高校生の時から将来のプロ入りを期待されていた山岡泰輔選手が社会人野球を経て2017年やっとオリックス・バファローズでプレーする事になりました。
チームの調子がいまいちで勝ち星こそついていませんが開幕1軍ローテーションにも入っており今後も期待がかかる注目の若手です。
今回はそんな山岡泰輔選手のプロフィールや最大の武器であるスライダーのキレなどを見ていこうと思います。
山岡泰輔のプロフィールとエピソード
山岡泰輔のプロフィール
お疲れ様です。
久しぶりの投稿です😆告知を球団から頼まれたので
プロデュースメニューの告知しまーす!僕がプロデュースした”天つゆたこ焼き”
是非球場で食べてください😊✌️ pic.twitter.com/Hh64cmgXlE— 山岡 泰輔 (@89ayn0625) 2017年5月3日
名前ー山岡泰輔(やまおかたいすけ)
出身地ー広島県
生年月日ー1995年9月22日
出身校・チームー瀬戸内高校→東京ガス
身長ー172cm
体重ー68kg
ポジションー投手
スタイルー右投げ左打ち
山岡泰輔選手は広島県生まれでソフトボール、軟式野球の出身者です。
硬式野球を始めたのはなんと瀬戸内高校に入学してから。プロ入りするクラスの選手の中ではかなり始めるのが遅いですよね。しかも1年生からエースを務めているので学生の頃から抜けた才能を持っていた選手と言えるでしょう。
3年時の広島県大会では後に巨人に入団する事になる田口麗斗と延長引き分け再試合に持ち込み甲子園出場を決めるなど素晴らしい活躍を見せました。
この甲子園の投球を見たダルビッシュ有選手が自身のツイッターで「これは一番だわ」と感嘆するほどキレキレの状態でしたね。
ダルビッシュも「こういう選手はすぐにプロに行くべき」と言っていましたが、山岡選手はすぐにプロに行く事はせず進路を社会人野球の東京ガスに進めます。
山岡泰輔が社会人に行った理由は?
高卒でもおそらくドラフト上位指名は可能だったかと思いますが、なぜ山岡選手は高卒→社会人のルートを選んだのでしょうか?
本人はU-18の日本代表に選ばれた時、同じく選出されていた桐光学園の選手で現在楽天の抑えとして活躍している松井裕樹選手との差を感じたためと言っています。
しかし当時山岡泰輔選手を育てていた瀬戸内高校の監督によれば山岡選手は身長172cmと小柄でまだまだ線も細く、また肘の具合も良くなかったため即プロに行っても通用しないし故障するだけだと考えていたようです。
プロ入りを待つ逸材がゴロゴロ存在し、かつレベルが高いわりにプロほど日程のきつくない社会人野球で体を一から鍛えなおす道を勧めたのは英断と言えるのではないでしょうか。
実際に山岡選手は体格も良くなり(まだ少し細いけど)肘の状態も上向き、「社会人ナンバー1」とスカウトに評価されるほどの選手になりました。
そうして高卒→社会人選手のドラフト指名が解禁になる3年を経た2016年のドラフト会議でオリックス・バファローズから1位指名を受けてプロ入りを果たすことになるのです。
山岡泰輔のスライダーが凄い!
そんな山岡泰輔選手の最大の武器はダルビッシュも絶賛した「スライダー」にあります。
通常の横スライダーも投げますが、特にすごいのは「縦」に割ってくる「縦スライダー」です。
フォークのようにストンと「落ちる」のではなくギュインと「下に曲がる」ような軌道でキャッチャーミットに収まります。
ストレートと同じようなリリースポイントから繰り出されるため、コースよく決まれば高確率で空振りを取れる決め球だと言えますね。
またフォークと違って比較的ワンバウンドなどが少ない球種なので三塁にランナーがいる時でも躊躇なく使っていけますね。
こちらはパ・リーグ公式チャンネルによる山岡選手の縦スライダーを集めた動画です。
本人は褒められたダルビッシュ有のスライダーを参考にしていると言いますね。
確かに縦スライダーのキレだけで言えばスライダーを得意とするダルビッシュ有や田中将大などのメジャーリーガーにも決して負けてないと思います。
また身長172cmと小さいわりに回転数が多いのか球速は150kmを超えるなどストレートのノビも素晴らしいです。打者がボールの下を叩かされているような事も目立ちますね。
後はもう少し体を増量できればもっと球威、球速は上がってくるはずなので今後の成長にも期待したいです。