コロンビア代表ファルカオのプレースタイルは?モナコで復活を遂げた「虎」

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2018年ロシアワールドカップで日本代表は初戦でコロンビア代表と当たる事になりました。

コロンビアはテクニックとスピードを兼備した名プレーヤーが多く、2014年のブラジルワールドカップでも敗れており苦戦が予想されます。

そして日本にとって厄介な要素がもう一つ。2014年に大怪我を負って不在だったエース、ラダメル・ファルカオが2017年ASモナコで復活しているのです。

今回は一時期メッシやC・ロナウドに匹敵するとまで言われたコロンビア代表ファルカオのプロフィールやプレースタイルを見ていきたいと思います。

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ラダメル・ファルカオのプロフィール

 

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名前ーラダメル・ファルカオ・ガルシア・サラテ(Radamel Falcao García Zárate)

国籍ーコロンビア

出身地ーサンタ・マルタ

生年月日ー1986年2月10日

身長ー178cm

体重ー72kg

ポジションーFW

利き足ー右足

ファルカオはカリブ海に面するコロンビアのサンタ・マルタという街で生まれ、幼い頃はコロンビアのランセロス・ボヤカというクラブの下部組織でプレーしていました。

その後南米各国からスターの卵が集まるアルゼンチンのリーベル・プレートの下部組織に移動、ここでプロキャリアをスタートさせます。

リーベルでデビューしたファルカオは2006年頃から主力として定着し始め、2007-2008シーズンには公式戦19ゴール、2008-2009シーズンには16ゴールを決め、南米ベストイレブンに選ばれるなどの活躍を見せます。

この活躍によりファルカオはヨーロッパの各クラブから目を付けられ、2009-2010シーズンにはポルトガルリーグの名門ポルトに移籍、ポルトでも公式戦34ゴール、38ゴールと異次元の能力を見せ2011-2012シーズンからはリーガ・エスパニョーラのアトレティコ・マドリードに移籍します。

リーグのレベルは徐々に上がっていますが、アトレティコでもファルカオは2シーズン合計で70ゴールを挙げるなどこの時点で世界ナンバーワンのストライカーと評されることになります。

アトレティコでの活躍により各ビッグクラブが注目しますが、ファルカオはフランスリーグのASモナコに移籍を決断。しかしここで左膝前十字靭帯断裂というサッカー選手生命に関わる大けがを負って結局2014年ブラジルワールドカップには出場ならず。

その後もマンチェスター・ユナイテッド、チェルシーに移籍しますが、怪我の影響か全盛期の姿は見られずプレミア挑戦を終えます。

しかし2016ー2017シーズンに復帰したASモナコではようやく復調を果たし、公式戦30ゴールでモナコのリーグアン制覇に貢献するなど30歳を過ぎて全盛期の得点力が戻ってきていますね。

POINT

・名門リーベルプレートで頭角を現す

・ポルトとアテレティコで大爆発

・怪我によりプレミアでは結果を残せずもモナコで復活

ラダメル・ファルカオのプレースタイルは?

抜群の嗅覚を誇るコロンビアの虎

ファルカオの主なポジションはセンターフォワードですが、アトレティコ・マドリード時代はトップ下、セカンドストライカーのようなポジションをやる事もありましたね。

ファルカオのプレースタイルで特徴的なのは「獣のようなゴールへの嗅覚」、「シュートパターンの豊富さ」、「効率的になったポジショニング」、「ボールを収める技術」といったところです。

上記のようにファルカオは2014年ブラジルワールドカップ前に靭帯を断裂する大怪我を負いました。それまでのファルカオのプレースタイルは抜群の身体能力とスピード、ジャンプ力などを活かし、強引に相手のボックスをこじ開ける絶対的なストライカーで「エル・ティグレ(スペイン語で虎)」と呼ばれるほど凄まじいパワフルさを武器とするタイプでした。

2016-2017復活を遂げたモナコでもそのゴール嗅覚は健在で、自分の所にボールがこぼれてくるポイントを本能的に嗅ぎ分けゴールを量産しています。

しかし復活後のファルカオのプレースタイルは過去とは微妙に異なっています。現在のモナコでは以前のような強引さをあまり出さず(出せず?)、効果的にスペースを探しより少ないボールタッチでゴールをしとめ切る「ゴールハンター」のようなプレースタイルに変貌しています。

ポジショニングも以前よりディフェンダーの左右の隙間、アンカーとセンターバックの隙間を縫うような動きを増やしており、ソリッドにゴールに向かっています。

虎は虎のままですが年齢を重ねて狡猾さが増し、より効率的な狩りができるようになった印象ですね。モナコは若いチームで後ろの選手の運動量も豊富ですからよりファルカオの効率的にゴールに迫るプレーが光っています。

シュートの種類も多くポストも強い

そしてシュートパターンの豊富さは昔からファルカオの武器でしたが、これは今でも変わっていません。崩れた体制からのシュート、左足、右足、ドッカンミドル、カットイン、ループシュートなどなど状況に合わせてありとあらゆる種類のシュートを打てます。もちろんフリーキックも強力です。

身長は178cmでセンターフォワードとしては小さめですが本人も自負しているようにヘディングの技術が高く、空中戦でも強さを見せます。

またセンターフォワードにとって重要な仕事であるポストプレーにも一定のクオリティがあります。ポストのパターン自体は多いとは言えないですが、ボディバランスが良く楔のパスをしっかり受け止めて保持してくれるので得点だけでなく攻撃の起点にもなれますね。

コロンビアにはハメス・ロドリゲスなど優秀なパサー兼2列目スコアラーがいるのでポスト関連の連携が非常に驚異的です。

日本が所属するロシアワールドカップグループHの注目選手はこちらも参考に→ロシアワールドカップで日本と対戦する国の注目選手17人!地味だが相当強いグループH

総じてファルカオは怪我によって以前の強引さこそ失われ、プレースタイルは少し変わりましたがストライカーとしての完成度という意味ではまだまだ高いクオリティを誇っていると思います。

怪我さえなければ間違いないくビッグクラブの器でスアレスやレバンドフスキと並び称されてもおかしくないゴールゲッターだけに今後も怪我だけには気を付けてもらいたいですね。

スアレスのプレースタイルはこちらも参考に→ウルグアイ代表スアレスのプレースタイルは?ゴールだけではないその凄さとは?

レヴァンドフスキのプレースタイルはこちらも参考に→ポーランド代表レヴァンドフスキのプレースタイルは?その凄さはどこにある?

順調にいけばロシアワールドカップのメンバー入りも確実でしょう。日本とコロンビアは初戦を戦いますが、復活を果たしたファルカオをどうやってボックスから遠ざけるかが戦術のカギになると思います。

POINT

・強引さは影を潜めるも狡猾さは増す

・スペースを取るプレーが以前より進化

・どこからでもゴールを狙えるストライカー

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