ドイツ代表ヴァイグルのプレースタイルは?パスセンスに優れたドルトムントのアンカー

シェアする

※当サイトは記事内にアフィリエイト・アドセンス広告を含む場合があります。

現代サッカーにおいて守備的なミッドフィルダーの位置であるアンカーは非常に重要性が高いですよね。

守備ではセンターバックの前で攻撃の芽を摘み、攻撃ではパス回しやゲームメイクの中心となるチームに欠かせないポジションです。

ブンデスリーガの強豪ボルシア・ドルトムントに所属するドイツ代表の若手ユリアン・ヴァイグルもそんな優れたアンカーの一人。

今回はバルセロナやマンチェスター・シティも狙っているとされるヴァイグルのプロフィールやプレースタイルを見ていきたいと思います。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

ユリアン・ヴァイグルのプロフィール

 

Jaaaaaaaa ….!!!!! 😊😊🤙🏽 🏆 #hejabvb09 #dfbpokal #team

Julian Weiglさん(@juweigl)がシェアした投稿 –

名前ーユリアン・ヴァイグル(Julian Weigl)

国籍ードイツ

出身地ーバート・アイブリング

生年月日ー1995年9月8日

身長ー186cm

体重ー72kg

ポジションーMF

利き足ー右足

ユリアン・ヴァイグルはミュンヘン南部にある小さな町バート・アイブリングで生まれたサッカー選手です。

幼い頃はミュンヘン近くのクラブでプレーし、2010年からブンデスリーガ一部にも時折顔を出す1860ミュンヘンの下部組織で本格的なサッカーキャリアをスタートさせます。

トップチームデビューは2013-2014シーズン、当時ブンデスリーガ2部を戦っていたチームで頭角を現すと2015-2016シーズンからは優秀な若手獲得に定評のある強豪ボルシア・ドルトムントに引き抜かれ移籍を果たすことになります。背番号は「33」。

以後怪我はありつつも主力の一角としてプレーを続けていますね。

またドイツ代表ではミュンヘンでトップチームデビューを果たしたU-19世代の頃から招集されており、A代表としてもEURO2016フランス大会メンバー入りを果たすなど評価されています。

POINT

・ドイツ2部で活躍

・若くしてドルトムントへ移籍

・ドイツ代表でも活躍が期待

ユリアン・ヴァイグルのプレースタイルは?

アンカーの位置で試合をコントロール

ヴァイグルの主なポジションは守備的ミッドフィルダー、いわゆるアンカーと呼ばれるポジションになります。場合によってインサイドハーフなどもこなすことがありますね。

ヴァイグルのプレースタイルで特徴的なのは「インテリジェンス溢れるゲームメイクセンス」、「パスの精度」、「鋭い読みによる守備」が挙げられます。

ヴァイグルは4-3-3の真ん中3の部分、中盤の底でパスを散らし試合をコントロールする能力に長けている選手なのです。

現代サッカーではバルセロナのブスケツに代表されるように中盤底からのゲームメイクが非常に重要ですが、ヴァイグルもブスケツに負けず劣らずセンスを見せつけていますね。

ドルトムントは現在でこそ「ゲーゲンプレス」を選手に教え込んだユルゲン・クロップはいませんが、引き続き前からのプレスとスピードに長けた選手によるショートカウンターは健在です。

前線にいるマルコ・ロイスらのスピードを活かすには中盤からのゲームコントロールと要所で縦パスを通せる優れたパサーが必要ですがヴァイグルは正確なパスによってこれらの選手に質の高いボールを供給できます。

ロイスのプレースタイルはこちらも参考に→ドルトムントのイケメン、マルコ・ロイスのプレースタイルとは?怪我の多さも

適切にポジションとスペースを埋め、ディフェンダー達と連携しながら前後左右に長短のパスを散らすセンスはブンデスリーガの中でも屈指のセンスだと言えるでしょう。

実際2016-2017シーズンのブンデスリーガスタッツでは、ヴァイグルはシーズンを通して89.5%という高いパス成功率を記録しています。

ポゼッションサッカーには欠かせない存在なのでバルセロナや現在グアルディオラが監督を務めるマンチェスター・シティがヴァイグルの獲得を熱望しているのも当然ですね。

またヴァイグルは体の線こそ細いものの読みのセンスに優れており、次にボールが来る地点を予測して早めにパスコースに入り、中盤の底で相手チームの攻撃を遮断及びディレイさせるような守備プレーも得意です。

ダブルボランチには課題も

ただしそんなヴァイグルにも現状の課題はあります。

それはダブルボランチだとパフォーマンスが著しく落ちることです。

2017-2018シーズン、シュテーガーに監督が交代したドルトムントは4ー2-3-1のダブルボランチフォーメーションを多くの試合で採用しています。

その中でヴァイグルは怪我こそありましたがダブルボランチでパフォーマンスを落とし出場機会が減少してしまっていますね。

4-3-3や4-1ー4-1のアンカーポジションだと守備も攻撃も安定するのにボランチ間での連携、流動的なポジション取りが極めて重要なダブルボランチだと突然並の選手になってしまう現状があります。

端から見ると守備的なポジションが得意なヴァイグルに対して、トップ下気質の香川、ゲームメイカー気質のシャヒン、センターハーフ気質のダフードらとのダブルボランチは相性がいいように見えるんですけどね~。

ダフードのプレースタイルはこちらも参考に→ドルトムント移籍!ダフードのプレースタイルは?ドイツの将来を担うセンターハーフ

ダブルボランチだといくら守備寄りの役割を与えられたからといってある程度スペースに飛び込んだりドリブルで持ち込んだりする必要があるのでそのあたりのプレースタイルはこれから改善しなくてはならないでしょう。

現状ヴァイグルは流動的な動きが求められるダブルボランチではなく、中盤の底でパス散らしと守備をするアンカーというピーキーなポジションじゃないと全能力が発揮できないと言わざるを得ないです。

とはいえヴァイグルはまだ22歳、伸びしろは計り知れません。これからヴァイグルが順調に成長できれば数年後にはワールドクラスのミッドフィルダーになっている可能性も十分にあるでしょう。

移籍の噂があるマンチェスター・シティにはブスケツを育て上げたグアルディオラがいるので彼の指導を受けたヴァイグルも見てみたいですね。

ともかくこれからのヴァイグルに期待です。

POINT

・ゲームメイクのセンスが抜群

・コースを読む守備も上手

・ダブルボランチへの適応など課題も