日本シリーズは延長や引き分けになった場合どうなる?今一度ルールをおさらい!

シェアする

※当サイトは記事内にアフィリエイト・アドセンス広告を含む場合があります。

セ・リーグとパ・リーグのクライマックスシリーズ覇者が対戦する日本シリーズ。

2016年広島カープと日本ハムファイターズの日本シリーズは一進一退の攻防でとても白熱した歴史的なシリーズでしたね。2017年もエキサイティングな試合が展開されそうです。

ところでこの日本シリーズは引き分けや試合が中止になった場合はどうやって勝敗を決めるのでしょうか?試合数は全部で7試合ですが実力が拮抗しているチーム同士の対戦なので引き分けを挟む可能性もあるはずです。

今回はそんな野球の日本シリーズにおけるルールを改めて確認し、引き分けや延長になった場合の勝敗の決め方を見ていきたいと思います。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

野球の日本シリーズとは?

プロ野球日本シリーズは日本の野球リーグがセントラルリーグとパシフィックリーグの2つに分かれた1950年から始まっている両リーグの王者が激突する「日本一決定戦」です。

プロ野球がセとパに分かれた理由はこちらも参考に→プロ野球のセリーグとパリーグの分け方は?意味や由来も

2006年まではリーグの王者が対戦する方式でしたが、2007年にポストシーズントーナメントである「クライマックスシリーズ」が導入されたことにより現在では必ずしもリーグ王者同士の対戦にはならず、各リーグで3位以内であれば日本シリーズ進出のチャンスがあります。

日本シリーズは全部で7戦行われ、先に4勝した方を優勝とします。隔年で1、2、6、7戦を開催するリーグと3、4、5戦を開催するリーグが入れ替わり、2017年はパ・リーグ側の球場が1,2、6,7戦の会場で3、4、5戦がセ・リーグ側の会場で行われます。

なお、通常ペナントレースの試合主催は各球団ですが日本シリーズに関しては日本プロ野球機構(NPB)が主催する形になっていますね。

2016年までの結果ではセ・リーグが35勝、パリーグが32勝とほとんど互角と言っていい成績となっています。

POINT

・セとパのクライマックスシリーズの勝者が激突

・基本的には7戦で先に4勝した方の優勝と成る

・開催会場の順番は隔年で入れ替え

日本シリーズで予告先発や指名打者のルールは?

日本シリーズで予告先発はある?

では日本シリーズで予告先発のルールはどうなっているのでしょうか。予告先発とは試合前日に翌日の試合の先発投手を公表するルールのことです。予告先発があるとファンも目当ての選手を目的に見に行きやすいですし、監督も投手に合わせて打線も組みやすいというメリットがありますが、「野球は試合前の駆け引きも重要」という考えをする人もおり是非はまちまちの評価となっています。

現在ペナントレースでは両リーグ予告先発制度を導入していますね。

実はこの予告先発、日本シリーズにおいては導入を必須とはされていないのです。したがって上記のように「試合前における戦術の駆け引き」を重要視するセ・リーグは予告先発を使用しないことが多く、それにつれてパ・リーグのチームも予告先発を使わないことがほとんどです。

しかしルールで決まっているわけではないので日本シリーズ開幕前に監督とチーム同士が協議して予告先発制度を導入することは可能になっています。

実際に2016年の日本シリーズでは広島の緒方孝市監督が日本ハムの栗山英樹監督に予告先発制度の使用を持ち掛け両チームで合意。予告先発制度を使って試合が行われました。

日本シリーズで指名打者は?

投手の代わりに打席に入る攻撃専門の指名打者(DH)ですが、ご存知の通りパ・リーグでは導入されていてセ・リーグは導入していません。

日本シリーズではそれぞれの本拠地で試合する場合、そのリーグの基準に準拠するというルールになっています。つまりセ・リーグ球団の本拠地での試合であればDHなし、パ・リーグ球団の本拠地での試合であればDHありで行われるという事ですね。

DHについてはこちらも参考に→野球におけるDH制度のメリットとデメリットは?セリーグが導入しない理由は?

POINT

・予告先発を使うかどうかは年による

・指名打者(DH)はホーム側のリーグルールに準拠

日本シリーズは延長や引き分けになったどうなる?

延長は何回まで?

ペナントレースにおける延長は12回までですよね。以前は15回までやっていましたが、2018年度から1~7戦までは12回延長までで試合を終了することになりました。引き分けになって第8戦以降にまで決着が伸びた場合、第8戦からは延長なしの無制限試合が始まります。

引き分けで7戦では勝負がつかなかった場合は?

日本プロ野球の日本シリーズは上記したように12回延長でも決着がつかなければ引き分けとして記録されます。

日本シリーズは全部で7戦ですが、引き分けをいくつか挟んだ場合最終的に勝ち星で両チームが並ぶ可能性もありますよね(3勝3敗1引き分けなど)。

その場合もちろん決着がつくまで試合が行われます。つまり第8戦を行うというわけです。ちなみに上記のように8戦目は引き分け無しの延長無制限で行われますが、悪天候などで中止になった場合は9戦目も行われます。確率的に8戦目までもつれることは少ないですが、一度だけ実際に例があり1986年の広島カープ対西武ライオンズの日本シリーズが第8戦目まで行っていますね。

8戦目の開催球場は7戦目が開催された球場で行い、もし9戦目まで行われた場合は移動日を設けて逆のホームスタジアムで試合を行うことになります。

ちなみに日本シリーズは「4勝」することが優勝の条件となりますので理論上は第1戦~7戦全ての試合で引き分ければ最大14戦まで行われることになりますが、おそらく確立を考えるとそんなことは起こらないでしょう。

POINT

・日本シリーズの延長は15回まで

・決着つかなければ引き分け

・引き分けを挟んで勝ち星が並べば第8戦目及び9戦目が行われる可能性も

日本シリーズは延長ルールに注目すると面白いかも?

紹介したように日本シリーズはセ・リーグとパ・リーグという普段違うルール同士で試合をしているチームが対戦するイベントであるためペナントレースとは若干ルールが異なる場合があります。

特に延長や引き分けになった場合ルール上レアな第8戦または第9戦が行われる可能性もあるので日本シリーズでは引き分けになるかどうかに着目すると貴重なシーンが楽しめるかもしれません。

日本シリーズ進出のため勝つ必要があるクライマックスシリーズについてはこちらも参考に→野球のクライマックスシリーズのルールとは?そもそも開催する必要性はある?

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

シェアする

フォローする