阪神タイガースの中盤、ゲームの締めを任されている投手、マルコス・マテオとラファエル・ドリス。
素晴らしい投手達なのは分かりますが、この二人は非常に外見が似ていて投球回も似たポイントで投げるので普段阪神の試合をあまり見ていない他球団ファンからするとどっちがドリスでどっちがマテオだか分からなくなる時がありますよね。
今回はそんなマテオとドリスの特徴やプロフィール、見分け方を見ていきたいと思います。
阪神「勝利の方程式」マテオとドリスとは?
マテオとドリス、プロフィールで比較
写真左
名前ーマルコス・アウレリオ・マテオ・ロラ(Marcos Aurelio Mateo Lora)
国籍ードミニカ共和国
生年月日ー1984年4月18日
身長ー185cm
体重ー99kg
ポジションー投手
スタイルー右投げ右打ち
写真右
名前ーラファエル・ホセ・ドリス・エルナンデス(Rafael Jose Dolis Hernandez)
国籍ードミニカ共和国
生年月日ー1988年1月10日
身長ー195cm
体重ー109kg
ポジションー投手
スタイルー右投げ右打ち
写真の左がマテオで右がドリス。
マテオとドリスは共に野球の強豪国として有名なドミニカ共和国の出身です。
年齢はドリスの方が約4歳若い年齢となっていますね。
二人とも2016年シーズンから阪神タイガースでプレーをしています。
写真を見比べてみると・・・うーん・・・南米選手らしく二人ともドレッドヘアーと髪型も似ています。しかし投球している時は区別がつきにくかったですが、よく見るとマテオの方が丸っこい顔をしていてドリスの方はシュッとした顔をしていますね。
そしてマテオの方がタレ目でドリスはキリッとした目をしています。
こうやって分析してみるとなんだか全然違う顔に見えてきたぞ・・・
また身長はマテオが185cm、ドリスが195cmとドリスの方が10cmほど高いですね。並べば非常にわかりやすいでしょう。
そして体型は顔と同じくマテオは割と腹が出ていて(失礼)ドリスは筋肉質ですが比較的スラッとしています。
マウンド上では「お腹」を見てみると区別しやすいかも?
マテオとドリス投球スタイルで比較!
阪神での役割は分けられている
マテオとドリスの区別がつきにくいもう一つの要素として「ポジションも似てる」事が挙げられます。
二人とも救援投手、リリーフと呼ばれているポジション。しかも二人連続して投げる事も多いので「あれさっきこの人投げてなかった?」と余計見分けがつきにくい事態になっています。
ただ阪神タイガースにおいて二人の役割は区別されており、現在マテオが「セットアッパー」、ドリスが「クローザー」の役割を担っています。
つまり後の回に出てきた方がドリス、という事になりますね。(基本的には)
二人ともMAX150kmを超える速球派の投手ですが、このように役割が分けられているのには理由があります。
それは得意球種の違い。
マテオはキレの凄まじい高速スライダーが武器で特に右打者に対して絶大な威力を誇ります。対してドリスのメイン武器はシュート、ツーシーム、フォークです。
どちらも空振りを取れる武器を持っていますが、落ちるフォークがあるドリスの方がより空振りが取りやすいとして金本監督は現状ドリスの方をクローザーに据えているようですね。ただチーム状況によってはマテオが抑えになる可能性もあるので100%起用方法が固まっているわけではないです。
中継ぎや抑えの向き不向きについてはこちらの記事も参考に→野球における先発、中継ぎ、抑えの向き不向きは何で決まるのか?
そう言われて顔を比べてみると・・・確かにマテオの方がスライダー投げそう顔でドリスの方がフォークで攻めて来そうな顔に見えて・・・くる・・・か・・な・・・
投球モーションは結構違う!
投球中は帽子を被っているため普段以上に見分けがつきにくいマテオとドリスですが、その投球モーションは全く異なっています。
特に特徴的なのはマテオで、大きく体を捻って右足を豪快に放り出し、体の回転力で投げる「ミニトルネード投法」とでもいうべき個性的なフォームで投球します。ドリスと比べると明らかにフォームが豪快なので投球モーションを見ればはっきり違いが分かると思いますね。
対するドリスはかなりゆったりした投球モーション。マテオと比べると大人しいフォームで、「手投げ」のようなスタイルで投球します。あれでよく150kmも球速出るな・・・と思うほどゆったりしているフォームなので、これはこれで個性的と言えるでしょう。
この二人の比較で一番分かりやすいのがこの投球モーションの違いです。他球団のファンで中継中に「あれ?今投げてるのどっちだっけ?」と分からなくなってしまった場合は「モーションが豪快なのがマテオ、手投げっぽいのがドリス」と覚えるといいと思いますね。