ウェールズ代表ガレス・ベイルのプレースタイルは?復活を期すレアルの怪物

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世界のサッカー界ではフィジカルの強い選手が各国に大量に在籍しています。その中でもトップクラスのフィジカル能力を持つのがレアル・マドリードのウェールズ代表ガレス・ベイルです。

スピード、パワー共にサッカー選手の中でも1、2を争うくらいが優れいていますよね。キックも強烈です。

最近はその爆発的なスピードゆえに怪我が多いですが、トップコンディションに戻ればまた怪物っぷりを見せつけてくれるでしょう。

今回はそんなベイルのプロフィールやプレースタイルを見ていきたいと思います。

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ガレス・ベイルのプロフィール

 

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名前ーガレス・フランク・ベイル(Gareth Frank Bale)

国籍ーウェールズ

出身地ーカーディフ

生年月日ー1989年7月16日

身長ー183cm

体重ー74kg

ポジションーFW、MF

利き足ー左足

ベイルはイギリスを構成する国の一つウェールズ最大の都市カーディフ出身のサッカー選手です。

幼い事はカーディフにある小さなクラブでプレーしていましたが、後にプレミアリーグで優秀な若手を多数確保しているサウサンプトンの下部組織に移籍しています。

ベイルがトップチームに昇格したのは2005-2006シーズンの終盤、ベイルがまだ16歳の時でした。8月にはプロ初ゴールを挙げ、若手選手賞をいくつも獲得するなど早くから才能が注目されていましたね。

2007-2008シーズンには同じプレミアリーグのトッテナム・ホットスパーに移籍、怪我で出場機会が少ない時期もありましたが、チームを初となる欧州チャンピオンズリーグの舞台に連れていくなど大活躍を見せます。特に2012-2013シーズンにはプレミア21ゴールを挙げるなど異次元の存在でしたね。

この成績を引っさげて2013-2014シーズンにはスペインのビッグクラブであるレアル・マドリードへの移籍が決定。初年度から主力に定着し、多数のゴールを記録しています。

3トップのベイル、ベンゼマ、Cロナウドによる「BBC」はもはや知らない人はいませんよね。

A代表はウェールズ代表で16歳の頃にデビュー、国としてはヨーロッパの中では力が劣るものの以後主力として貢献し2016年のフランスEUROではベスト4まで進出しています。

POINT

・サウサンプトンでは16歳でデビュー

・トッテナムで徐々にポジションを上げて活躍

・レアルでは「BBC」を形成

ガレス・ベイルのプレースタイルは?

時速最速を記録したこともあるフィジカルスピードが怪物

 

At home we create in white. Our 2017/18 @adidasfootball home shirt. 👌🏽💪🏼 @realmadrid #HereToCreate #HalaMadrid

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ベイルはレアル・マドリードにおいては右ウイングで起用されることが多いです。しかしトッテナム時代の初期は左サイドバック、後にウイング、さらにトップ下にもコンバートされるなど徐々にポジションを上げていった選手です。センターフォワードもできますね。

ベイルのプレースタイルで最も特徴的なその「フィジカル」と「スピード」でしょう。身長は183cmとトップアタッカーの中では平均的なサイズですがベイルは体に筋肉がみっしり詰まっており競り合いで相手を豪快に弾き飛ばすパワーと簡単に相手をぶち抜くスピードに優れているアスリート系のプレースタイルが最大のストロングポイントです。

特にスピードは2015年のFIFAの調査でドリブルスピード時速36.9kmを計測して世界最速という認定をされましたね。この時速はどの地点のどういう状態でのスピードを計測したのかは分かりませんが、いずれにしてもスピードに関しては世界トップクラスの数字を叩き出しています。

ベイルは瞬発力と加速力はそこそこなのでメッシのようなクイックネスのあるスピードではありません。しかし30m以上走る場合の一旦トップスピードに乗った時の速度は上記の数字を見なくとも異次元の速度であることが分かります。レアル・マドリードが得意とするカウンター戦術に本当に適している選手ですね。

トッテナムの初期にベイルはサイドバックで起用されていましたが、確かにベイルのスピードの性質を見ると後方からある程度のスペースを確保して長い距離を走るポジションでベイルのスピード性能が最大限に活かされますね。

前線へのコンバートも当然のテクニックの高さ

ではなぜベイルは年齢を重ねるにつれてウイングやトップ下といった前のポジションを任されるようになったのでしょうか?

