2017-2018シーズンからドイツブンデスリーガのヘルタ・ベルリンに移籍したオーストラリア代表のマシュー・レッキー。
開幕戦で2ゴールを挙げ、ヘルタ・ベルリンでは主力となりそうな気配があります。ヘルタ・ベルリンには日本代表の原口元気選手がいますが、ポジションが被っているだけにスタメンを奪われる可能性も高いでしょう。
レッキーはオーストラリアの選手なので代表という意味でも怖い存在ですよね。
今回はそんなマシュー・レッキーのプロフィールやプレースタイルを見ていきたいと思います。
マシュー・レッキーのプロフィール
名前ーマシュー・アラン・レッキー(Mathew Allan Leckie)
国籍ーオーストラリア
出身地ーメルボルン
生年月日ー1991年2月4日
身長ー181cm
体重ー78kg
ポジションーMF、FW
利き足ー右足
マシュー・レッキーはメルボルン出身のオーストラリア人選手で、ユースではオーストラリアの地域リーグチームであるブリーン・ライオンズに所属していました。
18歳になったレッキーは才能を見込まれ、オーストラリアAリーグのアデレード・ユナイテッドに移籍。
そしてアデレードで若くして成功を収めたレッキーは2011-2012シーズンから早くもドイツ・ブンデスリーガのボルシアメンヒェングラートバッハに引き抜かれることになります。
さすがにブンデスでもトップクラスのチーム力を持つボルシアでは出場機会は多くなく、2軍と行ったり来たりの生活が続き、2012年には当時2部リーグのFSVフランクフルトにレンタルで移籍(長谷部や乾が所属したフランクフルトとは別のチーム)。
翌年にはFSVフランクフルトで31試合に出場するなど主力として活躍しましたね。
2014-2015シーズンからは同じく当時ブンデスリーガ2部だったインゴルシュタットに移籍。ここでは初年度に32試合7ゴールという数字を残してインゴルシュタットの2部優勝と1部昇格に貢献しました。
その後もレッキーはインゴルシュタットの主力として活躍しましたが、2017-2018シーズンからはヘルタ・ベルリンに移籍しています。
オーストラリア代表ではU-19の頃からコンスタントに招集されていますね。
・アデレードで主力として活躍
・ブンデスで複数のクラブを渡り歩く
・インゴルシュタットで2部優勝と1部昇格に貢献
マシュー・レッキーのプレースタイルは?
スピードと突破力が優れているサイドアタッカー
マシュー・レッキーの主なポジションは左右のウイングとサイドハーフ、ウイングバックといったポジションです。サイドアタッカーに分類していいでしょう。
スピードとドリブルの突破力に特徴があるプレースタイルで、タッチライン際でボールを受けてそこから単独でチャンスメイクができる怖いサイドプレーヤーですね。
特に左ウイングに入ったときはロッベンのように鋭いカットインから右足でシュート(ロッベンは左利きだけど)、という選択肢を選ぶことが多くこのプレーがタッチも細かく、かつシュートエリアもそこそこ広いのでかなり厄介で強力な武器になっています。
常にゴールを見ながらボールに触れているので直接ゴールに絡むようなボールタッチをするので相手ディフェンスラインは常にレッキーに気を配らなければなりません。
コンビネーションプレーも悪くなく、センターにいる司令塔ムーイとのパス交換で相手エリアにどんどん入っていくシーンはオーストラリア代表ではよく見るシーンですね。
ムーイのプレースタイルはこちらも参考に→オーストラリア代表ムーイのプレースタイルは?ハダースフィールドの10番!
さらにレッキーはスピードとドリブルだけでなく、相手のラインの位置を確認しては裏へと積極的にフリーランを掛けてくるので相手の最終ラインに掛かるプレッシャーも大きいですね。
特に同じアジア地区である日本代表のディフェンス陣は素早いラインコントロールを苦手としているのでレッキーのようにドリブルと裏のスペースへの飛び出しで選択肢を押し付けてくるタイプへの対処は簡単ではないでしょうね。
メンタルも強い!原口にとっては強力なライバル
またサイドのアタッカーらしくメンタルが強くて仮に奪われたとしても何度でもドリブルやスペースアタックを仕掛けてくるタイプでもあります。ウイングバックやサイドハーフ、インゴルシュタットではサイドバックでも試されるなど運動量と守備時のインテンシティも持ち合わせていますね。
2017年6月に行われたFIFAコンフェデレーションズカップでもドイツ代表相手に積極的に仕掛けていたシーンは非常に印象深いです。プレーもかなり通用していましたしね。
2017年8月に開幕したブンデスリーガでもレッキーはすでに2ゴールを挙げており目下絶好調。同じくヘルタ・ベルリンに所属する原口元気からポジションを奪い取りそうな雰囲気です。
原口とはプレースタイルもポジションも被っているのでライバルと言っていいでしょう。原口のほうがピッチを上下する能力は高いですが、ゴール前の精度においては現状レッキーの方が優勢です。
原口のプレースタイルはこちらも参考に→日本代表原口元気のプレースタイルは?ハリルも評価するドリブルと運動量
いずれにしてもレッキーは日本代表にとってとても厄介なプレースタイルを持っているので、日本代表対オーストラリアの試合では常にレッキーの動きに注目すべきです。もちろんブンデスリーガでも。
・スピードと突破力がすごい!
・フリーランも上手く、裏のスペースを突く才能もある
・ゴール前の精度に欠ける最近の原口元気にとって強力なライバル