ドイツ代表サネのプレースタイルは?シティの若きスピード系万能アタッカー

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2017-2018シーズンのプレミアリーグで圧倒的な強さを見せているマンチェスター・シティですが、中でも2016年から加入しているドイツ代表レロイ・サネの勢いが止まりません。

元々期待されていた選手ですが、キレのあるドリブルに加え得点力にも磨きが掛かってきた印象です。

今回はそんなレロイ・サネのプロフィールやプレースタイルを見ていきたいと思います。

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レロイ・サネのプロフィール

 

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名前ーレロイ・サネ(Leroy Sané)

国籍ードイツ、フランス、セネガル(代表はドイツ)

出身地ーエッセン

生年月日ー1996年1月11日

身長ー183cm

体重ー75kg

ポジションーMF、FW

利き足ー左足

レロイ・サネ(ザネと記載することもあり)はドイツのエッセン生まれのドイツ人ですが、元セネガル代表でフランスでも長くプレーしていた父親スレイマン・サネとドイツ人でロス五輪の女子新体操で銅メダルを獲得したこともあるレギーナ・ヴェーヴァーの元に生まれたためドイツとフランス、セネガルという3つの国籍を所有しています。

サネのサッカーキャリアのスタートは生まれたエッセンと同じくノルトライン=ヴェストファーレン州のボーフムにあるヴァッテンシャイトから始まります。

ここですぐに頭角を現した幼いサネはすぐに近隣の強豪で育成に定評のあるシャルケの下部組織に移籍、その後レヴァークーゼンの下部組織を経験して2014年にFCシャルケ04のトップチームに昇格します。

昇格翌シーズンにあたる2014-2015シーズンから徐々に出場機会を増やし、2015-2016シーズンには主力として公式戦42試合出場8ゴールを記録します。

そして2016-2017シーズンからプレミアリーグのマンチェスター・シティにステップアップ移籍を果たし、初年度から5ゴールを挙げるなどこのシーズンから新監督に就任したグアルディオラの信用を勝ち取っています。

代表は育ったドイツ代表を選択、U-19世代の頃から招集を受けておりA代表デビューも果たしています。

POINT

・元セネガル代表の父と新体操五輪メダリストの母を持つ

・シャルケで若くして頭角を現す

・シティでもグアルディオラの信頼厚く主力

レロイ・サネのプレースタイルは?

軽やかなスピードとドリブルで敵陣を切り裂く

 

#inSané #LS19 #Manchester

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サネの主なポジションは左右のウイングフォワード、トップ下、左右ウイングバックといった攻撃的なポジションを得意としています。

サネのプレースタイルで特徴的なのは「両親譲りの豊かなスピード」と「独特のドリブルリズム」、「シュートセンス」が挙げられます。

上記に紹介したようにサネの父親は元セネガル代表で母親は新体操のオリンピックメダリストです。その事実が証明するようにサネは身体能力が非常に高く、特に加速力と瞬発力が凄まじい選手です。完全に両親の血を受け継いでいると言っていいでしょう。

2017年に行われたチェルシー戦では時速35.48秒を計測してプレミアリーグ最速の記録を生んでいます。

マンチェスター・シティは基本的にパスを繋ぐポゼッション寄りのサッカーをしますが、サネがいるおかげでカウンターにも簡単に対応できますし、パス回しの中からサネが少し飛び出すだけで大きなチャンスになり得ます。シティにはシルバやデブライネなどパスの達人が揃っているのでサネのスピードが活かしやすい環境ですね。

シルバのプレースタイルはこちらも参考に→スペイン代表ダビド・シルバのプレースタイルは?シティの主軸を担う司令塔

デブライネのプレースタイルはこちら→ベルギー代表デ・ブライネのプレースタイルは?現役トップクラスのチャンスメイカー

またサネのプレースタイルではドリブルの技術も言及しないわけにはいかないでしょう。サネは近年のドイツ代表で育成されているだけあって足元の技術が相当に高くドリブルで相手をガンガン抜いていけるタイプでもあるのです。

サネのドリブルは特徴的で、自信満々に相手ディフェンダーの前にボールを晒しながら(もちろんギリギリ取れない所)ボールを足に吸いつけるようにコントロールし、相手の反応する方向を見てから切り返すので守備側からすると非常に取りにくいですね。

前述した通りサネは抜群のスピードを持っているので少し切り返せばあっさりと抜くことができます。さらにスピードだけでなくボディバランスの数値も高いのである程度相手に体を預けてもドリブルを続行できます。

シュートレンジが広くセットプレーも蹴る

そしてサネのプレースタイルではシュートの技術も特筆すべきです。サネのようなスピードタイプのプレーヤーはフィニッシュが残念な事も多いですがサネはシュートセンスも良くしっかりコースを狙ってシュートを蹴る事ができます。

シュートエリアも非常に広いです。ボックスの外からでもドンドン打っていけますね。いわゆる「ドッカン」系のミドルシュートではないですが、緩やかに右側に巻くようにカーブをかけているためキーパーは取りにくいことでしょう。このミドルシュートの精度から近距離のセットプレーキッカーを努める事もあります。

上記した通りサネはスピードを活かしたドリブル突破と裏への抜け出しが第一選択かつ最も強い選択肢ですが、ミドルシュートもあるとなればディフェンスもそう簡単に飛び込むわけにはいきません。したがって相手に選択肢を押し付けられる、迷わせられるという意味でこのミドルシュートのセンスもサネのドリブルには好影響を与えていると言えるでしょう。

身体能力も高く、テクニックもあるというアタッカーとしてはとても現代的に完成されたプレーヤーで欠点らしい欠点は見当たりませんがしいて言えばもうちょっとタイミング良くパスの選択肢を持てるといいですね。

サネはパス技術も高くコンビネーションで崩すシーンも多いですし視野も広くて決してパスが下手なわけではなく、むしろ上手い部類に入ると思いますが、自身の調子がいいとドリブルに頼りすぎる傾向があります。調子が良ければそれでもいいのですが、ドリブルでガンガン抜いていける状況でもそこで味方を有効に使えれば勝負所でさらに持ち前のドリブルが活きると思います。あくまで「しいて無理やり改善点を探すなら」の話ですけどね。

いずれにしてもサネはまだ21歳という若さなのでさらなるステップアップを期待したいドイツの逸材と言えます。

POINT

・両親譲りの身体能力とスピードが売り

・ドリブル技術も高く軽やかな身のこなし

・スピードタイプにしてはシュートレンジも広い万能アタッカー