フランス代表フェキルのプレースタイルは?ビッグクラブが獲得を狙う超絶ドリブラー

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圧倒的な選手層により2018年ロシアワールドカップ及び2020年EURO大会で優勝候補に挙げられているフランス代表ですが、現在フランスリーグアンのオリンピック・リヨンに所属するナビル・フェキルがブレイクの兆しを見せています。

リヨンでの圧倒的なプレーによりバルセロナやレアル・マドリードに獲得の噂があり、プレミアリーグのアーセナルもトップターゲットにしているという報道がありましたね。

今回は近い将来リヨンを離れ、ビッグクラブへの移籍が確実視されているナビル・フェキル のプロフィールやプレースタイルを見ていきたいと思います。

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ナビル・フェキルのプロフィール

 

Une victoire tous ensemble 💪🏽Merci la #TEAMOL #NF18

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名前ーナビル・フェキル(Nabil Fekir)

国籍ーフランス、アルジェリア(代表はフランス)

出身地ーリヨン

生年月日ー1993年7月18日

身長ー173cm

体重ー72kg

ポジションーMF、FW

利き足ー左足

ナビル・フェキルはジネディーヌ・ジダンやカリム・ベンゼマなど数多くの名選手を輩出しているアルジェリア系フランス人です。したがって国籍はアルジェリアとフランス両方の国籍を所有していることになります。

フェキルのサッカーキャリアのスタートは近年大物選手を多数育成しているフランスの名門であり、地元であるオリンピック・リヨンの下部組織から。

2013-2014シーズンにトップチームに昇格すると2014-2015シーズンにはリーグアンで13ゴール9アシストという若手としては出色の成績を残し、後述する凄まじいドリブルスキルから「リヨンのメッシ」とまで称されるようになりました。

しかし2015年フェキルはフランス代表の試合で右ひざの十字靭帯を断裂するというサッカー生命に関わりかねない大怪我を負ってしまいます。この怪我によりビッグクラブからの注目は一旦白紙になってしまいました。

懸命なリハビリにより2016-2017シーズン復帰後は怪我前と変わらぬ性能の高さを見せつけ、ビッグクラブからの注目も復活している状況です。なお、リヨンでの背番号は「18」番となっています。

上記の通りフェキルはアルジェリアとフランス両方の国籍を所有していますが、代表に関しては生まれた国であるフランス代表を選択しています。

POINT

・名選手が多いアルジェリア系フランス人

・リヨンでは怪我がありながら凄まじい活躍

・フランス代表でも期待の存在

ナビル・フェキルのプレースタイル

世界トップクラスのドリブル技術

 

Toujours déterminé. Merci aux supporters ! 💥👊🏼 #NF18 #TeamOL

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フェキルは攻撃的な仕事ならどこでもプレーすることができ、センターフォワードからウイングフォワード、高めのサイドハーフにトップ下と2列目より前ならあらゆるポジションをこなせます。

フェキルのプレースタイルで最も注目すべきは何と言っても「ドリブルテクニック」です。

「リヨンのメッシ」という二つ名が示す通り、フェキルは繊細過ぎるボールタッチで相手の逆を取り、狭いスペースを簡単にスルスル抜けていくテクニックを持っている選手なのです。リヨンの試合を見ているとまるでウイニングイレブンで操作されているかのようなスライド式ドリブルを披露しています。

ボールの置き所も素晴らしく、ディフェンダーが足を伸ばしてくれば交わせるしそのままステイするならスピードで抜き去ることができる、という絶妙な位置に常にボールを置いてプレーができるタイプですね。

そのためフェキルは抜いていくドリブルだけでなくキープ力も高く、2列目でタメを作って相手のディフェンスラインを操作することも可能です。

このキープ力と美しいボールタッチにより同じアルジェリア系フランス人のレジェンドであるジネディーヌ・ジダンと比較されることもありますが、ジダンは比較的クラシカルな10番だったのに対しフェキルはよりソリッドにゴールに迫るプレーが特徴的なためプレースタイルは少し異なっています。

フェキルはおそらくドリブルの巧さだけで見れば5大リーグの選手の中でも10本の指に入るテクニックの持ち主だと言えるでしょう。

ミドルレンジのキックも抜群の精度

そしてフェキルの特徴はドリブルだけではありません。利き足である左足キックの精度(右もけっこう上手い)も非常に精密でコーナーキックや直接フリーキックのキッカーを務めています。

もちろんミドルシュートも上手く、ゴールキーパーの隙をついてセンターサークル付近から超ロングシュートを沈めたこともあります。

フェキルのようなプレースタイルを持つドリブラーがミドルシュートも持っているというのは非常に効果的ですよね。ミドルもある、とディフェンダーが考えていればシュートコースを塞ぐことも考えて守らばければなりません。したがってフェキルとディフェンダーの間にスペースが生まれやすくなり、フェキル自慢のドリブルがより活きることになります。

正直フェキルのドリブルとミドルシュート両方に対応しながら守れるディフェンダーは世界でもそうそういないでしょう。

移籍先はまだ分かりませんが、トップターゲットとして狙っていると言われるアーセナルは間違いなくフェキルのプレースタイルに合うと思います。

今のアーセナルは優秀なアタッカーが多数いますが、リヨン時代の盟友ラカゼットはストライカー気質ですしエジルはプレーメイカー、オーバメヤンはドリブルで突破していくタイプではありません。

ラカゼットのプレースタイルはこちらも参考に→フランス代表ラカゼットのプレースタイルは?アーセナル移籍決定!

エジルのプレースタイルはこちらも参考に→ドイツ代表エジルのプレースタイルは?個性的なファッションエピソードも

したがってドリブルで前にガンガン突っかけるタイプがいない現在のアーセナルにフェキルが加入することになれば戦術の幅を大きく拡げることになり、強力なオプションになると思われます。守備はあまり期待できないものの、上記した通り攻撃のポジションなら左でも右でもセンターでもできるというのも大きいですね。

フランス代表は層が厚すぎるためフェキルがロシアワールドカップ本番のメンバーに選ばれるかは分かりませんが、出場した際はフェキルの超絶ドリブルスキルに注目することをお勧めします。

※2018年6月追記 ロシアワールドカップフランス代表に選出されましたね。さらにアーセナルではなくリバプールFCへの移籍濃厚というニュースも報道されています。

リバプールは強力3トップの控え層が決して厚くないのでセンターフォワードもウイングもできてスキルの高いフェキルの加入は価値のあるオプションになりそうですけど・・・メディカルチェックで引っかかっているようです。

POINT

・狭いスペースを抜けていけるドリブラー

・相手に選択肢を掛けられるミドルシュート

・アーセナルには合うタイプ