ベルギー代表ムサ・デンベレのプレースタイルは?もっと評価されるべきトッテナムの心臓

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2017-2018シーズン非常に好調でプレミアリーグやチャンピオンズリーグで上位を狙えそうなトッテナム・ホットスパーですが、トッテナムには実力からすると過小評価されている選手がいると思います。

その選手はベルギー代表のムサ・デンベレです。

攻撃と守備両方においてトッテナムの戦術に強い影響を与えており、プレミアリーグでも屈指のセンターハーフとしてプレーしていますね。

今回はそんなもっと評価されるべきベルギー代表のムサ・デンベレのプロフィールやプレースタイルを見ていきたいと思います。

※ムサ・デンベレは同姓同名の選手もいますが、この記事で扱うのはベルギー代表のセンターハーフを務めているムサ・デンベレです。

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ベルギー代表ムサ・デンベレのプロフィール

 

A good test yesterday before the season starts 👍🏽

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名前ームサ・シディ・ヤヤ・デンベレ(Moussa Sidi Yaya Dembélé)

国籍ーベルギー、マリ(代表はベルギー)

出身地ーアントワープ

生年月日ー1987年7月16日

身長ー185cm

体重ー78kg

ポジションーMF、FW

利き足ー左足

ムサ・デンベレはアントワープ出身のベルギー人ですが、血のルーツをアフリカのマリ共和国にも持っています。

サッカーキャリアのスタートはすでに解散してしまいましたが、現在のベルギー代表に多くの出身選手を送り込むベルギーリーグのジェルミナル・ベールスホットというクラブでした。

ジェルミナルで2シーズンを過ごしたムサデンベレはその後オランダリーグエールディヴィジのヴィレムⅡ(トヴェー)に移籍。

現在ではセンターハーフとしてのイメージが強いムサ・デンベレですが、この時のポジションはFWでリーグ9ゴールを決め、翌シーズンに同じオランダリーグのAZに引き抜かれています。

AZでも得点とアシストを量産していたムサ・デンベレは2010-2011シーズンにプレミアリーグ(当時)のフルハムにステップアップ移籍をすることになりました。

プレミアリーグ移籍後は主たるポジションをミッドフィルダーに移し、初年度からコンスタントに出場機会を得ます。この活躍により2012-2013シーズンにはトッテナム・ホットスパーに移籍。現在でもスカッドに欠かせない選手となっています。

代表は生まれ育ったベルギー代表を選択し、コンスタントに招集されています。

POINT

・アフリカにもルーツを持つベルギー人

・オランダでFWとして頭角を現す

・プレミア移籍後はMFとして評価を高める

ベルギー代表ムサ・デンベレのプレースタイル

中盤でボールを「取られない」上手さ

 

Nice to play vs my friend @radjanainggolan.4 last night 🇧🇪⚽️🇺🇸 #SpursInUSA

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ムサ・デンベレはベルギー代表及びトッテナムではセンターハーフのポジションにつくことが多いですが、サイドハーフもできますし上記の通り若い頃はフォワードとしても活躍していました。

ムサ・デンベレのプレースタイルで特徴的なのは「抜群のテクニックを活かしたキープ力」、「突破力」、「運動量とフィジカル」です。

ムサ・デンベレは非常に卓越したボールコントロール技術を持っており、中盤でバックラインから出されたビルドアップパスをキープしてトッテナム自慢の前線につなげる役割を持っています。

そのボールタッチはとても繊細でテクニカル。おそらくセンターハーフポジションにおいて相手の出した足を交わしながらボールをキープするテクニックはプレミアリーグでも1、2を争う技術を持っていると思います。

こういったキープ力の高い選手は前への推進力に欠けることも多いです。しかしムサ・デンベレは元々アタッカーであり、ボールをキープするだけでなく前にもガンガン運んでいける選手でもあります。

3バックが大流行中のプレミアリーグではウイングバックの攻防ももちろん大事ですが、堅い真ん中のエリアをいかに打開していくかが勝負の分かれ目となります。ムサ・デンベレはそういった中央のエリアを高いテクニックで無理やりぶち破っていけるので有力な攻撃手段となっていますね。

またトッテナムの攻撃におけるビルドアップは主にフェルトンゲンやアルデルヴァイレルトといったセンターバックからスタートしますが、トッテナムの戦術自体前線からのハイプレス指向が強く流動的なので、プレスの勢いと判断の噛み合わせ次第ではセンターサークル付近がガラッと空いてしまうリスクもあります。そうなるとロングボールなど長めのパスを出すしかなくなりボールを失いやすいですよね。

フェルトンゲンのプレースタイルはこちらも参考に→ベルギー代表フェルトンゲンのプレースタイルは?プレミアトップクラスの攻撃的DF

アルデルヴァイレルトのプレースタイルはこちら→ベルギー代表アルデルヴァイレルトのプレースタイルは?トッテナム鉄壁コンビの一角

そこで高いキープ力を持ち奪ってからドリブルで前にボールを進められ、散らすパスも出せるムサ・デンベレのような選手をセンターに配置する事でボールリンクをスムーズにし攻撃をより活性化及び守備時のリスク軽減を行うことができますね。

フィジカルも強く運動量も豊富で理想のMF

そしてムサ・デンベレはボールを扱う技術だけでなくフィジカルも強い選手です。運動量も豊富で相手のボールホルダーにタフなタックルを仕掛けてそこでボールを奪い切ることも可能になっています。

プレミアリーグのセンターハーフはどうしてもフィジカルコンタクトの強さを求められますが、ムサ・デンベレは難なくこなしていますね。185cmと体格も大柄で空中戦にも一定の仕事が期待できます。

トッテナムにはエリクセンというこれまた運動量が豊富でパスの上手い優秀な司令塔がいますが、彼はフィジカルパワーに優れているタイプではないですし、より前線でゴールに絡むことで真価を発揮する選手ですのでムサ・デンベレが彼の後方を守っています。

エリクセンのプレースタイルはこちらも参考に→デンマーク代表エリクセンのプレースタイルは?トッテナムの絶対的司令塔!

ムサ・デンベレはキープ力、ドリブル技術、ボール奪取能力とおよそ現代のミッドフィルダーに求められる要素を高いレベルで兼ね備えている選手で今よりもっと評価されるべきでしょう。

すでにムサ・デンベレは30歳になりましたが、このプレースタイルを持っていればどこのリーグでも活躍できると思います。この後のキャリアも注目していきたいですね。

POINT

・中盤でボールをキープできる

・キープだけでなく前にボールを運ぶ勢いも

・フィジカル、運動量共に理想的