2017年オリックス・バファローズの外野守備に欠かせない存在になっているのが駿太です。
その強肩と俊足を活かした守備範囲の広さから「群馬のイチロー」とも言われていますよね。
昨シーズンまでは打撃があまりにも物足りなかった駿太ですが・・・2017年は比較的打撃も好調を維持し、たまに「1番」でも起用が増えていて本家のイチローに少しずつ近づいています。
今回はそんな駿太のプロフィールやその守備の凄さなどを見ていきたいと思います。
駿太のプロフィール
名前ー後藤駿太(ごとうしゅんた)
出身地ー群馬県
出身高校ー前橋商業高校
生年月日ー1993年3月5日
身長ー180cm
体重ー83kg
ポジションー外野手
スタイルー右投げ左打ち
駿太は群馬県公立高校の強豪である前橋商業高校の出身です。
中学校時代は投手としてエースを張るほどの選手でしたが、打撃力や足の速さという才能を持っていたことから高校では外野手としてプレーすることになります。
甲子園にも出場し、高校通算18本塁を放つなど活躍を見せそのプレースタイルから「群馬のイチロー」などと称されプロのスカウトに注目される存在でした。
同年代には履正社高校の山田哲人などがいてそちらに注目が集まっていましたが、駿太はオリックス・バファローズに見事ドラフト1位で指名されプロ入り。
1位といっても「外れ外れ外れ」の1位でしたが、本人はそんな高い順番で指名されるとは思っていなかったようで「1位で指名されて嬉しい」と喜んでいます。
2013年からは毎年100試合以上出場するなどオリックスにとって欠かせない戦力となっています。
ちなみに登録名がフルネームの「後藤駿太」ではなく「駿太」であるのは入団時に後藤光尊選手がいたので分かりやすく区別するため。
「群馬のイチロー」駿太の守備が凄い!
肩と守備範囲が・・・
駿太は高校時代から「群馬のイチロー」と称されていたように、その広い守備範囲と肩の強さ、俊足を売りとするタイプの選手です。
外野であればどこでも守れる選手ですが、やはり駿太の性能を最大限に活かすにはセンターが最も力を発揮できるポジションでしょう。
足が速いのでフェンス際の打球にも軽々と追いつき、右中間左中間を突き抜けるような打球でも簡単に捕球していまいます。
この駿太がいると通常ではヒットになる当たりがアウトになるので打者からしたら本当に嫌な存在だと言えるでしょうね。
肩も非常に強く、バックホームの凄さと安定感はあの阪神・糸井嘉男や広島・鈴木誠也にも劣らない強肩ぶりを見せています。プロ野球の投票による強肩ランキングでも4位に入っており、その肩は他球団の選手にも広く知れ渡っている所ですね。
広島・鈴木誠也のプロフィールなどはこちらも→広島カープ鈴木誠也の性格は?肩の強さと父親の教育が凄いエピソード
なので最近では駿太が捕球しそうな態勢に入るとランナーは進塁をやめる事も多く、それこそイチローさながらの「抑止力」を発揮しています。
足は速いけど盗塁は比較的苦手?
ただセンター守備や長打に必要な中距離のスピードは素晴らしいモノを持っていますが盗塁数はシーズンでも最高8個と俊足のイメージが強い選手にしては少ない盗塁数しか記録していません。
理由としては駿太が「トップスピードに入れば速いけど短すぎる距離のランニングが苦手」なタイプの選手であるためです。
実際駿太の一塁までの到達時間は平均で4.1秒ほど。日本ハム西川遥輝などはセーフティバント時3.1秒ほどで一塁に到達していますからこれら一線級のスピードスターと比べると駿太が短い距離のランを比較的苦手としていることが分かります。
ただ三塁に到達するのは11秒台とかなりのスピードを見せているので、長い距離を走るのは非常に速く、上記した守備範囲の広さにもつながっています。
2017年は打撃も進歩
打撃面では2017年に改善の兆しが見られています。今までシーズン通算3割を記録したことがなく、2016年は打率.192まで落ち込みスイッチヒッターに挑戦するなど打撃が迷走。あくまで守備力がメインで打撃にはあまり期待が持てなかった選手ですが2017年は6月時点で打率2割後半をキープ、三塁打も3本打っていてかなり好調の様子です。
今までは打撃の物足りなさから他の選手が先発出場する機会も多かったですが、駿太に打撃力がついてくれば不動のレギュラー、そして12球団でも屈指のセンターとしてより活躍できると思いますね。