ベルギー代表フェライニのプレースタイルは?プレミア屈指のフィジカルと空爆力

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その独特なアフロヘアーからピッチの上で非常に目立つマンチェスター・ユナイテッドのベルギー代表マルアン・フェライニ。大きくて空中戦が強くしょっちゅうジャンプしているため余計に目立ちますよね。

一時期パフォーマンスが良くなかったためユナイテッドサポーターから批判の声も多かったフェライニですが、監督モウリーニョの信頼は厚く2017ー2018シーズンは非常に重要な中盤のピースとなっています。

今回はそんなフェライニのプロフィールやプレースタイルを見ていきたいと思います。

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マルアン・フェライニのプロフィール

 

Glad to be back to Belgium 🇧🇪

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名前ーマルアン・フェライニ・バッキウィ(Marouane Fellaini-Bakkioui)

国籍ーベルギー、モロッコ(代表はベルギー)

出身地ーブリュッセル(エテルベーク)

生年月日ー1987年11月22日

身長ー194cm

体重ー85kg

ポジションーMF

利き足ー右足

マルアン・フェライニはベルギーの首都ブリュッセル首都圏地域にあるエテルベークで生まれましたが、両親がモロッコ人であるためモロッコ国籍も所有しています。

フェライニのサッカーキャリアのスタートは同じブリュッセル首都圏地域にある名門アンデルレヒトから始まります。

その後モンス、セラン、シャルルロワとベルギー国内のいくつかのクラブチームの下部組織を渡り歩いた後最終的にスタンダール・リエージュに所属、2006年にトップチームデビューを果たします。

スタンダールではトップチーム昇格初年度から主力としてプレーする事に成功し、2シーズンと数試合を過ごしてイングランド・プレミアリーグのエヴァートンに移籍が決定、ステップアップとなりました。

エヴァートンでは当時監督を務めていたデヴィット・モイーズに大いに気に入られセンターハーフやトップ下で絶対的な主軸として活躍、2013-2014年からマンチェスター・ユナイテッドに移籍しています。

代表チームはベルギー代表を選択、U-19世代の頃から招集されA代表にも選出されています。

POINT

・スタンダールでは若くして出色の活躍

・エヴァートンでは「戦術フェライニ」と言えるまでの活躍

・ユナイテッド移籍後モウリーニョの元で復調気配

マルアン・フェライニのプレースタイルは?

プレミアでも屈指のフィジカルパワーと高さ

 

Happy with 3 points #MUFC

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フェライニの主なポジションはセンターハーフ、トップ下、及びアンカーといった中盤の真ん中を得意としています。

フェライニのプレースタイルで特筆すべきはやはりその「フィジカルパワー」と「空中戦の強さ」でしょう。

フェライニは身長が194cmとデカい選手が数多く在籍するプレミアリーグの中でも一際サイズが大きく幅もあって見た目通りフィジカルコンタクトに抜群の強さを見せます。

プレミアリーグと言えばファールの基準が他のリーグより緩く、ハードなタックルでも笛が鳴らないことが多いですが、そのプレミアリーグにおいてもフェライニと単純な身体のぶつけ合いになれば勝てる選手はほとんどいないと言えるほどです。

空中戦も攻守に渡って非常に強力。エヴァートンの時にはフェライニを前線に上げてフェライニ目がけて適当にロングボールを蹴っているだけで多くのチャンスを創り出していました。守備の際もセットプレーの守りからクロスボールの跳ね返しまで空中でボールを競り合う展開で抜群の強さを発揮していましたね。

エヴァートン時代にはモイーズ、現在所属のユナイテッドではモウリーニョとパワー重視のサッカーを好む監督に愛されるのも納得のフィジカルパワーを誇っています。

フェライニのような選手を使ったロングボール戦術は「美しくない」など何かと批判を浴びやすいですが、ここまでパワーと空中戦に特化した選手がいる場合は緊急時の攻撃オプションとしても非常に有効で相手によっては絶大な破壊力を生みます。

運動量も豊富、足元の技術も悪くはない

またフェライニはデカいだけでなく運動量も豊富で、中盤を大きく動き回りながらチャンスメイクやパスコース作り、カウンターを喰らった際のプレスバック、相手ボックス内への侵入などもサボらずやってくれるタイプです。

おそらくフェライニ自身もボックス内における自分のヘディングが強力な武器になることは理解しているのでしょう。よく中盤からドスドス走ってきてペナルティエリアの中でクロスボールを待っているシーンを見かけます。

中盤の選手がこのようにボックス内に積極的にランを掛けてくれると相手のマークも分散しますし、ターゲットも増えます。

さらにフェライニは決してクリエイティブなプレーができるわけではありませんが、大柄なフィジカルプレーヤーにしては足元の技術も悪くないです。シンプルに捌いて近くにいる味方に渡すボールタッチは上手いと言えますね。

チームにボールを配給できる選手がいなければ創造性の無さは致命傷です。しかし現在のマンチェスター・ユナイテッドにはマティッチやマタなどパスセンスに長けた中盤の選手が揃っているので不振に陥っていた過去のシーズンとは違いフェライニは特に難しく考える事もなく持ち味を発揮できている印象です。

マティッチのプレースタイルはこちらも参考に→セルビア代表マティッチのプレースタイルは?マンU移籍決定!

マタのプレースタイルはこちら→スペイン代表フアン・マタのプレースタイルは?マンUでは欠かせないプレーメーカーに

そんなフィジカルが強く足元も悪くないフェライニですが欠点もあります。それは少々プレーがラフすぎることです。これまでにプレミアリーグ合計では550を超えるファール、50枚を超えるイエローカードと3枚のレッドカードを貰っています。

決して毎シーズンフルに出場しているわけではないのにこのカードは少し多いですね。肘を振り回したりすることも多くこの点は少し改善の余地はあるでしょう。(少しずつ改善されつつあるが)

フェライニとマンチェスター・ユナイテッドの契約は2018年で切れます。2018年にはフリーでガラタサライなどが獲得を狙っていると噂されますが、モウリーニョがフェライニのことを気に入っているだけに延長の可能性もあるかもしれません。何より2017-2018シーズンはフェライニ自身これまでのシーズンより好調に見えますし、ユナイテッドの戦術的にも重要度が増していると思いますしね。

POINT

・フィジカルと高さがプレミアでも抜けている

・運動量も豊富でボックスにも飛び込める

・カードと不用意なファウルが多いのが難点