理由はシンプルです。ベイルはスピードとフィジカルパワーだけでなく「テクニック」にも優れ、攻撃センスが高いというプレースタイルを持っているからです。

利き足は左足ですが右足も高いレベルで扱え、アウトサイドを駆使したり細かいパスで周囲にいるベンゼマらとコンビネーションで攻めあがる事もできます。ドリブルもスピードで抜くだけでなく相手をずらすにように外す技術もありますね。

ベンゼマのプレースタイルはこちらも参考に→レアル所属ベンゼマのプレースタイルは?最高とは?事件やエピソードも

またベイルの代名詞でもあるミドルシュートも強烈の一言。相手ゴールから35m近く離れていても凄まじい弾速で正確なシュートを打てます、レアルでサイドを右に変えてからよりカットインからのシュートの怖さが増した印象ですね。

上記で紹介した通り確かにベイルのスピードはサイドバックの位置から長い距離を走るのに向いているスピードですし守備時のフィジカルも強靭なのですが、このように狭いスペースでもテクニックを駆使してダイレクトにゴールをもぎ取るプレースタイルも持ち合わせているためベイルを後ろで使うには少しもったいないのです。ジャンプ力もあってヘディングも強くターゲットマンにもなれますからね。前線にコンバートされたのはよく理解できます。

実際にレアル・マドリードに移籍する直前のシーズンではトッテナムで主にトップ下で起用されプレミア21ゴールを挙げるなど高い攻撃性能を発揮しています。

上記のことからフィジカルとテクニックとスピードを全て持っているタイプの選手としては世界でもトップクラスの選手と言えるでしょう。例えボールを受ける状況があまり良くなくてもゴリ押しをできるプレースタイルとも言えます。

爆発的なスピードゆえに怪我が多すぎる!

上記のようにアスリートとして素晴らしい能力を持っているベイルですが欠点もあります。それは怪我の多さです。特に筋肉系の怪我が多く近年シーズンフルに稼働したベイルが長らく見ていません。レアルに加入してからすでに20回近く故障で離脱しています。

原因はその爆発的なスピードでしょう。ベイルが出したいスピードに筋肉がついていけないのだと思います。ドルトムントのマルコ・ロイスなどもそうですが、足が速すぎる選手というのはどうしてもこういった筋肉系の怪我をしやすいです。

マルコ・ロイスのプレースタイルはこちらも参考に→ドルトムントのイケメン、マルコ・ロイスのプレースタイルとは?怪我の多さも

2017-2018シーズンも若手のアセンシオなど他の選手が好調な事もありますが、ベイルの筋肉の状態を慎重に判断せざるを得ず、途中出場なども多いです。

アセンシオのプレースタイルはこちらも参考に→レアル期待の若手アセンシオのプレースタイルは?テク系かつスピードあり

レアルサポーターも能力の高さは理解しながらベイルの怪我の多さを嘆く声は多いですね。このままだと放出の可能性まであるでしょう。しかしながらコンディションが整った時のベイルの能力は他の追随を許さないものがあるので移籍してフィジカル的な環境を変えるのはありだと思います。

いずれにしてもレアルに残る、移籍するに関わらずこの苦境を乗り越えて再び躍動するベイルが見たいですね。

POINT

・超人的なロングランのスピードとフィジカルパワー

・トップ下もできるようにボール扱いも上手い

・怪我が多すぎるのがネック