに貢献します。

2013年にはユース年代の選手をJリーグの試合に出場させることができる「特別強化指定」制度の対象に選ばれ、横浜Fマリノスに加入してナビスコカップなどに出場しています。

卒業時には当然複数のJリーグクラブが長澤と接触しましたが、2013年の冬にドイツブンデスリーガ2部(当時)のFCケルンに移籍する事が発表され驚かれましたね。

ケルンでは10試合に出場し1部昇格に貢献しましたが、2014-2015シーズンに左膝の靭帯を断裂するという大怪我を負い、結局2015年に浦和レッズ移籍が発表されJリーグ復帰となりました。

レッズ移籍後は試合勘を取り戻すため地元であるジェフ千葉にレンタル移籍、2016年の冬に浦和に復帰しています。

浦和レッズでの活躍が評価され、2017年10月には日本代表に初選出となり後述するプレースタイルからハリルホジッチ監督の期待も大きいようです。

POINT

・専修大学時代には大学ナンバー1クラスの活躍

・卒業後ケルンでプレーも大怪我

・ジェフ千葉を経て浦和でスタメンとして定着

長澤和輝のプレースタイルは?

中盤からドリブルで攻撃を押し上げられる

 

adidas nagasaman☺️

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長澤和輝の主なポジションはセンターハーフ、インサイドハーフ、2ボランチの一角、トップ下といったピッチ中央寄りのポジションでプレーすることが多いです。専修大学では3トップの一角、ケルンではサイドハーフでもプレーしていましたね。中盤より上のポジションはどこでもこなせるユーティリティ性があります。

長澤和輝のプレースタイルで特に印象的なのは「ファーストタッチの上手さ」と「重心の低いドリブル」、「推進力」、「ボール奪取時のインテンシティ」といった長所が挙げられます。

長澤はセンターサークル付近でボールを受け、そこからプレーを開始する機会が多いタイプですが、ファーストタッチの置き所が絶妙でワンタッチ、ツータッチで簡単に相手のマーカーを剥がすことができるのです。

長澤は身長173cmとお世辞にも大柄とは言えないサイズですが、ファーストタッチのアイデアの豊富さと高いトラップコントロール技術があるのでボールが収まります。ザック期の本田圭佑がそうでしたが、中盤でボールが収まるとサイドや後方の選手が上がる時間が稼げて攻撃に厚みが出ます。もちろんそれだけでなく基礎技術が高いレベルにあるのでワンタッチでパスをはたくのも上手いです。

本田圭佑のプレースタイルはこちらも参考に→本田圭佑のプレースタイルと凄さは?フィジカル技術頭脳を兼ね備えているが・・・

現在のハリルジャパンは高め~中盤底目でボールを奪ってからのショートカウンターを主体とした戦術を採っており、選手もそれに適した選手が選ばれていますが、その分ポストプレーができる選手が大迫くらいしかいない状況です。そこで長澤のように中盤でボールを収められる選手がいれば攻撃パターンが増えて有効だと思いますね。

また長澤はドイツのぬかるんだピッチを経験しているからかドリブルも重心が低くて相手DFからすればボールを取りにくいドリブルをします。

上記したファーストタッチの技術と併せれば、ボールを奪って切り返すだけで簡単に前を向くことができ、相手を外して中盤の低めからドリブルでボールを前に運べますね。ハリルは原口をボランチで起用したり、ガンバの倉田秋を好んで招集したりしているようにセンターハーフの位置から素早いトランジションでボールを前に運ぶ推進力を重視しているので長澤が招集されたのも当然と言えるでしょう。

原口のプレースタイルはこちらも参考に→日本代表原口元気のプレースタイルは?ハリルも評価するドリブルと運動量

倉田のプレースタイルはこちら→日本代表・倉田秋のプレースタイルは?推進力に長けたハリル好みのマルチロール

身長は低いが守備は強烈!

そして長澤和輝のプレースタイルでハリルが特に気に入っているのが「守備時のインテンシティ」です。長澤は上記のようにボールコントールも上手いですが、フィジカルとボディバランスのステータスも高く、中盤から相手に体をぶつけてボールを奪う守備も魅力なのです。

その守備力は所属の浦和レッズではミハイロビッチ時代に3バックのストッパーとしても起用されたことがあるほどで、現在の浦和でも長澤の守備から攻撃のリズムが生まれることも多いですね。

2017年ACLの上海上港戦でも元ブラジル代表のフッキやオスカル相手に高いインテンシティを発揮していました。

こちらの動画が分かりやすいのでシェア致します。

中盤から自分でボールを奪ってさらにプレスを外してボールを前に素早く進められる・・・見た目にファンタスティックなプレーをするわけではありませんが、非常にハリルホジッチ好みのプレースタイルだと言っていいでしょう。

初招集がブラジル代表、ベルギー代表と相手は強いですが、長澤和輝はなんとか日本代表でも使える目途の立って欲しい選手の一人だと思いますね。

POINT

・ワンタッチでマークを剥がせるセンス

・中盤からドリブルで持ち上がれる

・大柄な選手にも当たり負けないボディバランス