楽天・松井裕樹の凄さは?伝家の宝刀スラーブに加えてストレートも成長!

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2017年シーズン好調が続く東北楽天ゴールデンイーグルス。

野球チームが好調な時に必ず必要になるポジションと言えば・・・「抑え」ですよね。

抑えはチームが勝っている時のラスト(基本的に)に登板する投手で試合を「無事故」で終わらせる役割を担う投手の花形ポジションです。

その楽天の守護神を任されているのは甲子園でも名を馳せた松井裕樹選手。

今回は驚異のスライダーと抜群のストレートの威力を持つ松井裕樹選手のプロフィールや凄さを見ていきましょう。

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松井裕樹のプロフィールと経歴

松井裕樹のプロフィール

名前ー松井裕樹(まついゆうき)

出身地ー神奈川県横浜市

生年月日ー1995年10月30日

出身校ー桐光学園高校

身長ー174cm

体重ー74kg

ポジションー投手

スタイルー左投げ左打ち

松井裕樹選手は横浜高校、東海大相模高校など強豪揃いの神奈川地区でトップを争う桐光学園の出身です。

その強豪の中でも松井選手は1年生の秋からエースを務めるなど早くからその才能を期待されていました。

松井裕樹の名を全国に知らしめることになったのは2年生の夏に出場した甲子園大会。1回戦の愛媛県代表・今治西高校相手に何と大会記録となる10連続奪三振、計22奪三振を奪ってプロ野球球団から一気に注目されることになります。

大会自体は準々決勝で光星学院に敗れこそするものの1大会では歴代3位となる68奪三振という記録を残しました。ちなみに1位は板東英二さん、2位は斎藤佑樹選手ですが、この二人は決勝まで行っているので投球回数が共に60回以上と多いです。松井選手はわずか36回という短い期間の間でこの奪三振記録を残しているのでその凄さが分かりますね。

松井選手は2013年U-18日本代表としてワールドカップに出場していますが、この時同僚だった同い年の山岡泰輔選手(オリックス)は松井選手との差を見せつけられて高卒即プロ入りではなく社会人で体を作り直すことを決断したというエピソードもあるほど同年代では抜けた存在でした。

山岡泰輔選手の経歴や武器のスライダーはこちらも参考に→オリックス山岡泰輔の縦スライダーがすごい!ダルビッシュも絶賛!

当然プロの球団から多数の注目を集め、2013年のドラフト会議で5球団が1位指名で競合するなか東北楽天ゴールデンイーグルスに入団することになります。

プロ入り初年度は主に先発で起用されていましたが翌2015年からはチーム事情もあって抑え、クローザーとして起用。2015年、2016年共に30以上のセーブを記録するなど球界でも最年少の抑えとして活躍しています。

2015年には高卒2年目の選手としては史上最多となるセーブ数を決めています。

普段はひょうきんだけどマウンドに上がると・・・

松井選手は普段の性格はひょうきんで先輩達にも可愛がられている選手ですがマウンドに上がると表情が一変。楽天の先輩投手である田中将大選手や則本昂大選手のように気迫を全面に出して投球するタイプです。

気合が入りすぎて言葉に出てしまうこともしばしばで同い年の西武ライオンズ森友哉選手を三振にとったときには「なんだこの野郎ぉ!」と口に出し、20歳以上年上の松中信彦選手を打ち取った時も何か吠えていましたね。

ただ相手に向けて言っているというよりは「どうだ!」と自分の気持ちが出てしまっているだけだそうです。あくまでオラオラなのはマウンド上だけという事ですね。

POINT

・桐光学園では1年生からエース

・山岡泰輔に社会人挑戦を決意させる

・普段はひょうきんだけどマウンド上ではオラオラな性格

松井裕樹の武器はスライダーとストレート!

カーブ気味に動くスライダーが脅威!

松井裕樹選手が高校時代に有名となり、三振を奪いまくっていた球種は「スライダー」です。

スライダーといえば横にずれるタイプ、縦に割れるタイプと選手や握り方によって変化は様々ですが松井選手の得意なスライダーはややカーブ気味に手元で鋭く落ちる縦割れ系統の球。いわゆる「スラーブ」と呼ばれる変化球ですね。

最初から大きく変化してくるタイプのスライダーではなく打者の手元で急激に変化するキレ味があります。

しかも松井選手の場合左手が少し遅れて出てくるフォームなのでリリースポイントが見にくく、後述する強力なストレートと区別しにくいので余計強力と言えるでしょう。

その変化量とキレが影響してプロ入り当初は本人もコントロールできず、四球を連発していましたね。現在では比較的コントロールは安定しています。

プロ入り後、ストレートも進化!

松井選手のもう一つの武器は「ストレート」です。

基本のフォーシームの握りに独自の改良を加えたストレートは球の回転数が多く、ベースを通過してもスピードが落ちずにキャッチャーミットに収まるため打者からすると浮いてくるようなボールになっています。

球質も重く、よしんばバットに当てても前に飛ばないことが多いですね。

ちょうど楽天の先輩・則本選手のストレートのような感じと言えるでしょう。則本選手の投球に関してはこちらも参考に→パリーグ奪三振王!楽天・則本昂大の凄さは?奪三振が多い秘訣とは

このストレートに関しては年々ノビ、球威が増している事に加えて上記のスライダーのコントロールも難しいため現在ではこちらのストレートの球威で押していく投球を行うことが多いですね。

またストレートと同じフォームから繰り出されるフォークのようなチェンジアップも得意球種。

この強力なストレートとチェンジアップ、スラーブ、たまに投げるカットボールと基本的に球種は4つしかありませんが(ほとんど投げないけどスプリットも一応ある)、松井選手の能力でこれを組み合わせて投げられると打つのはかなり難しいミッションになるでしょう。三振数が多いのも当然ですね。

よくいる「スライダーピッチャー」から脱却し、速球の威力とチェンジアップの効果的な使い方を覚えたことでより本格派の投手に近づいたと言えるでしょう。元々先発なので9回だけでなくイニングまたぎも余裕です。

POINT

・キレのいい「スラーブ」が凄い!

・ストレートもノビが良くて脅威

・タイミングずらすチェンジアップも武器