スペイン代表イスコのプレースタイルとレアルでの欠点

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現代のサッカーにおいて能力の割に不遇の扱いを受けていると言われる選手の一人が、レアル・マドリード所属のスペイン代表イスコ。

レアル・マドリードの地元ファンによるアンケートでもイスコが絶大な人気を誇っています。チームがあまりにもビッグクラブ過ぎて層が厚く、出番が能力ほど多くないのは非常にもったいと感じますよね・・・

しかしジダン監督になってからは以前より格段にプレー機会が増え、質も向上しました。

今回はそんな将来的にスペイン代表の主軸を担うであろうイスコのプレースタイルや、なぜ以前はスタメンで使われなかったのかを見ていきましょう。

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イスコのプロフィールとプレースタイル

 

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国籍 スペイン

出身地 ベナルマデナ

生年月日 1992年4月21日

身長 176cm

体重 74kg

利き足 右足

イスコとはニックネームで本名はフランシスコ・ロマン・アラルコン・スアレスと言い、「フランシスコ」の最後を取って「イスコ」と称しています。

イスコは幼少からレアル・マドリードに所属していたわけではありません。サッカーキャリアの始まりはバレンシアFCの下部組織からになります。

そこで才能を認められたイスコは2011年にマラガと正式契約し、リーガエスパニョーラの1部で活躍を始めます。

マラガはイスコが加入するまでのシーズンで二桁順位が続いており、決して強いと言えるチームではなかったのですが、イスコが加入したシーズンはオーナーが変わってファンニステルローイなど補強が上手くいったこともあり4位まで躍進。

マラガのクラブ史上初めてとなる欧州チャンピオンズリーグ出場に大きく貢献したイスコは欧州中のビッグクラブから目をつけられる事となります。

そしてイスコにとってタイミングが良かったのか悪かったのか、2012年当時所属のマラガは財政難を引き起こして複数の選手を放出しなければならない状況になっていました。

前述の活躍で注目が集まっていたイスコの獲得を表明したのは「白い巨人」レアル・マドリード。こうしてイスコはビッグクラブに移籍する事となったのです。

イスコのプレースタイルは?

まずイスコが得意とするポジションですが、一番合っているのはトップ下でしょう。しかしサッカーセンスにあふれるためウイングやボランチ、インサイドハーフなど中盤から上のポジションはほとんどこなせる選手です。

イスコのプレーで一番の特徴はパスにもドリブルにも発揮される「ボールコントロール」。

足に吸い付くようなタッチでスイスイ相手を抜いていきます。またパスセンスも非常に高く、ゲームメイクも担当できる頭脳も持ち合わせています。

スピードがあるわけではないですが、相手の動きを細かく視認して逆を突くセンスもあり、チャンピオンズリーグで対戦したシャルケの内田篤人も「こちらのプレーの全て逆を行かれた。イスコさんまじ神」と称賛していますね。

その才能は現在レアル・マドリードで監督をしているジネディーヌ・ジダンにも例えられ、ジダン本人もイスコの才能を絶賛しています。またそのいかにもスペインらしいプレースタイルから同じバルセロナのアンドレ・イニエスタにも例えられることもあり、イニエスタも「イスコはスペイン代表の未来」と期待を寄せています。

基本的に攻撃的な選手ですが、センターハーフやインサイドハーフで使われるときは守備にもしっかり戻ってくる勤勉さも持っています。

イスコは様々な武器をバランスよく持っているとても万能な選手と言えるでしょう。

イスコがレアルでスタメン機会が少ない理由

その技術でスペイン人、マドリディスタからの信頼も厚いイスコですが・・・その能力に見合うほど起用されていないのが現状です。

レアルの中盤にはルカ・モドリッチやトニ・クロースらがいますが、その二人を上回るほどのパフォーマンスは披露できていないと首脳陣は判断しているのでしょう。

イスコの欠点としてはやはりスピードに欠けるといった点が挙げられると思います。特にカウンター時には「イスコどこ?あ、まだ追いついてない」と思う時がたくさんあります。レアルはカウンターを多用するチームでもあるのでスピードに乗った突破ができないのはスタメンの少なさに影響しているでしょう。

また守備も頑張って走ってはいますが上手ではありません。守備のポジショニング面もイスコの課題と言えるでしょう。

現状イスコは比較的ポゼッション寄りの戦術で、かつ後ろにアンカーなど守備専プレイヤーを置くフォーメーションでのトップ下がベストだとは思いますね。

少しボールを持ちすぎな所もありますので、レアルで安定してスタメン起用されるならその辺も改善が必要でしょうね。