日本代表・倉田秋のプレースタイルは?推進力に長けたハリル好みのマルチロール

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2017年10月の親善試合で2試合連続ゴールを決めロシアワールドカップメンバー入りに向けて猛アピールを続けるガンバ大阪の倉田秋。

ハリルホジッチはけっこう気に入っているようで11月のブラジル戦、ベルギー戦でもメンバー入りを果たしています。

ガンバ大阪では10番を背負うなど今後の活躍しだいでは海外クラブへステップアップしていってもおかしくないですよね。

今回はそんな倉田秋のプロフィールやプレースタイルを見ていきたいと思います。

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倉田秋のプロフィール

 

#倉田秋 #インスタ始めます 1枚目は昔から仲良い乾貴士との写真

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名前ー倉田秋(くらた しゅう)

出身地ー大阪府

生年月日ー1988年11月26日

身長ー172cm

体重ー68kg

ポジションーMF、FW

利き足ー右足

倉田秋は大阪府高槻市出身で、地元のガンバ大阪のユースチームでサッカーキャリアをスタートさせています。

ユース時代の倉田はテクニック、インテンシティ共に非常に優秀で2007年に期待を受けてガンバ大阪トップチームに昇格しますが遠藤保仁ら厚い選手層に阻まれてスタメン確保とはならず2010年にジェフユナイテッド千葉、2011年にはセレッソ大阪にレンタル移籍に出されてしまいます。

倉田はそれまで日本代表も年代別代表で常連でしたが、この頃から代表とは遠ざかる事になりましたね。

しかしそこでジェフで8ゴール、セレッソで10ゴールを挙げるなど不断の意思で再び輝きを取り戻した倉田は2012年のシーズンから当時J2に降格していたガンバ大阪に復帰、J1昇格や2014年の国内3冠に貢献するなどガンバに欠かせない選手に成長しました。

日本代表は2015年の東アジアカップで初招集され、しばらく呼ばれていませんでしたが2017年からコンスタントに招集され始め、10月のニュージーランド戦で代表初ゴール、その後のハイチ戦でも2試合連続となるゴールを記録しています。

POINT

・ガンバのユースで順風満帆もトップチームで壁にぶつかる

・ジェフとセレッソで調子を取り戻す

・2017年10月の試合でA代表初ゴール

倉田秋のプレースタイルは?

ボールを素早く前に運べるマルチロール

倉田秋は元々センターハーフの選手ですが、サイドハーフやウイング、2トップとしてセンターフォワードの一角など攻撃的なポジションも中盤のポジションもこなせる「マルチロール」な選手です。

倉田のどのポジションでも発揮されるプレースタイルの特徴は「ドリブル」、「前への推進力」、「運動量」ですね。

倉田は身長こそ172cmと小柄ですが、ドリブルテクニックとボールタッチの技術に優れており、ボールを自身の前に晒しながら相手の骨盤や足の向きをみて逆を取りながらボールを前に進める事が可能なタイプです。

細かいスペースを抜けていくのも得意で瞬発力も優秀。フォワードの位置から短い距離を走る攻撃でもボランチの位置から長い距離を走るロングカウンターでもドリブルでボールを進める事ができるのでショートカウンターに全てをかける今の日本代表でコンスタントに招集されているのは当然と言えるでしょう。ハリルがドリブラーの原口を突然ボランチで起用したことがあるのもそういった趣味嗜好があるからなのです。2017年11月の代表選では浦和レッズの長澤和輝も呼ばれているように傾向は顕著ですよね。

原口元気のプレースタイルはこちらも参考に→日本代表原口元気のプレースタイルは?ハリルも評価するドリブルと運動量

長澤のプレースタイルはこちら→日本代表・長澤和輝のプレースタイルは?素早くボールの位置を押し上げられるMF

さらに倉田のプレースタイルの特徴として運動量の豊富さも外せない長所です。倉田は90分間を通してピッチを上下し続けるスタミナを持っており、守備のタスクも限界までやってくれる選手です。

2017年11月の日本代表では香川真司や本田圭佑が外れたことが話題になりましたが、彼らはインサイドハーフやウイングに入ったときの縦へのトランジションや運動量、守備のポジショニングに問題のある選手(あくまでハリル的には)なのでそういう意味で倉田のようなプレースタイルを持つ選手が優先されたのは不思議な事ではありません。

本田圭佑のプレースタイルはこちらも参考に→本田圭佑のプレースタイルと凄さは?フィジカル技術頭脳を兼ね備えているが・・・

実際ハリルホジッチも倉田に向けて「動いていなければ倉田じゃない」というメッセージを伝えており、倉田のそういった前へボールを運べる推進力、運動量に期待している節があります。

複数ポジションの経験から動きの引き出しも多い

そして倉田はジェフやガンバ初期、セレッソなどでサイドで使われていたときにはドリブルによる突破力、ガンバ復帰後に2トップとして起用されていたときには後方からのボールの引き出し方やスペースの探し方、シュートの効率的な打ち方、センターハーフに戻ってからはそれらを合わせた総合力など使われるポジションに応じてプレースタイルの引き出しを常に増やしてきた選手です。

この経験も倉田のポリバレントなプレースタイルやボールの持ち方に影響しているでしょうね。

上記したようなドリブル突破だけでなくこのようなミドルシュートも蹴る事ができます。

ワールドカップでは不慮の事態も考えられるので倉田のような複数のポジションができて攻撃も守備も頑張ってやるタイプがいてくれるととても助かると思います。

奪ってから縦に速い攻撃を標榜するハリルホジッチの日本代表において、倉田秋は香川や本田よりも戦術にマッチする選手だと思うので、海外でプレーする選手を押しのけて倉田が本番のスカッドに入っていてもおかしくないと思います。

ロシアワールドカップまで時間はあまりありませんが、倉田のさらなるアピールに期待したいですね。

POINT

・ドリブルでどこからでもボールを運べる

・守備時の運動量も豊富

・中盤より前のポジションがほぼこなせるユーティリティ