今夏アトレティコ・マドリードやアーセナルなど複数のクラブから関心を寄せられ、移籍の可能性が濃厚となっているリヨンのフランス代表アレクサンドル・ラカゼット。
※2017年7月追記アーセナルに史上最高額で移籍が決定しました。
まだ国際舞台やヨーロッパリーグの舞台でそのプレーが取り上げられる事は少ないため、印象に残っている方は多くないと思います。
しかしプレーのクオリティはインパクト抜群。ビッグクラブでも間違いなく活躍できる逸材です。
今回はそんなラカゼットのプロフィールや経歴、プレースタイルを見ていきたいと思います。
アレクサンドル・ラカゼットのプロフィール
名前ーアレクサンドル・ラカゼット(Alexandre Lacazette)
国籍ーフランス
出身地ーリヨン
生年月日ー1991年5月28日
身長ー175cm
体重ー73kg
ポジションーFW
利き足ー右足
ラカゼットはジャマイカにルーツを持つリヨン生まれのフランス人選手。
見た目の貫禄が凄いですがまだ26歳です。
サッカーキャリアを始めたのは生まれ育ったフランスの強豪チーム、ベンゼマなどを生んだオリンピック・リヨンのユースチームからでした。
Uー17フランス代表に選ばれ始めると2010年にはトップチームデビューを果たし、徐々に頭角を現し始めます。
ラカゼットの才能が完全に開花したのは2013年シーズンから。この年にリーグ戦15ゴールを決めると翌2014ー2015シーズンにはリーグ戦27ゴールを記録して得点王、フランス最優秀選手賞を受賞するなど大暴れ。
その後のシーズンも21ゴール、28ゴールと3年連続20ゴール以上を記録しており、もはやフランスリーグでは誰にも止められない存在となっています。
・ジャマイカをルーツに持つリヨン生まれのフランス人
・フランスリーグでは3年連続20ゴール以上など敵なし状態
アレクサンドル・ラカゼットのプレースタイル
シュートセンスが高くゴールパターンが豊富
ラカゼットの主なポジションはセンターフォワード。しかしサイドやトップ下の位置まで柔軟に動き回るタイプでもあるので2列目より上のポジションならどこでもやれると思います。
プレースタイルの特徴としてまず目に付くのは抜群のシュートセンス。とにかくシュートが上手く正確で、左右両サイドやミドルレンジからも狙えるゴールパターンの豊富さが魅力の選手ですね。
特にシュートの際に下半身を大きくしならせるようにして打っていて、身体能力の高さや天性のバネを感じます。
瞬間的な加速力も爆発的で足元の技術も高く、反転も非常に速くゴールに迫るタイム感というかスピード感はトップリーグのフォワード達と比べても遜色ありません。
身長は175cmと小さいですがボディバランスが良く、フィジカル能力も長けていてDFに力任せになぎ倒されるシーンはあまり見ませんね。
また得点能力だけでなくベンゼマのようにトップ下とフォワードの間に陣取ってボールを持ちながら広い視野でスペースメイキング、ラストパスを出す、といったプレーも可能。
単なるストライカーではなく近代的でなんでもできるタイプのアタッカーだと言えるでしょう。
アンリ2世?アーセナル移籍が決定!
そのゴールセンスとプレー幅の広さから「アンリ2世」と呼ばれる事もありますね。
確かにプレーを見ると少し小さくなったアンリっぽい印象を受けます。
これだけの能力を持ちながら何年もリヨンに留まっているは不思議ですが、2017年の夏アンリのいたアーセナルやリヴァプール、アトレティコ・マドリードなどにラカゼット獲得の噂が立っており、本人も「まだ僕のゴールはヨーロッパのメインシーンでは知られていない」と発言するなどそろそろ移籍したくなってきた様子。
※2017年7月追記アーセナルが史上最高額で獲得する事が発表されました。
アーセナルは合いそうですね~。
ともかく能力自体は間違いなくビッグクラブでも通用する素材ですから今後の動向が楽しみです。
・身体能力が高く、シュートセンスに優れる
・ボディバランスも高いのでなんでもできる近代型
・2017年オフにやっと移籍