日本代表・森岡亮太のプレースタイルは?ベルギーで大爆発中のファンタジスタ

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2017年10月25日時点のベルギー・ジュピラーリーグにおいて5ゴール8アシストという驚異的な活躍を続けているのが日本代表の森岡亮太です。

ヴィッセル神戸にいた頃から非常に技術の高い選手でしたが海外でここまで活躍する事を予想していた人は多くないでしょう。

この活躍を受けてか2017年11月にブラジル、ベルギーに挑む日本代表にも選出されましたね。

今回はそんな森岡亮太のプロフィールやプレースタイルを見ていきたいと思います。

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森岡亮太のプロフィール

名前ー森岡亮太(もりおか りょうた)

出身地ー京都府

生年月日ー1991年4月12日

身長ー180cm

体重ー70kg

ポジションーMF、FW

利き足ー右足

森岡亮太は京都府の出身で、地元のユースクラブであるセルソウFCを経て高校サッカーの強豪校である京都府立久御山高等学校に進学しました。

森岡が3年生の時にヴィッセル神戸とセレッソ大阪から入団オファーがあり、ヴィッセル神戸を選択してプロ入りを果たします。

プロ入り2年目から徐々に出場機会を増やし、J2に降格してしまった2013年からは10番を背負ってエースとしてプレーするなど神戸の主力として活躍を見せます。

2014年にはハビエル・アギーレ体制下の日本代表にも招集されますが、そこでトップレベルとの差を痛感、海外でのプレーをより意識するようになりました。

そして2016年にポーランドのシロンスク・ヴラツロワに移籍、ここでも10番を背負って主力でプレーします。

ポーランドでの活躍が評価された森岡は2017-2018シーズンからベルギー・ジュピラーリーグのワースラント=ベフェレンへ微ステップアップ。

ここで開幕から大活躍を見せ、10月25日の時点で5ゴール8アシストを記録するなどこのままの活躍を続けられればリーグMVP、より上のリーグへの移籍も見えてくる躍進を果たしています。

※2018年1月追記 ベルギーの名門アンデルレヒトへの移籍が発表されました。背番号は「10」だそうです。ステップアップですね。

なお2017年10月には日本代表にも久しぶりに招集され、2018ロシアワールドカップメンバー入りを目指していく事になります。

POINT

・ヴィッセル神戸で10番を背負う

・初めての日本代表招集で危機感を覚え海外へ

・2017年ベルギーで大活躍中

森岡亮太のプレースタイルは?

パスでゲームを作るファンタジスタ

森岡亮太の主なポジションはトップ下です。しかしセカンドトップ気味のアタッカーもできますし、インサイドハーフなど少し下がり目の中盤でもプレーができます。

森岡のプレースタイルは現代では死滅しかかっている「ファンタジスタ」系のプレースタイルを持っており、正確な長短のパスと広い視野、展開力、キープ力を駆使してペナルティエリア前でチャンスを作るのが特徴的です。

森岡本人も「一つ前でチャンスメイク」するのが好きと公言しているようにいわゆる「10番」の系譜を継いでいる選手と言えるでしょう。

また森岡はパスのバリエーションと出すまでの動きも豊富で、スペースを一刺しするようなスルーパスを始めとしてサイドに開いてからのクロスボールやサイドチェンジも正確。通常の選手では絶対に見えないであろうパスポイントもいち早くしっかり見えており振り向きざまにカーブをかけたロビングパスも出せるなどトリッキーなパスも出すことができますね。

基本的には右利きですが、左足も上手いので右足のパスコースを切られていても咄嗟に左足側にボールを隠しつつパスを送ることもできます。ガンガン相手を抜いていくタイプではないですが相手を外しながらタメを作るキープドリブルは上手いです。非常に器用なタイプですね。

ベフェレンではコーナーキックなども蹴っておりここからアシストも決めています。ミドルシュートも決めていますが、シュート自体は強烈な威力を持つわけではありません。しかし森岡はゴールの隅を正確に狙えるキック精度を持っているためゴールキーパーの隙さえ突ければ高確率で沈める事ができます。

運動量も豊富で高さもある

上記のように森岡はパスでゴールに直結するプレーができる10番ですが、運動量も豊富という現代サッカーに必須の能力も持ち合わせています。ヴィッセル神戸時代は特に敵陣のゴール前でパスを出すのはもちろんのことパスの回りが悪ければ自陣のディフェンスラインまで近づいてパスをリンクさせチーム機能を円滑にさせるようなプレーもしていましたね。

ベルギーでは結果にも出ているようによりダイレクトにゴールに絡めるようなポジション取りを意識しているそうですが、要所要所では神戸時代のようにリンクマン的役割を果たしていることも多いです。森岡本人はレアル・マドリードのイスコのようなプレースタイルを参考にしていると言っていますね。確かにパス技術の高さと動き回ってパスをリンクさせる(そして足が速くない)という所はイスコと共通するところもあります。

イスコのプレースタイルはこちらも参考に→スペイン代表イスコのプレースタイルとレアルでの欠点

また森岡亮太のプレースタイルにおける魅力はパス技術の高さだけではありません。森岡は身長が180cmと日本人選手の中では比較的高身長であり、中盤でハイボールを競り合うこともできます。実際ヨーロッパに移籍してからもヘディングでゴールを決めています。

日本代表の選手でテクニックが高い選手は比較的身長が低くなりがちなので森岡のような高身長かつ優秀なパサーというのは珍しいのではないでしょうか。

オランダでプレーする小林祐希などもそうですが、近年の日本人選手は体格も技術も持ち合わせる選手が増えてきている印象です。

小林祐樹のプレースタイルはこちらも参考に→日本代表・小林祐希のプレースタイルは?オランダでは完全にスタメンを確保

森岡がハリルホジッチの日本代表で起用されるとすればインサイドハーフになるでしょうか。スピードはあまりないですが、パス出しリンクマンをやらせるならあまり他にはいないタイプだと思うので期待したいです。ベルギーに渡ってゴールが増えるなどプレースタイルも幅を広げていっていることですしね。

POINT

・トップ下の位置でゴールを演出するファンタジスタ

・運動量も豊富でパスをリンクさせるようなプレーが可能

・身長も大きくヘディングも期待できる