ドイツ代表エジルのプレースタイルは?個性的なファッションエピソードも

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2013年にレアル・マドリードからアーセナルに移籍してすっかりチームの代表的選手として定着しているドイツ代表のメスト・エジル。

その華麗なボールタッチとパスの精度は現役選手の中で最高クラスのものとなっていますよね。

そしてその個性的なファッションも話題になる事が多い選手でもあります。

今季はそんなメスト・エジルのプロフィールやエピソード、プレースタイルを見ていきたいと思います。

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メスト・エジルのプロフィールとエピソード

メスト・エジルのプロフィール

 

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Mesut Özilさん(@m10_official)がシェアした投稿 –

名前ーメスト・エジル(Mesut Özil)

国籍ードイツ、トルコ(代表はトルコ)

出身地ーゲルゼンキルヘン

生年月日ー1988年10月15日

身長ー180cm

体重ー70kg

ポジションーMF

利き足ー右足

メスト・エジルはドイツ生まれですが血統的なルーツはトルコにあるトルコ系移民の人です。

生まれた街はドイツでも炭鉱の街として有名なゲルゼンキルヘン。

ゲルゼンキルヘンはドイツブンデスリーガ1部に所属するFCシャルケのホームタウンとしても有名で、エジルもシャルケのユースチームに所属してサッカーをしていました。

ちなみにこの時通っていた学校には当時同じシャルケのユースに所属していたマヌエル・ノイアーもおり、同級生で非常に仲が良いようです。

順調にいけばシャルケの絶対的なエースとして育つはずでしたが、契約の面でチームと揉めて結局ヴェルダー・ブレーメンに移籍してしまいます。

ブレーメンではポカール(ドイツカップ)を獲得しブンデスリーガでも上位に食い込むなど活躍を見せましたがエジルの名を本格的に知らしめたのは2010年の南アフリカワールドカップでした。

マヌエル・ノイアーやトーマス・ミュラー、サミ・ケディラなどと共に在から比べれば比較的知名度の低かったドイツをベスト4に導き、一気にビッグクラブから注目を集める事になります。

そして2010年の夏にレアル・マドリードに移籍。

レアルでも多数のアシストを記録するなど活躍していましたが、モウリーニョとの対立やアンチェロッティからの信頼低下、そして父親の意向もあって2013年に現在も所属するプレミアリーグのアーセナルに移籍する事となります。

敬虔なイスラム教徒

エジルは敬虔なイスラム教徒であることも有名です。

代表戦の国歌斉唱時間には国家を歌わず黙って目を閉じて心の中で「コーラン」を唱えていますし、イスラム教徒が義務で断食を行う期間である「ラマダーン」にもしっかり取り組んでいるようです。

聖地であるメッカに巡礼している姿を自身のSNSに投稿していた事もあります。

ちなみにラマダーンはアスリートが重要な試合と重なる場合は多少日程をスライドできるらしく、エジルもワールドカップやEUROとラマダーンが重なったときは断食せず日の出ている時間からしっかり栄養を補給しています。

なのでプレーに断食が影響する事はないそうです。

ファッションが個性的

エジルはC・ロナウドのような飛びぬけたイケメンではないですが、目が大きくて女性から大変人気のある選手でもあります。

特に個性的で本人も一家言持っているのがファッション

自身のイニシャルをもじった帽子を作って仲のいいノイアーやドラクスラーに配っています。また世界中で人気の漫画「キャプテン翼」の大ファンで主人公の大空翼が描かれたすね当て(シンガード)を愛用していますね。

左が若い時のエジル。すんごい髪型だ・・・ちなみに右上はカソルラで右下はジルーです。

また音楽ではラップが好きらしく、ナイキの企画でラップを歌わされていた事もありました。

こちらはナイキのサッカーアカウントにアップされている動画。2分30秒あたりからエジルが歌い出します。

なかなか悪くないのでは?(たぶん)

メスト・エジルのプレースタイル

エジルのベストポジションは10番

そんなファッションが個性的なメスト・エジルですがプレーも非常に個性的で唯一無二の存在感を誇っています。

ベストポジションは「10番」、トップ下が最も力の発揮できるポジションでしょう。アーセナルやドイツ代表では2列目のシャドーやウイング気味の位置でも使われているので攻撃的なポジションであればどこでもこなせる選手と言えます。

そしてエジルのストロングポイントとしては「トラップ」技術と「パス精度」が挙げられます。

足首が非常に柔らかく、基本のインサイドトラップはもちろんのこと滅茶苦茶な態勢からでもボールに少し触れただけでベストの位置にコントロールします。

トラップだけで見ればあのジネディーヌ・ジダン並みの技術を持っている選手だと思いますね。

またパスに関しては正確なだけでなく視野も広大。

特にエジルのプレーに関してよく見られるのは「マイナス」の方向に出すクロスやラストパスです。フォーム自体を見ると前の選手にパスを当てようとしているように見えるのですが、実際には全く違う真横や後ろにいるフリーの選手にパスを出すことがあります。

それがいいアクセントになって相手DFのマークを外し、チャンスタイムになっていることも多いですね。

エジルはDFに正対しながらも足首の角度をちょっと変えるだけでパスの方向、強弱を変えられるトリッキーなプレーが得意なのでそれも大きいでしょう。

こういったプレーは視野が広く、かつフリーの選手やスペースを早めに見つけるセンスが必須で難しいです。

こちらはアーセナル公式チャンネルによるエジルのアシスト集。

2列目ではプレミアトップのパス数

2016-2017シーズンのプレミアリーグのスタッツを見てみるとパス数でエジルは7位につけています。

1位がチェルシーのセンターバック、アルピリクエタで2位がアーセナルのジャカ、3位がマンチェスター・シティのフェルナンジーニョ、4位以下も・・・とエジルよりパス数で上位の選手は皆センターハーフかそれより後ろでプレーしている比較的タッチ数が多いポジションの選手。

ほぼ2列目固定で前線付近にいることが多いエジルがパス数で上位に食い込んでいるという事は、エジル自身が非常に正確で優れたパスセンスの持ち主であり、アーセナルのパスワークの中心にいる事の証明と言えるでしょう。

参照元:プレミアリーグ公式「Stats Centre

エジルの難点としては若干運動量が少ない事とプレーエリアが狭い所でしょうか。フリーランはやるタイプですが守備も得意ではないですし2列目のポジションでかつチーム全体の調子が良くないとあまり輝かないタイプなのでそこも批判されがちです。

そういった守備面での貢献の少なさも踏まえていかにも「10番」といったテクニカルな選手で、見ていてファンタジーを感じる選手だとは言えるでしょう。