クロアチア代表コバチッチのプレースタイルは?チェルシーにローン移籍!

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能力の高い若手がひしめいているレアル・マドリードにおいて、単なる若手からすでに主力の一角としてプレーしているのがクロアチア代表のマテオ・コバチッチです。

まだ23歳ですが、その技術はレアル・マドリードのレギュラーメンバーの中に入っても輝いていますよね。同じクロアチア代表のモドリッチも大きな期待を寄せています。

※2018年8月追記 チェルシーに1年間のローン移籍が決まりました。

今回はそんなコバチッチのプロフィールやプレースタイルを見ていきたいと思います。

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マテオ・コバチッチのプロフィール

 

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名前ーマテオ・コバチッチ(Mateo Kovačić)

国籍ークロアチア、オーストリア(代表はクロアチア)

出身地ーリンツ(オーストリア)

生年月日ー1994年5月6日

身長ー178cm

体重ー77kg

ポジションーMF

利き足ー右足

コバチッチは両親ともにクロアチア系の人ですが、コバチッチが生まれる前にオーストリアに移住していたため出身はオーストリアとなっており、クロアチアと両方の国籍を所有しています。

サッカーキャリアのスタートは生まれ育ったオーストリアのリンツというクラブでしたが、10代の前半のうちにルーツであるクロアチアの名門ディナモ・ザグレブの下部組織に移籍します。

ザグレブでは16歳でトップチームデビュー、クロアチアリーグの最年少得点記録と最年少出場記録を更新し、2年目から主力として定着します。

数多のビッグクラブがコヴァチッチの獲得を狙いますが、獲得競争に勝利したのはイタリアセリエAのインテル・ミラノ

インテルでは10番を託されるなど期待されており、コンスタントに出場こそしていたものの、インテルが赤字経営を禁止するファイナンシャルフェアプレーの対策のため数人の選手を売却しなければならなくなりコバチッチは放出されてしまうことになりました。

コバチッチが売却されたのはスペインリーガエスパニョーラのビッグクラブであるレアル・マドリード。レアルがコバチッチを獲得した背景には同じクロアチア代表のルカ・モドリッチの助言もあったそうですね。

レアル・マドリードでは当初スペイン語の習得が遅れたりパフォーマンスが安定しなかったりと苦しんでいましたが、徐々にプレー時間は増えていき、2016-2017シーズンは27試合に出場するなどレアルの中盤において主力の一角として貢献しました。

※2018年8月追記 チェルシーへのローン移籍が決定。本人が退団を希望しているとの報道もありましたし、クルトワがレアル・マドリードに移籍する事も発表されていますのでその絡みもあっての移籍でしょうね。

代表はクロアチア代表を選択、すでに2014年ブラジルワールドカップも経験しています。

POINT

・ディナモザグレブでは最年少得点記録を更新

・インテルでは10番を着けてプレー

・レアルマドリードでもすでに主力の一部

マテオ・コバチッチのプレースタイルは?

華麗な技術と抜群のセンスを持つファンタジスタ

コバチッチの主なポジションはインサイドハーフとセンターハーフ、そしてトップ下という中央のミッドフィルダーです。

プレースタイルの特徴は卓越したボールタッチの技術運ぶドリブル、そしてスルーパスが挙げられます。

コバチッチのボールタッチの繊細さ、柔らかさはレアル・マドリード不動の中盤であるモドリッチやクロースにも決して劣っていなく、スペインリーグの中でも特別な技術の高さと華があります。

ヒールパスや軽くボールをまたいで交わすような技術もありますね。

ドリブルは技術の高さとスピードを兼備しており、ペナルティエリアで相手の最終ラインに突っかけるドリブルも可能ですし、中盤の底から距離を稼ぐように無理やり持って上がるような強引なドリブルも非常に上手で効果的です。前述の通りボールタッチが華麗で奪われないためレアルの戦術において非常に強力な武器になっています。

またコバチッチはドリブルのフォームも上半身が安定していて素晴らしいです。フィジカルが強いとまでは言わないもののユニフォームを引っ張られてもボールをキープし続けるボディバランスはかなりのものを持っていますね。

そしてコバチッチのプレースタイルで最も特筆すべきはスルーパスのセンス。ボールを持てば相手最終ラインの前後の位置、左右の幅を常に確認しておき、ピッチ中央のサークル付近から一発でディフェンスラインを切り裂く決定的なスルーパスが出せます。

サイドチェンジも上手いですね。ドリブルで少し持ちすぎな部分もありますが、キープしながら逆サイドをいつもしっかり確認しているので適確なサイドチェンジを送ることが可能です。

この辺は同僚クロースから勉強している点も大きいと思いますね。確かにサイドチェンジの時の顔の上げ方や上半身のバランスのとり方はクロースに近いフォームに感じます。

クロースのプレースタイルはこちらも参考に→ドイツ代表クロースのプレースタイルは?パス精度がトップクラスの凄さ

いずれにしても華麗な技術とプレースタイルを持っている「ファンタジスタ」系の選手で本領を発揮できるのはトップ下の位置でしょう。レアルに移籍してから守備意識と強度もずいぶん改善しているので下がり目のセンターハーフでももちろん悪くはないですけどね。

同国代表モドリッチとの違いは?移籍の噂も?

 

#ThankYouMiami you’ve been great… #ChicagoWatchOut here we come! 💪 #halamadrid

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ちなみにコバチッチはパスのセンスや相手を交わす技術の高さからよく同僚で同代表のモドリッチと比べられますが、コバチッチはまだモドリッチほどゲーム全体をコントロールする技術は高くありません。

しかしその分上述の通りコバチッチにはよりスピードと突破力が備わっている選手でより直線的な攻撃が可能になっています。

モドリッチのプレースタイルはこちらも参考に→レアルの主役・モドリッチのプレースタイルは?苦労人エピソードも

現状の課題としては少しパフォーマンスの不安定さが見られる時があることですかね。シーズンを通して出場する試合全てハイクオリティのプレーを見せるタイプではありません。(インテルの頃よりは大分マシになったけど)

コバチッチはレアルの将来を担う貴重な存在ですが、2017-2018シーズンからスペイン期待の若手でインサイドハーフやアンカーでプレーでき、よりアグレッシブに守備ができるタイプのセバージョスが加入したのでポジション争いは簡単ではありません。

セバージョスのプレースタイルはこちらも参考に→レアル移籍!セバージョスのプレースタイルは?問題児な一面も

状況によってはコバチッチの移籍も可能性ゼロではないでしょう。トッテナムやリバプールなどプレミア勢が狙っているとの噂もありますね。いずれにしてもコバチッチほどの選手がベンチを温め続ける姿はあまり見たくないので出場できるチームでプレーしてほしいです。

※チェルシーに決まりましたがプレミアでどうプレーするのか楽しみですね。

POINT

・ボールタッチは繊細で華麗

・テクを活かしたドリブル突破とスルーパスに定評あり

・モドリッチより直線的な攻撃は優れる